立命館大学文学部 ピタッと学ぶ

教育人間学専攻 人間研究学域

教学理念

教育は広義には、「ひと」を「人間」化する営みとして捉えることができます。さらに言うならば、この場合、より十全な人間の育成が目標となります。しかし、そもそも、「人間」とは何でしょうか? 「十全な人間」とはどういう人間なのでしょう? このような教育の根本にある「人間」への問い掛け(「私」とはいったい誰? 「心」とは? 、等々)から私たちは吟味し直す必要があります。私たちは、現代人のおかれている危機的状況に取り組むために、遠い過去から現代に至るまで連綿と続けられてきた先人たちの人間探究の成果を辿りなおし、それと同時に、今まさに私たちの目の前で起こっている日々の現実から学ぶ必要があります。人間は複雑に組織された全体的な存在です。こうした人間の心とからだの相関、心身の健康、意識の深み、生と死、自己実現、そして対人関係や心の病理、教育病理といった、これら人間形成と教育にかかわるさまざまな事象を多面的に探究していくなかで、 統合的な人間のあり方を明らかにしようとするのが、教育人間学専攻の特色です。

専攻概要

過去から現代に至る人間探究の成果をたどり、心身の関係、健康、意識の深み、生と死、生きる意味、自己実現、心の病理、教育病理といった今日の人間の問題に迫り、その解決策をさぐります。実験実習のスタイルを導入し、各自の人間理解を体験的に深めます。知的・体験的活動をつうじて、自己の内的資質をさまざまに生かすことのできる実践的な人材の養成を目指します。

先輩がこの専攻を選んだのは?

特徴

① 「人間を問う」という永い人文学の伝統にねざし、最新の人間研究にもふれながら、教育と人間と心のあり方についての客観的知識を学び、さらに主観的理解を深めたうえで両者の統合をはかります。
② 実験実習専攻として、さまざまな体験的学習や実験の機会を用意しています。それをつうじて自分自身や対人関係のあり方を具体的に学ぶことができ、自己理解を深め、自己表現力を高めることができます。
③ 卒業論文の執筆に必要な専門的知識と技能を身に付けることをつうじて、教育と人間と心にかかわる諸現象を分析する力を養い、それを実際の諸問題の解決に結びつけられるようになります。

進路

公務員、教育分野(小中高教員ほか)、様々な業界の一般企業(銀行、メーカー、サービス業、マスコミ等)、NPO、保育や医療系専門学校 および臨床心理系・対人援助系大学院進学への道が考えられます。

カリキュラム(予定)

科目概要(予定)

教育人間学概論Ⅰ~Ⅵ

教育人間学実習Ⅰ~Ⅳ

教育人間学研究法Ⅰ~Ⅳ

文化の人間学

超越の人間学

変容の人間学

人間研究学域

人間研究学域は、哲学・倫理学専攻と教育人間学専攻で構成されます。両専攻は人文学の中心問題である〈人間〉を、根源的な次元にたち帰って捉え直し、あるいは社会的な諸事象をとおして統合的に探究します。「人間とは何か」、「生きる意味」といった今日の人間の問題に迫り、人間の可能性、人知の可能性を創造的に切り拓いていくことが、共通の課題となります。