「なぜ私たちを粗末にするのか
例えばエイズの危険にさらすのか
私たちはとても混乱している
私たちを混乱させ
麻薬を使い
若いうちから売春をさせる
愛・教育・避難所が必要だ
私たちに生きる機会と
保護してもらう機会を
与えてほしい
私たちはゲリラではありません
私たちはとても優しい
愛すべき存在です」
これは、GUSCOの子供たちの詩である。GUSCOとは、グルという町にある反政府ゲリラにより襲撃された子供達を助けるための非政府団体である。グルはスーダンとの国境までわずか八十キロメートルのゲリラ多発地帯なのである。ゲリラからの脱走に成功した子供たちはこの町にたどり着きGUSCOに保護される。その数は約千四百人。ここには、千四百の死、痛み、苦しみ、悲しみがあるのだ。両親を殺され、誘拐され、拷問を受け、訓練され、自分の村を襲うことさえもあったという。レイプされ、愛していない男の子供を身ごもった少女達もいる。そして彼らのうち、多くは一生消えない傷を心に負ったまま生きていくのだ。GUSCO子供たちに、この詩を詠わせるようなことをしたゲリラたちの責任は重い。それは、人としての絶対に許されない罪なのだ。