特色あるカリキュラム

観光学は、多様な学問分野にまたがって研究されている学際的な学問です。例えば、観光地の空間的変容を調べる場合は地理学的な考え方が必要であり、伝統文化がどのように観光に使われているかを考察する場合には社会学や文化人類学、民俗学的な考え方が必要です。さらに観光をビジネスの一分野ととらえる場合は経済学や経営学的な知識が必要であり、観光がもたらす環境破壊を考察する場合は地理学や環境学的な考え方が必要です。地域観光学専攻では、観光を地域という単位で観光現象の作り手であり、受け手でもある人間と環境との関連から考察することに主眼をおきます。そのため、地理学的視点から観光現象を考察することを中心としながらも、隣接分野である社会学、文化人類学、経済学、経営学、環境学とも結び付けた教育を行うことが大きな特徴と言えます。こうすることにより、多様な関連分野から観光という現象を見ることによって、経済、社会・文化、環境的要素が複雑に絡み合って形成される観光現象をより良く理解することができます。

また、観光現象は国際的な現象であり、同時に観光学も国際的な学問です。よって、地域観光学専攻の学生は2回生配当の「地域観光学フィールドワークⅡ」でマレーシアおよびシンガポールへのフィールドトリップに参加して異文化理解を深めたり、3回生配当の「地域観光学外書講読」で国際的な視野で観光学を学んだりします。

フィールドワーク
観光現象を理解するためには、机上の学習のみでなくフィールドワークが何よりも重要になります。そこで、地域観光学専攻では現在の東南アジアを理解することを目的に、マレーシアおよびシンガポールへのフィールドトリップを実施します。
ゼミナール
3回生での専門演習Ⅰ・Ⅱでは、卒業論文作成にむけての基礎的な事項の修得を目標に、研究テーマの設定、文献の読み方、調査の方法、発表方法、文章の書き方などについて、1年間をとおして学びます。
4回生では、3回生での成果をもとに、4年間の学修の総仕上げとして卒業論文を完成させます。