立命館大学文学部 ピタッと学ぶ

中国文学専攻 東洋研究学域

教学理念

21世紀、アジアは急速に経済を発展させ、文化面でも、これまでのもっぱら受け手の立場から、自ら情報発信源として、その存在感を増しつつあります。東洋史学専攻は、このようなダイナミックに変容するアジア社会の歴史的形成過程を起源にさかのぼって研究し、総合的に理解することを目指しています。従来の枠組みや価値基準が揺らぎつつあるなか、西欧文明とは異なる独自の文明を古くから育んできたアジアの歴史に注目が集まっています。その意味でも東洋史学の研究は今日的課題にこたえる学問領域といえます。東洋史学は私たちにとって基本的に外国史研究ですが、日本がアジアの東端に位置することからすれば、単純に外国史とは言えない部分もあります。とくに東アジア歴史の中核をなす中国は古くから日本と交渉があり、わが国の文化の形成に強い影響をあたえました。東洋史学は私たち自身の歴史を問う営みでもあります。また、東アジア地域は漢字を共通の基礎としながらも、多様な伝統文化を形成してきました。そうした個性的な文化や人々の生き方を学び理解することで、現代社会に対する柔軟で多面的な視座を手に入れることを目指します。

専攻概要

急速に経済発展する一方で、政治的・社会的な問題も少なからず存在する東アジア諸国を理解する鍵は、歴史のなかにあります。現在は過去の積み重ねの上に存在し、未来もまた過去と現在の延長上に作られてゆくものだからです。東洋史学専攻は、中国を中心とする東アジアの歴史や文化を、広範な時代や地域を視野に入れながら立体的に理解することを試みます。

先輩がこの専攻を選んだのは?

特徴

① 中国を中心とする東アジアの歴史を学ぶ際に、学生自身による史料講読を重視している。実際の史料を自分で読み込み当時の社会や文化を肌で感じることで、歴史のより深い理解を目指す。
② 我々の文化的基礎となった東アジアの伝統文化を学ぶことで、現在の我々自身を見つめ直すと共に、西洋文明とは異なるアジアの文化を学ぶことで、現在の世界が直面している様々な問題を解決する手掛かりを探求する。
③ 東洋史学専攻で中国を中心とする前近代の歴史を学びつつ、学域内の中国文学専攻及び現代東アジア言語・文化専攻との連携により、歴史だけでなく文学や思想も学ぶことで当時の社会を立体的に理解し、過去だけでなく現代をも視野に入れることで歴史を現代的課題として考察する視点の獲得を目指す。

進路

民間企業(出版業、貿易・流通関係、旅行業など)のほか、国家公務員・地方公務員、マスコミ、中学・高校教員、大学院進学への道が考えられます。

カリキュラム(予定)

科目概要(予定)

東洋史概論Ⅰ・Ⅱ

漢語・漢文法

東洋史学史

東洋史講読演習

東洋史特殊講義

東洋学のための情報処理

東洋研究学域

東洋研究学域は、中国文学専攻、東洋史学専攻、現代東アジア言語・文化専攻で構成されます。アジア諸国の発展にともなって、わが国には現在、新たな国際戦略が求められていますが、中国・韓国を中心とする東アジア地域を地理的範囲とし、その歴史や言語、伝統的文化から現代の文化までを幅広く研究対象とすることで、この現代的要請にも応えることができるでしょう。