ゼミ同窓会のお知らせ


2015年10月24日開催「山手・梵会 総会」報告

2015年10月24日(土)立命館大学衣笠キャンパス・ロッソに於いて、山手治之名誉教授及びコ川信治教授をはじめ、ゼミ生24人、卒業生42人の参集の元、山手、コ川ゼミ同窓会「山手・コ川会」が開催されました。

両ゼミ併せて50期の節目にあたる今年の総会では、山手ゼミの卒業生が現役時代、先輩に「就活支援」を仰ぐためにゼミ同窓会を立ち上げた経緯、コ川ゼミの卒業生が同窓会の趣旨に基づいてより円滑な就活支援の仕組み作りに取り組んだ経緯、そして現役の3回生が現在、同窓会の支援活動の一環として行われている「社会人との討論会」を8月に企画し、経験する中で「いかなる支援」を望んでいるのかという事を明らかにするパネルディスカッションが催されました。
更に今年は学生、社会人がグループに分かれて、「グループ質問会」形式で、参加社会人の仕事について話しをきいていくという企画が実施されました。当会は、学生の利益に資することを目的に、同窓会全体にこうした支援活動の輪を広げ、より多くの学生がゼミ卒業生に限らず立命全体の卒業生に支援を受けることのできる「大きな母体によるたくさんの学生への支援」という支援の輪を広げていくことも目的として見据えていますが、ゼミ生への支援活動の中で「学生の利益」の基礎を成す「学生のニーズ」に関して以下の事が明らかになってきています。

昨年来、同窓会当日以外にも、卒業生が個別に業界紹介をしたり、「キャリア形成」についての講義形式の話しをしたり、「自己分析」に関しても様々な業種からの様々な角度からのアドバイスをしていくという会を前期の時点で開催する試みがなされ、またゼミ生の企画で8月と11月の2回に渡って社会人との討論会が実施されてきています。こうした取り組みの中で、「自己分析的なアドバイスの会」と、「社会をデザインしていく能力を養うとともに社会人との討論の中で、自分を見つめていく討論会」という二つのニーズの存在が明らかになってきていました。このいずれのニーズに関しても、直近の卒業生のみならず、豊かな社会経験をお持ちの先輩方からご支援をいただけることは、社会のあらゆる立場から自己の立ち位置を多角的に検証していただけるという、さまざまな年齢層を有する同窓会という組織ならではの優位な支援であり、現役生にとっては祖父母世代という豊かなご経験をお持ちの先輩のご指導も仰げるという他の会にはみられないメリットです。

昨年、社会人との討論会を立ち上げた18期が卒業するにあたって討論会の担い手の問題が課題として残っていましたが、これに関して今年20期生が討論会を実施した経験の中で、学生による個別の総括ではありますが、「一度目は社会が抱える問題点について解決策を討論会で提案し、それが実際に社会で通用するものであったかどうか社会人の方に試していただき、また討論会に持ち帰っていただき、そこで案を練り直し、今一度検証する会を持つという年に最低3回は実施するという方式で討論会を開催していきたい」という案も出され、課題であった討論会の実施に関しては一定の方向性が提示されてきています。「自己分析ワーク」に関しては、受け入れ側の社会人側にはかなりのアイデア、キャパシティがあるため、こうした社会人の支援をいかに有効に学生と繋いでいくのか、そのシステム作りが今後の課題となろうかと思っております。

報告者:山手28期、事務局 梵由以子(1993年卒)

   



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