第3回 函館市(北海道)
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| Today's Lecture |

第3回目連続特別講義は、函館市の井上博司市長が「函館市の国際化戦略 〜国際交流から地域の国際化へ」をテーマに講義した。
講演の冒頭、市長は、「新撰組」を通じた京都と函館の繋がりにも触れ、函館の歴史を紹介し、写真を交えながら、函館が、幕末、下田とともに開港して以来、「開港場」として発展を遂げてきた函館市独特の「国際性」が根付く所以を語った。
市長は4項目からなる函館市の国際戦略を披露し、「多様な国際交流の促進」という観点から、隣接するロシアを中心とした海外との交流や「財団法人北海道国際交流センター」、「世界星形城郭サミット」などを通じた国際交流事業にも触れ、市民レベルに至るまで幅広い分野での様々な国際交流を紹介した。
また、今後の国際化施政の展開については、「国際観光都市」としてのみならず、「国際水産・海洋都市」としてさらに発展する函館の姿を描き、「函館方式」国際戦略を説き講義を締めくくった。

学生から、アイヌ問題、グローバル化が進む世界の中での地域産業など、幅広い質問が市長に寄せられ、井上市長はそれら一つひとつに熱心に耳を傾け、質問に丁寧に答えた。
| Lecture memo |
【函館市の国際戦略】

@ 多様な国際交流の促進
A 国際化に対応した地域づくり
B 国際貿易の振興
C 世界平和への貢献
函館市の姉妹都市
・ ロシア:ウラジオストック市、ユジノサハリンスク市
・ カナダ:ハリファックス市
・ オーストラリア:レイクマコーリ市
友好都市
・ 中国:天津市
*日本で唯一のロシア極東国立総合大学日本校
*サハリンとの定期航路便の設置(油田開発に伴いチャーター便も運行)
*韓国・釜山との定期コンテナ航行路の開発(2005年5月より)
*「財団法人北海道国際交流センター」、「世界星形城郭サミット」
【世界星型城郭サミット】
世界各地の主な星形城郭所在都市が一堂に会して、築城の歴史と文化的な意義、さらには、まちづくりにおける都市と城郭の関係を探求し、地域の振興を図るとともに、各都市間相互の友好親善を推進し、ひいては世界平和に貢献することを目的としたて設立された。函館市の提唱により平成9年(1997年)ハリファックス市との共催で第一回が開催された。
参加都市
・ハリファックス市(カナダ) ・ミュンスター市(ドイツ) ・カレー市(フランス)
・ヘレーヴーツリュイス市(オランダ) ・サンクト・ペテルブルク(ロシア)
・フエ市(ベトナム) ・パルマノヴァ市(イタリア) ・ハミナ市(フィンランド)
・臼田町(日本) ・函館市(日本)
開催過程
第1回 函館市(日本)
第2回 パルマノヴァ市(イタリア)
第3回 サンクト・ペテルブルグ市(ロシア)、ハミナ市(フィンランド) ※共催
| 講義終了後 市長にインタビュー |
▼講演を終えられた後の感想をお聞かせください。
―限られた時間内で欲張りすぎた面もあったが、学生が真剣に話を聞いてくれて嬉しかった。今回の講演で少しは地方都市の活動や理念を理解していただけたのではないかと思う。

▼函館市の国際戦略の中で「ここだけは負けない!」と思われる点を教えてください。
―やはりサハリン州との定期航路開設や、ロシア極東国立総合大学日本校の設立であると思う。あとは北海道国際交流センターを通じての交流事業である。
▼国家間の外交関係において、地方自治体が果たす役割は何であると思われますか。
―基本的に国家間の外交は国家間で行うものであるから、地方自治体が関与できるものではないが、地方は地方のやり方で外交を進めていかなければならない。例えば、ロシアとは一人でも多くのロシアの方と交流することを目標としている。
▼最後に受講生へのメッセージをお願いします。
―今日の受講生の中には函館を都市として研究対象にしている学生もいて非常に感銘を受けた。学生の熱心さには敬服するばかりだが、在学中、その姿勢を忘れずに教育の場のみならず、国際舞台においてもアクティブに頑張ってほしい。
| Voice of Student 〜受講生の感想から〜 |


| Links of Lecture |
・
函館市ホームページ[http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/]
・函館ホームページ[http://www.hakodate.or.jp/home/]
・(財)北海道国際交流センター[http://www.hif.or.jp/]