ゼミ同窓会のお知らせ


2016年10月22日開催「山手・梵会 総会」報告

2016年10月22日(土)、本学の朱雀キャンパス多目的教室において「山手・コ川会」が卒業生35名、現役生26名の参加で開催されました。
今年は山手治之先生の米寿の御祝会が同会に於いて催され、今日まで続く先生のご指導に会員一同改めて拝謝申し上げる機会を得ることができました。

現役学生への就活支援を目的とする当会を立ち上げられた先生の元で学ばれ、社会で活躍しておられる山手ゼミの諸先輩方が、今日に至るまで徳川ゼミの現役生に就活のみならず「社会で生きていく事」といった問題に細やかなご指導をくださる当会のような組織は稀有でかつ本当にありがたいものであると痛感せずにはいられません。

本年度は、実際の仕事のイメージを知りたいという趣旨で3回生から、パネルデイスカッションの形でお仕事について話しをしてほしいという要望が出され、当日は卒業生3人のパネルトークとそれに関して学生が質問をする企画がなされました。
また、当会は3年前から奥西会長のご指導のもと、徳川ゼミの現役学生と社会人との討論会をこの山手・コ川ゼミの総会当日以外にも開催してきました。本年度の3回生は、ゼミ生全員が討論会作りに参加して真剣に討論会作りに向き合っており、7月に一回目の討論会を「討論会の方法を学ぶため昨年までのやり方を踏襲してやってみよう」という趣旨で開催したところ、2回目以降は「自分達の企画で実行していきたい」という意見が出されました。11月に開催された2回目の討論会との間で行われたこの同窓会においても、討論会作りの中で「社会で求められる社会人像とは?」という問題意識が3回生の中で明確に認識されてきていたため、同窓会当日になされた社会人とのグループ討論の中でも、3回生がご参加いただいた社会人の方に問題意識をぶつけていくことで、様々な学びを得る会となりました。

更にこの同窓会の企画で彼らが「企画を作る」という文脈で成しえなかった課題、「自分達で企画を作っていく」という問題を、11月に山手会の奥西会長、谷口先輩、受川先輩、徳川会の森君、袴田君、若林君を中心とする社会人の皆さまのご指導によって3回生は克服することができており、11月に彼らが企画した社会人との討論会においては彼らの中に確かな達成感が感じられました。お忙しいなか、お集まりいただきせっかく学びの機会を頂戴できる中、どうすればより多くの事を学ばせていただく事ができるのか、技術的な問題やモチベーション的な問題について、奥西会長をはじめとする同窓会の先輩方が、同窓会当日以外にも学びの機会をくださってきたおかげで、「まずは、学生がこれまでのやり方を踏襲してみる。それを基に能動的に自分達で企画を作っていく。」という形としてその答えが見えつつあるように感じられます。

こうした同窓会から学びの場を頂戴し、卒業していった徳川会の卒業生も後輩である現役生へ惜しみない援助を提供してくれており、素晴らしい連鎖が生まれています。この連鎖をどう同校全体へ広げていくのか。徳川ゼミの学生のみならず、同校全体の学生が卒業された先輩から支援を頂戴することによって成長し、その恩恵をまた後輩に還元していく。この連鎖を広げていくことが今後の課題としてあげられます。こうした山手・コ川会の軌跡は、米寿を迎えられてなお「やり始めた事は継続しなさい。私もずっと応援してあげるから」とご指導をくださる山手先生をはじめとする同窓会の諸先輩方のご恩愛の賜物と改めて深く御礼申し上げます。

報告者:山手・コ川会同窓会事務局 梵由以子(1993年卒)




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