学術・学芸系サークルの催し物(10月分)

 ここでは私自身の覚え書きとして、催し物一覧と若干の感想をメモしています。
 
企画名 団体名 日付・曜日 時間 場所 入場料


卒業公演「少女仮面」 劇団月光斜
TeamBKC
1(水)
2(木)
3(金)
4(土)
16:00開演
12:30/16:00
12:30/18:00
14:00
ユニオンホール 前売300
当日500
 *4日の最終回に出かけました。宝塚歌劇にあこがれる少女を軸にして、肉体、虚・実をテーマにした作品でした。その意味で、原作者である唐十郎らしい作品です。ただ、唐作品にある心の闇とか猥雑でドロドロした雰囲気と、現在の若者が演じる明るくきれいで清潔な舞台ならびに舞台装置との間が、明らかにそぐわない感じでした。細かい点を言えば、登場人物の春日野八千代や甘粕大尉は、唐やその世代にとっては説明抜きでイメージを共有できるのですが、おそらく今舞台の若い観客との間でイメージの共有はないでしょう。この間を埋めることが必要であったと思います。舞台造形を唐の時代あるいは紅テントにあわせるとか、逆に唐の脚本を再構成するとか。
10月吉例若手の会 落語研究会 3(金) 16:30-19:30 学生会館小ホール 無料
 *藤乃さんのいつものネタ「移動動物園」から始まり、途中で安心亭立命君の司会でなずなさんも入った大喜利を挟んで、一回生部員三人の出演でした。それぞれにキャラクターを作っているのですが、上回生のそれを彷彿とさせるところが面白いですね(紫々丸君は伝吉君の、銀治君は円雀君の、喜衛門君は左楽君の)。でもだれか創作落語もやらないかな。
ニューフェイスコンサート キークス 6(月)-8(水) 以学館2号ホール 無料
二回生展 陶芸部 6(月)-10(金) 以学館多目的H1/2 無料
 *松田君の整った作品が目につきました。ただ、全体におとなしすぎませんか。学内の展示なのだから(陶芸部は学外の展示にも積極的で、その場合には目を意識したものになるかもしれませんが)、もっとチャレンジしたもの、あるいは実験的な作品を出して欲しいように思います。今後に期待しています。
秋期展覧会 美術同好会 6(月)-10(金) 以学館多目的H3 無料
10月月例ライブ 軽音楽部 8(水)-11(土) 学生会館小ホール 無料
研究発表 映画研究会 10(金)-11(土) 9:00-19:00 以学館1号ホール 無料
新人展 写真研究会 14(月)-17(金) 11:00-19:00 以学館多目的H/1.2 無料
 *17日の夕方に出かけました。自ら主体的に作品を作っていくという姿勢が、写真研究会の特徴のように思っています。新人展ですから、新人の皆さんには大学四年間の今後に期待しています。
卒業公演「/net」 劇団月光斜 16(木)
17(金)
18(土)
18:00開演
13:30/18:00
13:30/17:00
学生会館小ホール 前売500
当日700
 *18日13:30からの回を見てきました。月光斜のお芝居では久しぶりに心から楽しませてもらいました。三次元の人工知能を半集中管理することによって世界をつなごうとする理想をもった研究者達と、現実社会の諸権力による思惑を、男女間の恋愛関係(いわゆる「三角関係」)を軸として描いたものでした。ストーリーとして、現代的な課題を扱ってるとともに、社会批判の視点をしっかりと入れており、方向性としては、理想と前向きなものとなっており、とてもすばらしいものでした。演技も、ダンスやアクションがふんだんに盛り込まれ(役者さんたちは大変だったと思います)、そのアクションもかなり練習したあとがみられるものでした。ストーリーや演技から、三年前の作品である「ラジオドッグ」を思い出しました。私は「ラジオドッグ」で月光斜のファンになったのですが、今回の作品はそれ以来のものと評価できるように思います。上演時間は2時間半にも及ぶものでしたが、時間が短く感じました。それ以外にも、時間の前後や舞台の相違を簡単な衣装で区別するとか、ハッキングも最初は迫力で、二回目はサスペンス風にという演出など、いろいろと工夫されていました。ただ、舞台装置が、ハイテクとレトロの両場面共通にしなければならないので難しかったとは思うのですが、どちらの場面にもしっくり来ていないように思えたのが残念です。
学内発表会 クラシックギタークラブ 17(金) 16:30開演  以学館1号ホール 無料
 *二部構成で、第一部が合奏ステージ゛、第二部がソロ・デュオステージでした。もっと元気な演奏がほしいですね。
定期演奏会 Jack&Beans 17(金) 12:00 BKCユニオンホール 無料
英語弁論大会 ESS 19(日) 12:00-18:00 以学館1号ホール 無料
新人ライブ Clef 20(月) 17:00-20:00 以学館2号ホール 無料
新人展 美術研究部 20(月)-24(金) 9:00-18:00 以学館多目的H/1 無料
新人展 写真研究会 20(月)-24(金) 10:40-18:00 BKCユニオンホール 無料
新人上映会 映画部 21(火)-22(水) 以学館1号ホール 無料
10月定期演奏会 NewMusic研究会 21(火)-23(木) 以学館2号ホール 無料
ビデオ上開会 映画研究会 23(木)-24(金) 10:00-19:00 以学館1号ホール
「不可解な国のアリス」 劇団立命芸術劇場 23(木)
24(金)
25(土)
18:30開演
13:15/17:00
13:15/17:00
学生会館小ホール 前売500
当日700
 *24日17:00からの回を見てきました。誘拐した少女と妻を殺した男を軸として、男女関係と、概念的認識への反感を描いた作品でした。全体は、様々な二分法とその対立という構造で作られていました。ただ、それを明確に提示した方が、二分法への批判も含めて、観客に伝えることができたように思います。映像と照明効果は印象的でした。
新人上映会 映画部 23(木)-24(金) 12:00 BKCプリズムホール
同志社グリークラブ・ジョイントコンサート メンネルコール 25(土) 17:30開場
18:00開演
大谷ホール 800円
以学館1号ホール改修工事竣工記念演奏会 交響楽団 27(月) 17:30開場
17:45開演
以学館1号ホール 無料
オータムコンサート ピアノ研究会 29(水) 17:00開演 以学館1号ホール 無料
学外展 陶芸部 29(水)-11/3(日) 11:00-18:00 町屋ギャラリー「妙芸」(花園高校前) 無料
 *最終日に子供と一緒にでかけました。ギャラリーが大正時代に建てられた町屋で、当日は生憎の雨だったのですが、それがかえってしっとりした心地よい雰囲気を生んでいて、ゆっくりと作品を見ることができました。上回生の作品が多かったのでしょうか、これまでの展覧会でもなじみのある皆さんの作品でした。毎回、同じ名前を繰り返すのも芸がありませんが、濱口君、宇田君、足立さんの作品に目がとまりました。
2003年度公演
「リトロコグニション」
劇団桜座 29(水)
30(木)
31(金)
11/1(土)
18:00
12:30/18:00
12:30/18:00
15:00
ユニオンホール 無料

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