● 2012年度 宮城旅行の様子

 本年度の研究室旅行は、6月30日〜7月2日までの2泊3日の日程で、宮城県の仙台を訪ねました。旅行の目的は、東日本大震災での文化財の被災状況を自分たちの目で確認し、緊急時の文化財の対応方法を学ぶということでした。
 現地の博物館の学芸員さんから被災時の博物館の状況と文化財の状況についてお話を伺いました。
さらに、震災の被害にあった文化財を取り戻し、保存できる状態にする文化財レスキューの活動を身をもって体験しました。東北学院大学の学生と一緒に津波の被害にあった文化財をクリーニングしました。
 今回、旅先で私たちを暖かく受け入れて下さった皆様に、心より感謝申し上げます。
       
文化財レスキュー 学芸員さんの体験談 施設の被害状況も見学 多賀城にて 


● 考古学談話会

 本年度も、考古学談話会を以下の日程でおこないました。皆様、ご参加ありがとうございました。

  第14回立命館大学考古学談話会

   日時: 2012年7月14日(土) 13:00〜17:25

   会場: 立命館大学衣笠キャンパス 清心館525号教室

   ○張成(立命館大学大学院博士後期課程)
    「中国古代鎮墓獣について―U・V・W類鎮墓獣を例に」

   ○鈴木康二(公益財団法人滋賀県文化財保護協会)
    「とある博物館での活動報告―五感?!に訴える博物館を目指して」

   ○前田洋子(大阪樟蔭女子大学非常勤講師)
    「「和鏡」と呼ばれる日本の鏡、その研究と課題―ふたたび、原点にかえる」


● 和田晴吾先生最終講義

 2013年3月、長年にわたって立命館大学文学部・文学研究科の教員として教育・研究に携わってこられた和田晴吾先生が退職されます。そこで、2013年1月30日(水)、衣笠キャンパス敬学館230号室において、退職記念の最終講義が行われました。テーマは、「古墳づくりと他界観」です。平日にも拘わらず、学生、OBはじめ多くの方々が先生のお話を聴きに集まりました。