はじめに
前回まで :1.実態把握、2.法律・裁判例の検索、3.外国法研究
今回 :4.諸学説
1.本日の課題
自らの研究テーマに関わる書籍と雑誌論文の所在をそれぞれ検索して、検索
結果のうちそれぞれ一つのタイトルと所在を提出すること。
*書籍は、著者名『書名』(発行年、出版社)、所在図書館、請求番号
論文は、著者名「論文名」掲載雑誌、巻号頁(発行年)
を提出すること
*提出先は、「課題提出用」「法・佐藤」「大学院」「0625」
2.電子情報の現状
法律学の文献で電子化されているものはきわめて少ない
例、北川善太郎『民法講要CD?ROM版』(1997年、有斐閣)
活字媒体を使わざるを得ない
→オンラインで所在の検索はできる
活字媒体を自らで電子化して活用 cf.著作権
3.オンライン・ジャーナル
1)書籍電子化の方向性
1.諸手段
1.全文テキスト
2.PDF
3.画像
2.方向性が確定していない
複数の方式を併存させているサイトもある e.g.立命館法学
それでは不経済
→いずれか一つの方式へ
cf.合衆国の公文書はPDF方式
cf.国立国会図書館は画像 電子図書館プロジェクトの概要
利用しやすい方式にするべき
利用しやすい順位は、1.テキスト、2.PDF
3.参考:電子雑誌の現状
2)リソース
電子出版データベース/国立国会図書館/オンライン雑誌・熊本学園大学・カークマスデン
Online
Journals・北海道大学図書館/Online
Resource Locator
立命館法学
*法律学に関してのリストはない。ぜひ皆さんが作ってほしい。
3)文学中心に電子化の試み
Project Gutenberg/青空文庫/プロジェクト杉田玄白
4)合衆国の例
Academi Dissertation
Publishers
4.活字書籍
1)図書館のリンク集
ARIADNE Bookstores
and Libraries/Jump
to Library
日本国内図書館OPACリスト/日本と世界の博物館、美術館、天文台へのリンク集
国立国会図書館
2)活字雑誌論文
Nacsis-IR・国立情報学研究所
ユーザー名とパスワードが必要
付属図書館職員による代行検索・有料
学術雑誌目次速報データベース/法学系紀要一覧
3)各分野毎の検索
生成する目録/平成10年度「学術情報データベース実態調査」結果/データベース集成
世界人権問題研究センター人権図書館
東京都人権啓発センター図書・ビデオライブラリー
冤罪事件関係データベース
社会・労働関係論文 法政大学大原社会問題研究所
著作権情報センター資料室
4)CD−ROM
法律判例文献情報
付属図書館1階CD?ROMコーナー
5.研究活動
1)研究者の研究
研究活動資源ディレクトリ・文部省国立情報学研究所
研究者総覧一覧
学位論文リンク集(暫定版)
2)学会
学会ホームビレッジ *学会誌の論文を探すことができる
3)大学
「大学」に関する情報源
補・障害者版/合衆国
6.スキャナー、OCR
取り込みの解像度は300dpi以上
7.図書購入
1)注意(日経パソコン 2000年1月24日号p.204より)
売り手が信用できるか
注文は控えをとっておく
代金は前払いしない
クレジットカードを利用する場合にはセキュリティシステムを確認する
e.g.SSL(secure socket layer)
ブラウザーの右下に鍵マーク、ホームページに認証マーク
が表示される
2)生協チャンネル
*学生の場合にはここがベスト
3)オンライン書店のリスト
ARIADNE BOOKS / 本をさがす
4)新刊書
書店は異なっていても、書籍のデータベースは同じ
したがって、使いやすい書店を使う
データベースには品切れにもかかわらず表示されているので、信用はできない
あえて使う価値のあるものをあげれば、電子的に在庫管理を行っている大手書店
ここであれば、版元品切れでも在庫がある場合があり、それがわかる
e.g.旭屋書店 *店頭受け取りなら送料無料 /紀伊国屋書店 /三省堂書店
ジュンク堂 *店頭受け取りなら送料無料 /丸善 /本屋さん
5)古書
包括的なデータベースはない
主要なものをいくつか検索する必要があるが、私の経験からすると効果は少ない
e.g.法律専門書店:丸沼書店/古書店案内紫式部/Bizseek
6)外国書
直接注文だと早い、ディスカウントのものや複数発注なら安く付く
単品注文ならば、生協の方が安い
関連文献の推薦などのサービスがある
e.g.amazon.com(日本サイト)/Barnes
and Noble/Borders/skysoft *日本語