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立 命 館 法 學

                                                        ISSN 2434-1975

2021年 第4号


 

 論     説   

実践としてのリーガル・リアリズム
 ――ハーマン・オリファントの議論を手がかりに――
菊 地    諒
フランスにおける女性軍人の法的取扱いとその実態(3・完) 久 保 田 茉 莉
ドイツにおける計画確定決定の執行停止(1) 湊    二 郎
公判中心主義と被疑者・被告人の権利保障(1)
 ――韓国の刑事訴訟法との比較研究――
延    秀 斌
担保目的取引規律型・担保物権創設型および
 動産譲渡担保権・留保所有権の実行方法について(2・完)
 ――法制審議会・担保法制部会の議論に寄せて――
生 熊 長 幸
「デジタル遺品」研究の原点回帰
 ――開拓者ヘーレンを中心に――
臼 井    豊
民法724条の20年期間の起算点と損害の性質論
 ――潜在型損害と顕在進行型損害の諸類型との関係で――
松 本 克 美
原始株主の記載に係る株主名簿の効力
 ――原始株主の名義記載請求権に関する裁判例を契機に――
島 田 志 帆
株式会社における機関権限分配秩序論とその諸相
 ――解 釈 論――
村 田 敏 一
賠償責任保険契約における故意免責(2)
 ――弁護士賠償責任保険における「他人に損害を与えることを
    予見しながら行った行為」に関する考察――
山 田 拓 広
最低賃金の実効的な履行確保手段(2)
 ――イギリス最低賃金立法からの示唆――
西 畑 佳 奈
人口減少社会における公共サービスのあり方
 ――上越市における住民へのアンケート調査を手がかりに――
德 久 恭 子
 判 例 研 究
刑事判例研究28
 被告人の訴訟能力を認めた上で,完全責任能力を認めた原判決の判断に
 対して心神耗弱の状態にあったと認めた事例
 (東京高判令和元年12月5日判タ1477号110頁)

刑事判例研究会
徳 永    元
上告人の不服申立内容が看過された疑念の残る事例
 (最高裁昭和61年9月4日判決 判例時報1215号47頁,
 判例タイムズ624号138頁,民訴法判例百選(第5版)112事件)
加 波 眞 一
書    評
立命館大学法学叢書 第22号
 駒林良則『地方自治組織法制の変容と地方議会』
白 藤 博 行
 学位論文審査要旨 

第398号