● 2011年度 津山旅行の様子

 本年度の研究室旅行は、7月2日〜3日の1泊2日の日程で、岡山県津山市を訪ねました。美作と備前の歴史を学びました。1日目は、沼遺跡とそれに併設されている津山弥生の里文化センター、津山城と津山郷土博物館、日上畝山古墳群、美作国分寺へ、2日目は、月の輪古墳、備前おさふね刀剣博物館、備前陶芸美術館へ行きました。

バスに乗って出発! 月の輪古墳に登って 沼遺跡の復元住居 美作国分寺にて


● 考古学談話会

 本年度も以下の日程で考古学談話会を開催しました。皆様、ご参加ありがとうございました。

  第13回立命館大学考古学談話会

   日時: 2011年7月16日(土) 13:00〜18:00
   会場: 立命館大学衣笠キャンパス 清心館533号教室

   ○上峯篤史(同志社大学)
    「石器製作残滓から見る縄文時代遺跡の構造と遺跡間関係」
     これまでの西日本の縄文時代研究では、遺跡の内部構造や遺跡間の関係は、土器や集落の
    研究から議論されてきた。これに対し本発表では、石器製作技術研究の成果を応用し、製作残滓
    から情報を引き出すことで、このテーマを論じる。河内湖南岸地域におけるサヌカイト製石器群の
    分析から、縄文晩期遺跡の実態とその変化を明らかにする。

   ○福家 恭(桜井市教育委員会)
    「奈良県纒向遺跡の最近の調査」

   ○森内秀造(兵庫県立考古博物館)
    「須恵器窯跡研究の現状と課題」
     2010年に窯跡研究会が編集した『古代窯業の基礎研究 須恵器窯の技術と系譜』(真陽社)をさ
    らに発展させて、須恵器窯研究の現状と課題について報告する。