はじめに
前回まで :1.実態把握、2.法律・裁判例の検索
今回と次回:3.外国法研究
今回は、下の参考書の内容紹介
次回は、Lexis-Nexis実習
1.本日の課題
自らの研究テーマに関わる、外国(国は問わないし国際法も含む)の法政情
報(いかなるものでもかまわない)を検索して、その結果を一つ提出すること。
*提出先は、「課題提出用」「法・佐藤」「大学院」「0611」
*見つけることができなければ、その旨を提出すること
*研究テーマが外国法(政治)とは関係しない者もいるだろうが、今後必ず
外国法(政治)も必要となるので、外国法検索の実習を行うこと
2.世界のサーチエンジン
アリアドネ・サーチエンジン世界一周
3.データベース
1)論文
SSCI(社会科学系洋雑誌記事目録)
付属図書館1階/レファレンスカウンターに利用申請
2)特定領域
アジア太平洋地域研究データベース
その他(次の講義テーマでの講義を参照のこと)
3)有料オンライン図書館
net Library / ebrary /
Questia
4.国別
*参考文献 指宿信編『インターネットで外国法』(1998年、日本評論社)
・ただし、以下では紹介していない国も含んでいる
サイトとURLは大幅に(半分近く)変わっているので注意
東京大学法学部付属 外国法文献センター
京都大学大学院法学研究科付属 国際法政文献資料センター
1)アメリカ
1.簡単な解説
・体系的な情報提供がされていないし、とりわけ州法や論文情報の
点で情報が少ない
・結果として、Lexis等の有料データベースを使うのが便利
・ただし、Lexisでは検索できない情報も多い
2.リソースガイド
FindLaw
Legal
Ethics.com
American Law
Sources Online
Government:
Law (YAHOO!)
Fedlaw(U.S.General
Service Administration)
WashLaw
Web(Washburn University School of Law)
Law-Link(American
Bar Association)
World
Wide Web Virtual Library: Law(Indiana University Law School)
3.政府情報
Government
(Yahoo!)
State
and Local Government(Library of Congress)
統計
4.判例・法律
1.連邦最高裁判所
FindLaw *1893年以来の判決のデータベース
Legal
Information Institution *1990年以来の判決のデータベース
2.連邦上訴裁判所
The
U.S. Federal Courts Finder at Emory University Law School
3.立法過程
GPO Access / THOMAS
4.州法
Cornell
University Law School
5.論文
The
University Law Review Project
The
Hieros Gamos
*参考サイト
東北大学大学院法学研究科
2)イギリス
1.簡単な解説
・オンライン情報の整備は進んでいない
その一因は公的資料について政府が著作権を留保
・公文書のポータルサイトとしては以下の4つ程度(by フランク・ベネット)
2.政府情報
議会/HMSO/Center
for Information Systems(CCTA)/ukstate.com
3.法律
HMSO/貴族院(House
of Lords)/庶民院(House
of Commons)
4.裁判例
貴族院判例/控訴院・Court
Service/Casetrack/law-bytes@swarb.co.uk
5.全体
Foundation for International
Environmental Law and Development
Voluntary
Euthanasia Society of Scotland
Legal
Resources Pages
Infolaw
Jurist
UK
SOSIG
LAW:UK
3)ドイツ
1.簡単な解説
・法令情報は JURIS のCD-ROMの形式で提供されるのが中心である
が、オンラインサイトでも基本的情報はカバーできる(by
米丸)
2.政府情報
連邦政府/連邦議会/官報 ザールブリュッケン大学を参照
3.法律
ザールブリュッケン大学 参照
コンピュサーブ/レファクト・データベース
4.判決
JURIS/ザールブリュッケン大学
*参考サイト
服部高宏/角松生史
4)フランス
1.簡単な解説
・法律情報が少ない。ただこれはそもそも、判決文の情報自体があ
まり充実していない国であるからかもしれない
2.政府情報
首相官邸/上院/下院
3.法律情報
官報/Legifrance
4.個人のサイト
アドミネット/法律情報ページ
5)アジア
1.中国
1.法律情報
北京大学法学部/Chinalawinfo.com/香港大学
2.学術情報
CERNET
3.ニュース
人民日報海外版/新華社通信/明報(香港)/中国時報(台湾)
2.韓国
1.法律情報
高麗大学法学部/ソウル大学法学部
2.政府情報
大統領官邸
3.ニュース
中央日報/ハレギョレ新聞/ソウル新聞/東亜日報/朝鮮日報
*参考サイト
吉田央
関連サイト
Ariadne/World
List(by 指宿信)/日本語で検索できるサイトの一覧
5.翻訳
1)訳語
翻訳のためのインターネットリソースガイド
専門用語集・対訳集一覧
2)翻訳のツール
Babylon
3)翻訳サービス
米アミカイ「Amikai」/excite 「翻訳」
米IBM「Alpha
Works Machine Translation」
ロゴヴィスタ「オンライン翻訳サービス」
加アルステクノロジー
6.フォント
1)マルチリンガルWnn
2)Internet Explorer
但し、検索語として入力することはできない
3)市販ソフト