このプログラムでは、5つのMOT科目—戦略や組織といった基本的な経営概念を含めMOTの基礎を学ぶMOT概論、より個別専門的な知的財産権、プロジェクトマネジメント、IT戦略論、リスクマネジメント—が開講されています。

MOTとはマネジメント・オブ・テクノロジーの略で、このプログラムで専門的に深めていくIT技術をも含めた技術のマネジメントについて学びます。授業形態としては、知識を提供する講義スタイルばかりでなく、学生の積極的な参加を前提としたグループ・アクティビティ、ディスカッション、プレゼンテーションなど演習スタイルも取り入れられており、視点の置き方・考え方・表現の仕方・伝え方なども学ぶことができます。これらの中にはMOT研究科の学生とともに受講するものもあり、日本人学生とあるテーマに関してチームを組んで問題設定をしたり、リサーチしたり、発表したりします。

MOT科目では、なぜ技術をマネジメントする必要があるのか？技術をマネジメントするとはどういうことなのか？そもそも技術とは、マネジメントとは何なのか？こうした素朴な問いかけをきっかけにしつつ、MOTのコア分野のマネジメント知識を身につけ、単なる高度なIT技術を持つだけでなく、マネジメントの視点も理解する人材の育成を目指していきます。