立命館大学文学部 ピタッと学ぶ

日本文学専攻 日本文学研究学域

教学理念

作品にこめられているさまざまな時代思潮や文化は、それを構築している言語や文章の組織模様に色濃く反映されています。言語や文章について深い思索を巡らすことから始まったすぐれた先人の研究を学びつつ、近年のめざましい情報処理技術を応用して作品に盛り込まれた言語や表現などを分析しながら読解を行います。さらに、日本語を語学的研究対象として通時的・共時的な視点から考察を試み、その背景にある人間の文化や交流展開などを学びます。また、典型的な文化情報の集積物としての書籍自体を現代的方法によって整理・保管する方法を考察したり、書誌を学ぶことで書物の伝流や流通などを研究します。古代における書写、近世期における絵画や書物の出版手法などの研究から、さらには近年大きく変貌を遂げつつある書籍形態を多様な文化情報として捉え、その展開の諸相を周辺に存在する多くの複雑な文化事象を取り込みながら複合的な視点から読み解くと共に、現代さらには将来の日本語や日本文化、さらには書籍や図書館のありかたについても研究する今日的な学問領域なのです。

専攻概要

文学研究の対象は、いわゆる文学作品だけでなく、いまや絵画、演劇、映像にまで及んでいます。それらを情報の観点で探求することに加え、作品を語彙・語法の観点から分析し、あるいは現代の日本語を地域の視点から考察することも、当専攻における研究課題です。書物を管理・整理する図書館学や書誌学などの視点も導入し、作品受容の基盤の拡張にも貢献します。

先輩がこの専攻を選んだのは?

特徴

① 日本語を過去・現代の用法の相違や地域的な異なりなどを考察することによって、言語と人間の生活の深い関わり方を洞察できる力を養成します。
② さまざまな書籍の形態や管理方法と現代・将来の書物への関心と知識を深め、日本の文化展開への理解と国際的な視野を拡げます。
③ 時代と社会の根底にある日本語や言語そのものへの深い認識と幅広い知識や豊かな人間性を身につけ、考察を発信する能力を養成します。

進路

日本文化に図書館情報学に関する豊かな教養を活かし、広く民間企業、教員(国語科)、公務員、新聞・出版社、文化財行政、図書館司書、司書教諭、博物館学芸員、大学院進学、研究員などでの活躍が考えられます。

カリキュラム(予定)

科目概要(予定)

日本文学概論Ⅰ~Ⅳ

日本文学と光と陰Ⅰ・Ⅱ

日本文学作品研究

日本文学の内と外Ⅰ・Ⅱ

日本文学の伝統と現代Ⅰ・Ⅱ

日本文学応用研究Ⅰ・Ⅱ

日本文学研究学域

日本文学研究学域は、日本文学専攻と日本文化情報学専攻で構成されます。歴史的、空間的、さらには社会的な視野を教育・研究の方法に組み込みながら、国際化する現代社会における日本文学の意義を探究。日本語や日本文化を情報として捉え、図書館情報学を扱う日本文化情報学専攻も、伝統ある文学研究の場に、新たな相乗効果をもたらすことが期待されます。