概要 沿革
● 概要
和田晴吾先生の着任から1年半年後、日本史学専攻に考古学ゼミが開設されました。1996年4月には、日本史学専攻の中に考古学コースが設置され、そして、2012年4月、日本史学専攻が日本史研究学域として改組される際、考古学コースは考古学・文化遺産専攻として新たにスタートしました。
考古学は、人類の残した物質的な痕跡をもとに過去を明らかにする学問です。発掘調査などによって明らかにされた成果は、報告書・論文・著書・講演・展示によって発信されます。しかし、それだけに終わりません。近年では、遺跡の世界遺産認定に向けた文化財行政活動や、都市計画と絡めながら文化財の保存・活用を進めていく気運が特に高まっています。文化財の保存・活用法の研究と実践を積極的に進めていかなければなりません。考古学の研究方法・成果の発信方法を学ぶと同時に文化財保護・活用法を学ぶカリキュラムを組み、これからの考古学を意識した体制に変わりました。
● 沿革
1985年10月 日本史学専攻の教員として和田晴吾助教授(後に教授:古墳時代)が着任
1987年 考古学ゼミ開設
1988年 家根祥多助教授着任(後に教授:縄文時代、2001年逝去)
1994年 吉井秀夫助教授着任(韓国三国時代、2000年に京都大学へ転出)
1995年 木立雅朗助教授着任(現教授:歴史時代)
1996年4月 日本史学コースと考古学コース分離(3回生進級時に選択する制度)
2000年 高正龍助教授着任(現教授:韓国歴史時代)
2002年 矢野健一助教授着任(現教授:縄文時代)
2008年 下垣仁志講師着任(現准教授:古墳時代,2016年に京都大学へ転出)
2012年4月 制度改革に伴い、日本史学専攻考古学コースから日本史研究学域考古学・文化遺産専
攻としてスタート
2013年3月 和田晴吾教授退職(現特任教授)
2016年4月 長友朋子准教授着任(弥生時代)