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立 命 館 法 學

                                                        ISSN 2434-1975

2018年 第2号


 

 論     説   

日本法における「比例原則」の受容
――明治期・大正期――
須 藤 陽 子
詐欺罪における構成要件的結果の意義及び判断方法について(3)
――詐欺罪の法制史的検討を踏まえて――
佐 竹 宏 章
中華人民共和国の犯罪体系の起源 孫      文
特定物売買における目的物の所有権移転時期(2・完)
――民法改正を踏まえて――
生 熊 長 幸
不法行為による潜在型損害の長期消滅時効の起算点
――民法724条の「不法行為の時」と「損害の性質」論――
松 本 克 美
原発事故における「ふるさと喪失損害」の賠償 吉 村 良 一
株券不発行会社における株主名簿の記載の効力 島 田 志 帆
中国民事訴訟における再審の問題
――その比較法的考察――
朱    省 志
加 波 眞 一
紛争国家の少数民族統合(1)
――コソボ・セルビア人選挙参加と地方分権化をめぐる論争――
西 村 めぐみ
判 例 研 究
刑事判例研究23
警察官らが,被告人に対し,そのDNA 型検査の資料を得るため,紙コップを手渡してお茶を飲むように勧め,そのまま廃棄されるものと考えた被告人から同コップを回収し,唾液を採取した行為につき,強制処分に該当するとされた事例
(東京高判平成28・8・23高裁刑集(裁判所ウェブサイト掲載)69巻1号16頁,東京高等裁判所(刑事)判決時報67巻1~12号124頁,判例タイムズ1441号77頁,破棄自判・一部無罪,確定)
刑事判例研究会
久 岡 康 成
紹    介
A・エーザー=W・ペロン編
『ヨーロッパにおける刑事責任および刑事制裁の構造比較
――比較刑法理論への寄与』(5)

刑法読書会
松 宮 孝 明
安 達 光 治(共編)
資    料
『1804年ナポレオン民法典』(5) 中 村 義 孝(訳)

第378号