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2016年度講演会・第17回総会・懇親会報告

2016年6月26日(日)午後、京都ロイヤルホテル&スパにおいて2016年度立命館大学法学部同窓会総会が約100人の参加を得て開催されました。

田畑泉氏による講演
赤木文生会長の挨拶の後、総会に先立ち本学教授の田畑泉氏による「健康づくりに有効な運動・スポーツ・身体活動」と題する講演会が開かれました。
【田畑泉氏と立命館大学】
田畑氏は、東京大学卒業後、国立健康・栄養研究所において、運動生理・指導研究室 室長、健康増進部 部長を歴任後、本学のスポーツ健康科学部教授に就任されました。2016年3月までは、本学のスポーツ健康科学部長と研究科長を務められました。
「スポーツ」と「健康」を科学するこの学部の卒業生は、「健康の伝道師」として各方面で多彩な活躍が期待されています。
【運動不足と生活習慣病】
高齢化が進む我が国では、「運動不足」が3番目の死亡原因となり、医療費の増加を招いています。医療費抑制のためにも、運動の習慣化により健康寿命を延ばすことが必要です。週に1回のスポーツでも、糖尿病などの生活習慣病の発症率は半分以下になります。現在、日本人の歩数は減少傾向にあります。その対策として、各年代別の「健康づくりのための身体活動基準」が定められました。
【運動を生活に取り入れよう】
何より大切なのは、様々な運動を生活に楽しく取り入れることです。日常生活での「子どもとの遊び」「家の掃除」「マイカー洗車」などの身体活動も、立派なスポーツです。田畑氏は毎日早起きし、京都市内の自宅から京都駅まで歩かれるとのことです。
最近日本人に増加傾向にある「大腸がん」は、10年以上かけて正常細胞が前がん細胞→腺腫(ポリープ)→大腸がんに変化していきますが、これも運動習慣により進行を抑えることができます。運動することにより筋肉からスパークという物質が出て、これが前がん細胞を殺すとのことです。
【タバタトレーニング】
最後に、田畑氏が開発された「タバタトレーニング」を紹介されました。高強度・短時間・完結的に行うトレーニングにより、体内の有酸素系・エネルギー供給系の両方を向上させることができます。タバタトレーニングは、日本よりもむしろ海外でメジャーな存在となっており、様々なアスリートがこのトレーニングを取り入れています。

総会・懇親会
講演会に続いて開催された総会では、各種報告と規約改定を含む議案承認の後、新会長に久岡康成先生が選任されました。
その後開催された懇親会では、吉田美喜夫総長の来賓挨拶、安達光治副法学部長による衣笠キャンパスの現状報告を踏まえた開会の挨拶、赤木文生前会長への花束贈呈、新会長による乾杯の後、抽選会などが催されました。進路・就職リーダーの学生「プレイスメント・リーダー」達も参加し、立命館大学メンネルコールによる合唱などが披露され、参加者一同恩師や校友と旧交を温める楽しいひと時を過ごしました。

尚、当日会場では、2016年熊本地震被災地復興支援を目的とする義援金を募りました。お寄せいただいた義援金10,526円は、立命館大学校友会へ全額寄託いたしました。ご協力に対しまして深謝いたします。

広報担当幹事 宮西徳明・古角博子・前田貴史











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