「錯そうする現代の問題や、歴史的事象を現代的に考えるうえで、果たして既存の学問領域の枠組みはどこまで有効なのだろう」。 綜合人文学専修は基本的に、このような問題意識に立脚して構成されています。もちろん、これまでの学問領域が、固有の価値と方法を形成してきた長い歴史をもつことは言うまでもありません。しかし本専修では、学生が育んできた多様な問いを解くにあたって、既存の学問の枠組み内に研究課題を立てるのではなく、「どのような学問領域が、どのように役立つのか」という具合に問いの立て方を逆転することで、各学生の具体的な研究課題に合わせた指導を進めています。 このため、比較文化論、言語学、歴史学、社会思想史、美術史、映画史、美術批評、音楽社会学、文化人類学といった多様な専門を有する研究者が、学生の課題に即して共同で指導にあたります。また、カバーする地域的範囲もヨーロッパ圏や南北アメリカから、現代中国やインドなどアジア圏まで広く設定しており、他専修とも補完的な関係を取り結んでいます。 このように、本専修では人文科学の幅広い領域を学際的に活用することで、批判的な問題発見力を養い、それを具体的に解決できる人材の育成に努めています。 |