京都学専攻とは

平安遷都以来、日本文化の重要な発信地であり続けた京都は、日本の他の地域とは異なる歴史的価値をもっています。今日においてもなお、多くの人を引き付ける「京都らしさ」の由来やその背景を、人文学的な手法で正しく検証、解明することは、京都の文化的特色を将来的にも保証し、更には日本文化を根底から理解することに他なりません。その文化的価値の本質的な理解と発見を通じて、『京都「に」学ぶ』ということを考えます。最終的にそのことが、狭義の地域研究にとどまらない、日本文化の根源的な追究と発見につながるのです。

京都学専攻は、専攻名称にも示すように「京都」を中心とした歴史学的・文学的・地理学的アプローチを中心として、

  1. 京都における伝統の形成・創出(文化的・地域的特質を考える)
  2. 京都の虚像と実像の発見(文化的・地域的特質の蓄積と現代的問題を考える)
  3. 時空間を超えて存続する「価値」、発見・創出される「価値」、連関する「価値」の解明(多様化する京都に対する「価値」を考える)
  4. 新たな伝統の創出力の理解(現代的問題に対する解決策を考える)
について深めていくことを目指します。

さらにその普遍性を発見、認識していくことで、「京都学」は単に京都に関するテーマを学ぶことに止まらず、他の地域における援用も可能であることを提唱し、日本各地、そして世界に、日本文化とその応用力を発信することを目指します。

人材育成の目標

上記の理念に基づき設定された、歴史学的・文学的・地理学的要素を備える講義・実習(フィールドワーク・インターンシップ・デジタル人文学)科目において、それぞれの知識・技能が習得できる京都学専攻では、次のような人材の育成を目指しています。

  1. まちづくりの現場や景観問題の解決など、地域のプロデュースを通じて地域に直接還元することができる人材(民間企業や公務員など)
  2. 地域の実態を踏まえながら、観光立国日本が目指すべき新たな道を模索できる、その担い手となりうる人材(運輸業・旅行業・宿泊業など)
  3. 「総合的な学習の時間」等の教育分野での応用(教員)や文化的施策立案等の分野(学芸員)で活躍できる人材


京都学専攻の3つの特徴

  1. 歴史的資料、文学作品や地図・絵図の読解手法を学び、京都の過去・現在・未来を追究します!
  2. 京都すべてが研究素材!歴史都市京都での生活・体験がフィールドワークへつながる!
  3. デジタル人文学の手法を応用し、絵画作品などの研究成果を地域へ、そして世界へ発信!