大学教育の高度化に資するために、全学にかかわる教学システムの開発と推進のための提案および基礎調査などを行う。
教育開発推進機構
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他大学との連携
 
          
他大学との連携
 
学士課程教育の実践を担う教員の教育力を向上するFD活動は、義務化された以降もその質的向上は不十分な状態が続いています。その原因を探ると、これまでのFD活動は「イベント型・制度化型」の形式的なものが多かったことや、教員相互の評価、ピアレビューの評価文化が十分に根付いていないこと、FDの実施体制が脆弱であることなどが上げられます。このため、文部科学省においてもFD活動について、大学間連携や支援を強化する動きをみせています。

このような流れを受けて、国立大学法人では、地域間のFD連携の動きを活発化させています。山形大学を中心とした「FDネットワーク“つばさ”」や、京都大学を中心とした「関西地区FD連絡協議会」、愛媛大学、徳島大学、高知大学を中心とした「四国地区大学教職員能力開発ネットワーク」などが、その一例として挙げられます。

立命館大学は、FDに積極的に取り組む大規模私立大学として、以下の通り他大学との連携を進めています。

 
●山形大学との連携協定を締結
立命館大学は、学生を中心に据えた教育の高度化を追求するために山形大学と「包括的協力協定」を締結しました。
詳細はこちら
 
●全国私立大学FD連携フォーラムの設立について
詳細はこちら
 
●関西地区FD連絡協議会
幹事校として参加しています。

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::参考::
 
 高等教育を取り巻く情勢
我が国の高等教育が置かれた状況は、大学・短大への進学率が55%に達する中、学士課程教育を提供する四年制大学の進学率が49%にのぼり、ユニバーサル段階にあります。大学を選ばなければ、ほぼ全員が大学に進学できる大学全入時代を迎えたとも言われる一方、ゆとり教育世代の大学進学により、学生の学習意欲の低下や目的意識の希薄化が進行しており、「学習者を中心とした教育」が必要になっています。また、知識基盤社会の到来とともに、グローバル化が急速に進展する中、自らの専門に加えて、卒業後も長きに渡って通用する幅広い教養、高い公共性・倫理性などを身に付けた「21世紀型地球市民」を育成することが求められています。さらに、高等教育分野における国際的な競争が激化する中で、国際的水準で教育の質保証を確保することが求められています。

このような時代において、最も重要なことはそれぞれの大学がその個性を生かし、特色ある教育を推進することです。特に、私立大学は、その厳しい環境の中で、一貫してそれぞれが掲げる建学の精神と教学理念を具現する教育を進めてきました。高等教育を取り巻く情勢が厳しさを増す中では、このような大学の自立性と自主性がますます重要になっていると言えるでしょう。その一方、私立大学はその建学の精神と教学の理念に基づき、自主性と自立性を担保しつつも、社会から求められる現代的な要請に応えて、常に教学内容を見直していくことも重要になっています。

 
 学士課程教育の構築に向けて
今月24日に答申がおこなわれる中央教育審議会答申「学士課程教育の構築に向けて」では、各大学は「3つの方針」に貫かれた学士課程教育を、PDCAマネジメントサイクルに基づき進める必要があると述べています。その「3つの方針」とは、大学の入り口を示す「入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)」、大学での教育内容を示す「教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)」、大学の出口を示す「学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)」を指し、各大学の個性や特色をそれぞれの段階で具体化し、相互に関連付けて展開していくことが求められています。

そのためには、卒業時に求められる「ディプロマ・ポリシー」を、卒業論文や卒業研究、到達度検証試験などを通じて挙証する仕組みを整えることが必要です。また、これらの力を学生に着実に身に付けさせるためには、教育理念・目的を、教育目標として設定する取り組み、教育目標を実現する体系的カリキュラムの設計、カリキュラムを具現する授業科目の配置、それぞれの授業科目の教育目標に沿った成績評価の実施など、一連の教授学習プロセスを「カリキュラム・ポリシー」として確立することが重要です。さらには、それら取り組みと連動する形で、受験生に求める能力、適正等を「アドミッション・ポリシー」として提示し、その考査に相応しい入学試験を実施することが求められます。

そして、何よりも重要なことは、これら「3つの方針」を、それぞれの大学自らが設定し、挙証するシステムを確立することです。これらなくして、各大学の個性や特色を打ち出すことは出来ないと言えるでしょう。そして、これら学士課程教育が組織的・総合的に運営されるためには、学内教職員の共通認識の形成と、そのためのFD活動が重要なのです。

 
 
 
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