学術・学芸系サークルの催し物(6月 分)

 ここでは私自身の覚え書きとして、催し物一覧と若干の感想をメモしています。
 
企画 名 団体 名 日 付・曜日 時間 場所 入場 料


初夏展書道部1(土)-2(日)10:00-17:00妙心寺大心院無料
 *1日11時過ぎに出かけました。鬼塚さんの児元路「行書五言律詩軸」が印象に残りましたね。王義之・顔真卿から始めているのではないかと思われる人たちもいましたが、猪遂良・欧陽詢・虞世南あたりからの方が楷書の訓練としては妥当ではないでしょうか。
第3回OB・OGコンサートピアノ研究会OB/OG1(土)13:30-18:30府民ホールALTI無料
 * 全6部で5時間近くにわたるコンサートでした。OB・OGでコンサートが続いているのは素晴らしいことだと思います。私が学生部副部長の頃にピアノ研究会 で活躍していた人たち、部長の頃に活躍していた卒業生の名前を久しぶりに見ることができました。印象に残った演奏をあげておきます。第2部、植月佳代・天 野幸さん連弾でフォーレ「スペインの踊り」、楽しい演奏でした。内藤朋子さんのリスト「ため息」、リストらしい難しそうな曲ですが、柔らかいタッチの演奏 でした、インパクトには弱いのですが好感を持ちました。第4部、田窪遼さんのMchugh「On the Sunny Side of the Street」、雰囲気のある演奏でした。土橋琢史さんのスクリャービン「ピアノソナタ第4番」、さすがにしっかりした演奏でした。第5部、渡辺泰弘さん の高木正勝他「アニソンで短編集」、アニソンの曲でもしっかり演奏すれはしっかりした曲になると思わされました。第6部、船橋理奈さんのプーランク「前奏 曲、即興曲」、しっかりした弾き手ですね。手島啓互さんのホルスト「木星」、ワクワクする演奏でした。
第109回定期演奏会交響楽団7(金)18:00開場
19:00開演
京都コンサートホール1000円
 * 最初は、学生指揮でメンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」、全体に迫力がないのと、とりわけ金管がぼやっとした演奏だったかな。二曲目からは、三年続けて 春の定期演奏会を振っていただいている大河内さん指揮。まず、メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」より三曲。序曲の最初の出だしの緊張感はうまくいっていた のだけれども、次の展開部から少しづづ狂ったかな。ただ、弦はしっかりと弾けていたように思いました。三曲目は、シューマン「交響曲第一番」。全体として 元気がない感じでした。曲自体が難しくて、自らの演奏をするのに精いっぱいだったのかもしれません。観客は800名と、伸びませんでしたが、集客に努力し たことはわかります。出身高校へ行って広報したことから高校生がまとまって来場していました。また、ゼミの先生が何人もいらっしゃっていました。私がお話しした 方だけで、法学部の松宮先生、山本先生(指揮者のゼミ)、本山先生(ビオラ奏者のゼミ)、政策科学部の田林先生(団長のゼミ)、文学部の上田先生、名誉教 授の田中先生がお見えでした。
初夏展書道部13(木)-14(金)9:50-17:00ユニオンホール無料
第40回独重奏会クラシックギタークラブ14(金)18:00開場
18:30開演
府民ホールALTI無料
 * ポップス・フラメンコ・クラシックの三部構成。次の所要のため、第一部のみ聞いてきました。第一部は全五曲。まず「Galaxy Express 999」、軽快な演奏でした、ただ、メロディ以外のギターももっと前に出た方が面白いかな。「Reflection」、曲名どおり静かな曲でのんびりと聞 いていたいですね、ただ、緊張していたのでしょうか音がまとまりませんでした。「未来へ」、弱音部もしっかりと音を出してほしいですね。「Sunday Morning Overcast」、気分がでていました、ただ、音の流れている部分が残念です。最後は「龍馬伝」、演奏を頑張ったですね、ただ、気分をどう出すのか課題 のようです。会場は半分近くが埋まっていて、観客の入りはよかったのではないでしょうか。ギタークラブの皆さんはギターを教えたり等、いろいろな取り組み をしており、入りの良さはその反映でしょうか。
定期演奏会ピアノ研究会19(水)16:30以学館1号ホール無料
夏の立命寄席落語研究会20(木)-21(金)16:30学生会館小ホール無料
サマーコンサートマンドリンクラブ22(土)13:30開場
14:00開演
子ども文化会館無料
前期全体展陶芸部24(月)-28(金)10:00-18:00以学館多目的3無料
 *25 日の昼に出かけました。「わたしの宇宙」という共通テーマで作陶された作品コーナーが設けられていました。もっと広いスペースをとって、各自の想いも含め て展示できればよかったなと思います。ぎっしりと詰めて展示していましたから、どの作品が誰の作品なのかわからない程でした。一般の展示も、狭いスペース にぎっしりと、陶器市のような展示方法でした。陶器市と作品展とは分けて、作品展は、ゆったりとスペースをとって、厳選した作品を展示した方が、見る方も 楽しめると思います。
初夏展美術研究会24(月)-28(金)10:00-18:00以学館多目的1/2無料
 *25日の昼に出かけました。多様な素材による表現でした。そのなかで、単なるイラストにならないような表現であったのは、美研らしいと思いました。ただ、せっかくの展覧会なので、小品展ではなく、大作を出品してほしいですね。
新人展写真部25(火)-30(日)11:00-18:00ギャリエヤマシタ無料
 *26 日の夕刻に出かけました。光が面白いと思わせてくれる作品がいくつかありました。たとえば、三浦「洛陽」、李「君の前に春がある」、謝「無言の塔」「倒影 の息」、門田「夕暮れの光」。モノクロームの作品もいくつかありましたが、躑躅を撮っていたりするので、色を感じさせてくれるようになればいいのに、とも 思いました。新人展ということで一回生あるいは上回生の新入部員の展示ですから、これからの作品を楽しみにしています。
2013年度夏公演
「夏への扉」
劇団立命芸術劇場27(木)
28(金)
29(土)
18:00
13:00/18:00
13:00/18:00
学生会館小ホール前売300円
当日500円
 *29 日の夜の部を見てきました。古い喫茶店を舞台に、過去への追憶に縛られている女の子が前を向いていく内容。内容には好感を持てました。ただ、お店にドアは 5つしかないのに、お店の名前が「Seven Doors」なのはなぜだろう。過去への扉と未来への扉があるから7つ? それとも夏への扉があるから? とするとあと一つの扉は? 一場面での会話劇な のは、立芸のいつものパターンでした。役者さんの会話が、キャッチボールになっていず、セリフを述べているだけの箇所がいくつかありました。余裕をもって 演じてほしいですね。
第52回明立交歓演奏会メンネルコール30(日)14:00開場
14:30開演
八幡市文化センター無料
 * 全5ステージでした。1st stageは、「合唱は爆発だ」と題して立命館大学メンネルコールの演奏。声が前に出てこないように思います。もっと「爆発」してほしかったかな。2nd stageは、「ほしのみち」と題して明治大学グリークラブの演奏。迫力があって、声があふれています。快感です。3rd stageは、シューベルト「Messe in G-dur」をメンネルで。テンポが速いのかな。声をゆっくりと聴きたいですね。神への祈り、その透明感もほしい。4th stageは、「三つの時刻/路標のうた」を明治グリーで。低音部がもう一つかな。5th stageは、合同で「空に、樹に」を。「聞こえる」の気分をみんなわかって歌ってほしいと思います。やはり、男声合唱の中にいると恍惚感を感じます。最 初にエールの交歓で、明治グリーが校歌を歌い出したその瞬間に、うるっ、ときました。またこれは、観客席で聞いているよりも、演奏会後のストームの場面 で、さらには、その後のレセプションでまさに歌声の中に身を置いているのが最高です。演奏会には顧問の近本先生、前顧問の伊藤先生がいらっしゃってました し、前学生部の職員も三人来てくれました。