2001年度 立命館大学大学院 法学研究科 法政情報処理A
  第4回 1.実態把握 A.ウェブページ検索
                                                        2001.05.07. 佐藤

はじめに
 前回まで:基本的操作の確認(WebMailシステム、ファイル操作)
       いわば、リテラシーレベルの講義で習得してることの確認
 今回から:法政情報処理の本題

 *具体的進め方
   1.レジュメは「教材配布用フォルダ」「法・佐藤」「大学院」に入れておくので、
     各自で読み出すこと(必要ならば保存すること)
    1)コメント
     *その方が、http://以下のサイトを開くには好都合
     *ファイル名は、講義回.txt となっているので欠席した者は欠席した回の講
       義レジュメを利用できる
          *私の解説のメモをとる場合には、このファイルに書き加えればよい
      各回のレジュメとメモを自分で編集して資料とすればよい
      但し、レジュメについての著作権は放棄していないので、個人利用のみ
    2)使い方
     1.「(6)教材配布用」フォルダをクリック
     2.「法・佐藤」「大学院」とクリック
     3.講義回名のファイルをダブルクリックして読み出す
    *補足
     レジュメは私のサイト(http://www.ritsumei.ac.jp/~satokei)にもおいてある
      「教材配布用フォルダ」は本教室でしか読めないので、それ以外の場から見る
        ためにはこのサイトのレジュメを参照してもらいたい
      ただし、更新は遅れる可能性が強い
   2.毎回、レジュメの中で具体的課題を設定するので、課題は「課題提出用フォルダ」
     「法・佐藤」「大学院」に提出すること
    1)コメント
     *その際にファイル名は、自らのID.txt とすること
     *この教室の中からしか提出できない。講義終了後に私のe-mail アドレス宛に
       送っても受け付けない(例年、多数あるが)
    2)使い方
     1.秀丸で課題を作成
     2.「ファイル」「名前を付けて保存」を選択
     3.「保存先」に、「課題提出用」「法・佐藤」「大学院」
       「****」←講義日付、と選択
     4.「ファイル名」として、ja0*******.txtと自らのIDをファイル名にする
   3.課題を終えた者は、毎回の講義で示されるツールを使って自らの研究にとって必
     要な情報を収集して保存し、「論文データベース」を蓄積していくこと
     *蓄積が多いほど具体的に論文を執筆する際に楽になる

1.情報収集を始めるにあたって
 *前回の作業内容をもういちど確認してください。
 1.著作権と情報倫理 cf.http://www.enc.or.jp/enc/code/rule/main.html
   「無知の新人」は許されない
   *copyleft という考え方について
  2.加害者にならない
   1.書き込み:誹謗中傷、プライバシー侵害、等
   2.チェーンメール、大規模アンケート、spamメール
   3.ソフト・実行ファイル(.exe等)・献血依頼や募金依頼・就職情報等の転送
   4.メールを送るルール:宛先の書き方、メール容量、字数、返送先、署名など
   5.多様な価値観
  3.被害者にならない
   1.ウィルス:実行ファイル(.exe等)のダウンロード
   2.プライバシー:e.g.SSL(電子認証)、ユーザー登録、ID/Password管理、
                          セキュリティ・ホール
   3.パスワード
  4.情報の信頼性
  5.サイト紹介の方針
   1.リンク集を中心とする
   2.網羅的ではなく主要なものを提示する(コアサイトの紹介)
   3.主として日本のサイトを紹介する

2.本日の課題
 ディレクトリ型のサーチエンジン一つと、ロボット型のサーチエンジン一つを使って、
それぞれで自らの研究テーマに関連するウェブ・サイトないしウェブ・ページを検索し、
検索結果の中から自らの研究にとって最も有益だと考えるウェブ・サイトないしウェブ・
ページを一つづつ選び、そのページのタイトルとURLを提出すること。
 *提出先は、「法・佐藤」→「大学院」→「0507」

3.ウェブ・サイト検索
 1)趣旨
   1.最初なので、まずは簡単な作業から
   2.検索技術を身に付ける
 2)サーチエンジンの説明
   1.サーチエンジンとは何か
     1.説明
     2.総合的なものと、特定領域のもの
   2.総合的なサーチエンジン
     1.日本のサーチエンジン一覧
       「日本の検索エンジン」、「日本のSearch Engine のリスト」      
        *インターネット視聴率:日経BP社 
     2.ディレクトリ型とロボット型
       1.説明
       2.但し、区別は相対化されつつある
          3.使い分けの技術

4.検索方法
 1)サーチエンジンでの検索方法について参考になるホームページ
   ARG(Academic Resource Guide) No.007 / No.009
 2)キーワードを考える
   1.何を検索したいのかをできるだけ詳細に考える
   2.いくつかのキーワードを決める
   3.複数の検索方針を考える
 3)主要なサーチエンジンにアクセスする
   1.ディレクトリ型:Yahoo! Japan
      2.ロボット型  :gooexcite /  infoseek lycos(アクセス数の多い順)
      3.マルチ型    :EasySEARCH
   4.新顔     :Google    ← pagerankというコンセプト cf.「Googleの秘密
                        ブリンク  ←ユーザーが公開したブックマーク
   5.国内wwwのホームページを全文検索 :Nacsis Web Search
  4)外国についての研究も行なうのであれば、当該対象国のサーチエンジンも
 5)キーワードの入力
   1.and と or と not
      2.サーチエンジン毎に入力方法は異なる

5.保存方法
 1)フロッピーディスク等に保存
      1.ホームページ全体の保存
          1.「ファイル」「名前をつけて保存」
          2.「HTMLファイル」か、「テキストのみのファイル」か選ぶ
          3.「ファイル名」をつけて「保存」
     *「HTMLファイル」を選んでも画像は保存されない、画像を別に保
       存してもリンクがうまくつながらない
      画像まで完全に保存したい時の裏技
      1.「ファイル」「ページを編集」でComposerを起動する
      2.Composerで「ファイル」「名前をつけて保存」で保存する
      3.この場合にはhtmlファイルと画像ファイルが同じフォルダレベ
        ルで保存されるので、両者を保存するためのフォルダーを作
        成しておいて、そこに「名前を付けて保存」しておくべき
     *「テキストのみのファイル」だと画像部分は[image]と表示される
     *Internet Explorerの場合には、「完全」を選択すれば画像も含
       めて全て保存される
    2.一部データのみ保存
          1.「秀丸」を立ちあげる
          2.マウスの左ボタンを押したままで、ホームページの保存したい箇
       所を選択し、右ボタンを押して「コピー」を選択
          3.「秀丸」をアクティブにして、マウスの右ボタンを押し、「張り
       付け」を選択
      3.注意
     1.「1.全体の保存」で画像も保存、文書保存、「2.一部の保存」と
       なるほどデータ量が少なくなる
      必要に応じて、保存方法を使い分けること
     2.ホームページタイトル、URL、保存日付を同時に保存すること
      「1.全体の保存」の場合には、自動的に保存される
      「2.一部の保存」の場合には、自分で保存すること
 2)プリントアウト
   この場合には、プリンターを URL、日付等もプリントする設定にすること
  3)画面のキャプチャー
   1.意味
   2.手順
     表示サイト全体 1.Print Screenを押す
             2.Paint 等を立ちあげて、編集→貼りつけ
          特定のページ    1.Alt + Print Screenを押す
             2.以下同じ
  4)更新される表データの保存
   Excelの「Webクエリ」を利用する
  5)PDFで保存
   画面のままに保存される
   adobe acrobatが必要。acrobat readerは無料配布
  6)bookmark

6.アドバンスト
 1)検索tips  1.http://の入力は不要
       2.IEを利用している場合、主要な組織であればアドレスバーに直接入力
       3.Google tool barを自分のブラウザに組み込む
 2)人物情報の探索   参考サイト ARG No.092
  統計情報の探索   参考サイト ARG No.093