術・学芸系サークルの催し物(11月分)

 学生センターが「催し物」一覧を発行しています。ここでは私自身の覚え書きとして、衣笠キャンパスでのそれを再録した上で、書き加え、更に若干の感想をメモしています。11月に関しては、学園祭でのイベント、あるいは学園祭期間外イベントとして行われることが多く、それらは学園祭の「公式ガイドブック」に掲載されています。ここでは、それらの中から恒常的なサークル活動の一貫として行われており(したがって単発的な講演会の類は省略しています)、かつ私が関心を持っているものについても挙げておきます。
 
企画名 団体名 日付・曜日 時間 場所


関西六大学
合唱演奏会
メンネルコール 3日(祝) 17:00 フェスティバルホール
 *行けませんでした。
楽洛非公開寺院ツアー 古美術研究会 3日(祝) 13:00-16:00 衣笠
 *行けませんでした。
ヴェトナム・
変わりゆくサイゴン
POSTIV2001 5日(月)-8日(木)
12日(月)-15日(木)
10:00-28:00
10:00-21:00
ユニオンホール
以学館多目的ホール3
 *7日に出かけて来ました。学生とフリージャーナリストの村山康文氏が撮ったサイゴンの写真を展示するものでした。学生の写真は、自らの視点が持てていず観光写真にとどまっていると感じました。その流れで村山氏の作品を見ることになったので、最初は焦点が定まりませんでしたが、見ているうちに構成されていることがわかりました。生活→負の側面→原因としての戦争→未来としての子供、という順序でした。子供の展示にうつった時には、心打たれるものがありました。子供の写真だけではそうはならなかったでしょう。
立命能 能楽部 6日(火)
7日(水)
13:00
12:30
以学館2号ホール
 *講義と会議のために、6日の1時から2時までしか見ることができませんでした。その間の演目は、素謡「竹生島」、舞囃子「養老」、仕舞三本でした。素謡は一回生主体のようでしたが、しっかりとした発声のように思えました。ただ、全体での謡の際には、バラバラのような気がしますし、とりわけ語尾が流れるような点が気になりました。後も頑張っていましたが、どうしても線が細く感じました。その中で、窪田さんの演技に力があるように感じました。また機会があればまとまった時間、見てみたいですね。
学外展 美術研究部 7日(水)-11日(日) 11:00-19:30 BALギャラリー
 *8日の昼に出かけてきました。学外で展覧会を開催することは大賛成で、今後も頑張ってもらいたいですね。ただ、作品としては商業イラストであって、技術の訓練をしていることは見えますが、自己表現にはなっていないように思います。この間、いくつかの美術系サークルの展示を見てきましたが、いずれも薄っぺらいイラストでした。「今どきの学生」はそうなのでしょうか?
APUデー APU 10日(土) 12:00-16:00 APU
 *前日にAPUを訪ねて課外活動の現状と問題点について大学の部局や学生などからヒアリングをし、10日は一日APUデーでの学生のパフォーマンスを見てきました。技術的には高校生の学芸会レベルでしたが、表現したいという思いにあふれたパフォーマンスで、時間とお金のない中で課外活動を行っていることともあわせて、涙ぐんでしまいました。
学園祭(BKC) 学園祭事務局 10日(土)-11日(日) = BKC
学園祭(衣笠) 学園祭事務局 17日(土)-18日(日) = 衣笠キャンパス
 *BKCについては11日の昼から最後の花火まで、衣笠については17日と18日の朝10時から最後までいました。私がのぞいたイベントについての紹介は、別のページで一覧にしてまとめてありますので、上の企画名の部分をクリックしてください。今回始めて学生部の立場で参加したのですが、企画や参加している学生のエネルギーを感じただけでなく、学園祭を支えているスタッフの力量に感心しました。幸い大きな事故はありませんでしたし、人の整理、最後の清掃までてきぱきと作業が進められていました。ご苦労様でした。ただ、プロタレのイベントについては、私は立命館学生文化を創造していく上でいかなる意味があるのか、疑問に思いました。
秋公演 クラシックバレエ同好会 12日(月)
13日(火)
16:20-18:00
12:20-14:00
以学館1号ホール
 *13日に出かけてきました。第一部が創作、第二部が古典バレエ作品集、第三部がコンテンポラリー、でした。午前中のゼミが長びいたので、第一部の途中からしか見ていません。第一部の「3つのバッハ曲」は、柔らかい踊りだと思いましたが、他方で力強さが欲しかったと思います。第二部で目についたものを挙げると、「『「ゼンツァーノの花祭り』」より」はピタッと決まっている踊りであり、「『眠れる森の美女』より」はきちっとした踊りでした、「『海賊』より」は手足が長いという印象の大きな踊りでした、「『海賊』第3幕より」は大きな演技で今回の公演の圧巻でしたね。第三部「コンチェルト」はおもしろい作品でしたし、現代的な踊りの方が私は好きなのですが、ただ自らの問題関心 をもっと前面に出した作品にした方がよかったように思いました。サークルとして頑張っている一方で、舞台装置・照明・音響など、施設・設備条件の点で、最適とは言えない環境でした。合州国だと大学には必ずシアターがあり、ダンスパフォーマンスも日常的に行われていると共に地域文化の中心となっているのですが、立命館大学でも環境整備が必要だと思います。
写真展 U部写真研究会 12日(月)-15日(木) 12:00-19:00 以学館多目的ホール1.2
 *15日に出かけました。作者が作品を主体的に作ろうとしている姿勢に好感を持ちました。学生の写真を見ると、その多くは、目に付いた「おもしろい」ものを写しているにすぎないものです。そのような写真は自己表現ではありません。サークルによってはそのような作品が大多数を占めていることも珍しくはありません。少しまともなサークルであれば、主体的に作ろうとする作品の数が増えてきます。ところが、今回の展示はその全てがこのような姿勢に貫かれています。これは、サークルの気風だといえるでしょう。「作る」といった場合、そのあり方はまた多様であり、今回の展示のような作り方は「あざとい」という評価もあるでしょう。仮にその見解をとるとしても、主体的に作ろうとしていることへの評価が低くなるわけではありません。二部写真研究会としての展示は今回が最後だということですが、二部写真研究会のメンバーにはこの姿勢をもって今後も頑張ってもらいたいですね。
自主制作映画上映会 映画研究会 14日(水) 10:30-18:00 以学館2号ホール
 *水曜日は一日中BKCで講義なので、衣笠のイベントには行けませんでした。
コンサート インタープレイ 15(木) - リブロスペース
 *木曜日は衣笠で会議でしたので、行けませんでした。
2回生展  陶芸部 19日(月)-22日(木) - 以学館多目的ホール1・2
 *講義と会議のため行けませでした。
あなたはお嫁さんになれるか 産業社会学部
リム・ボンゼミ
22日(木) 16:30 以学館2号ホール
 *会議のために行けませんでした。
第40回定期演奏会 クラシックギタークラブ 22日(木) 18:30開演 府民ホールアルティ
 *会議のために行けませんでした。
第34回定期演奏会 ピアノ研究会 22日(木) 18:00開演 こども文化会館
 *会議のために行けませんでした。
月例マジックショー Magic Players 22日(木) 17:30 P109
 *木曜日は衣笠で会議なので、行けません。
11月定期演奏会 ニューミュージック研究会 22日(木)/24日(土) 13:00-18:00 学生会館小ホール
 *行けませんでした。
2001冬季展 写真部 22日(木)-25日(日)
26日(月)-30日(金)
12:00-19:00
12:00-18:30
プチトール884
以学館多目的ホール3
 *23日にでかけました。作品として完成度は高いように思いました。ただ肝心なのは内容です。敢えて挙げるならば、下濱さんや並松君の作品をあげることができるでしょうが、これらも含めて全体としてまだまだ対象と格闘できていないように思います。
第86回定期演奏会 交響楽団 23日(祝) 19:00開演 びわ湖ホール
 *ボロディン「だったん人の踊り」、チャイコフスキー「ハムレット」、チャイコフスキー「悲愴」の三曲と、アンコールとして「悲愴」の第三楽章の演奏でした。交響楽団の力量がアップしているのを感じさせてくれた演奏会でした。たとえば、以前はバイオリンが聞こえなかったのですが、いい響きになっていると思います。また、二曲目にあったオーボエのソロでもきれいな響きでした。選曲もよかったのでしょうが、「悲愴」は会場が盛り上がりました。この曲ではときどきみかけますがでも日本ではとても珍しいと思うのですが、曲の途中、第三楽章の後に大きな拍手がおきるほど、熱演でした。ただ、管楽器が不安定なように思いましたし、個々の楽器の音が聞こえてくるところでは不安定で、聴いている方が不安な気持ちにさせられました。また、子連れだったのですが帰宅が遅くなりました。少し開演を早めて終演も9時ぎりぎりではなく早められないでしょうか。
卒部展 書道部 23日(祝)
24日(土)/25日(日)
10:00-17:00
10:00-16:00
建仁寺西来院
 *23日にでかけました。とてもいい環境での展示でした。このような場所を使わせていただくことに感謝しなければなりません。展示は四回生10人の作品と共同作品であり、さすがに四回生だけあって力量のあるしっかりとしたものでした。個々の作品の感想を書く余裕はありませんが、特に目に止まった作品は、今中大介、長谷川千紗両君の作品でした。また、いつも感想として、しっかりした作品だが意欲的な取り組みが欲しい、と書いてきましたが、今回、高野君の作品がとても意欲的な試みだと感じました。なお、子供と一緒にでかけたのですが、よくしていただきました。どうもありがとう。
第39回定期演奏会 マンドリンクラブ 24日(土) 18:30開演 長岡京記念文化会館
 *三部構成で、第一部はイタリアの作品三曲、第二部は「夏の終わりのイタリア」と題した企画もの5曲、第三部は南ヨーロッパ的な曲を三曲でした。第一部の「静けき夜」はさわやかな風が吹いたような気分になりました、「運命の力」序曲は歌劇をアレンジしたものですが、マンドリンで迫力を出すことには限界があると感じました。第二部では、やわらかい気分の曲と乾いたマンドリンのからみがうまく入って来ませんでした。第三部の演奏はそれなりのものとして感じました。アンコールは「明日にかける橋」でしたが、アンコールも演奏曲目に組み込んで臨むことが見えるのは、私には鼻白むものでした。全体として、気楽に楽しんでクラブ活動を行ってるという印象でした。良くも悪くもですが、真剣に力量向上を図ろうというよりも。これは当日の進行や観客組織をしようとしないこと等とも根は同じだと思います。
11月月例ライブ T部軽音楽部ロック 26日(月)-28日(水) 13:00-18:30 学生会館小ホール
 *行けませんでした。
アトリエ展 美術研究部 27日(火)-30日(金) 9:00-18:00 以学館多目的ホール1・2
 *美術研究部はこの間、様々展示を続けています。今回はホームグラウンドでの展示なので、もっと実験的な展示方法を考えてみるとよかったのではないかと思います。作品は、BALギャラーにも出ていた田中君や学園祭での四部合同展にも出品されているた植田さんの作品に目が止まりました。美術作品になるには、基礎的力量と新たな試みの両方が必要です。基礎的力量の向上については努力してください。
自主製作映画上映会
パイナップルキッス
映画部 28日(水)-30日(金) 12:00-19:40 以学館2号ホール
 *30日の3頃から4時20分くらいまでいて、Dプロの途中からAプロの最初までの5本を見てきました。5/25本ですから、これだけで全体を語ることはできないでしょうが、印象としては、「おとなしい」ものでした。前期に見た際には、それなりに意欲的だと感じる作品がいくつかあったのですが。
秋季上映会 シネマクラブ 29日(木)-30日(金) - 以学館1号ホール
 *30日の4時20分頃から5時頃まで4本の作品を見てきました。こちらも、これだけで全体を語るのは適切でないでしょうが、印象としては、音とか音楽に依存して作った作品でした。猥雑な傾向もありました。公認団体としての映画部がある中で、独自性をしっかりと確立することが必要です。この二点がその方向性であるならば、より明確にしていくべきでしょう。
第9回自主公演 モダンジャズバレエ 30日(金) 18:00開演 こども文化会館
 *会場は満席でいっぱいでした。この間、いろいろなサークルのイベントに出席していますが、やはり元気なサークルには多くの観客が入っています。部員に一回生の人数が多いのですが、入学式でのダンスパフォーマンスが効果を挙げたようです。ダンスは三部に分かれていて、第一部は8つのダンス、第二部は「なかのダンスコンペティション群舞賞受賞作」も含めて7つのダンス、第三部はヘレンケラーを題材としたダンス、フィナーレは全員が軽音楽部JAZZ系とのセッションでダンス、というものでした。踊りの不安定なものもいくつかあったのですが、ダンスのキレがよくってかつやわらかいダンスであったのが「LIFE」、表現したいという思いにあふれていたのが「月涙」、そして受賞作品の「リベルタ」、私の目に止まった作品でした。
引退・襲名披露公演 落語研究会 30日(金) 16:30 学生会館小ホール
  *モジャバの公演にいってましたので、行けませんでした。
他大学での招待公演 能楽部 11月下旬-12月上旬 = =

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