立命館大学 文学研究科

Ritsumeikan

人間存在への省察と理想に基づき、人間とその文化を多様な視点から創造的に研究
海外留学
 

Dual Master's Degree Program(DMDP) ~国を越えた2つの修士学位を取得~

 立命館大学大学院文学研究科では、海外との研究交流などの国際化を重要課題と位置づけ、海外の大学との間でDual Master's Degree Program(DMDP)を実施しています。このプログラムは、グローバル化する国際社会で活躍する人材を育てることを目的として発足したもので、2年間の博士課程前期課程在学中に海外の大学院に正規留学することによって、最短2年で両大学の大学院から修士号を取得できる画期的な制度です。

 ランカスター大学(英国)、広東外語外貿大学(中国)、高麗大学(韓国)とDMDPの協定を締結しています。

 
 
<イギリス ランカスター大学> ※対象:文学研究科心理学専修の大学院生のみ
 
 イギリス、ランカスターの南に位置するランカスター大学は、1964年に設立された大学で、応用科学、環境学・自然科学、人文学、社会学、経営学の5つの学部によって構成されています。2001年にはNational Research Assessment Exercise (RAE) で150の教育機関中 8位にランクインするなど、英国内で最高水準の教育・研究を有する教育機関として知られています。250エーカーにもおよぶ緑豊かなキャンパスは 大都市から離れた場所にあるため安全で親しみやすく、また周辺には世界的に有名な湖水地方もあります。ランカスター大学には、現在世界各国からの留学生を含む12,000人以上の学生が在籍しています。こうした心理学専攻同士のDMDPを結んでいるのは、日本でも珍しい取り組みです。
 
 
 ランカスター大学とのDMDPを終えて(前期課程2回生 滑田 明暢さん)
 
 私は、2007年4月に立命館大学大学院の心理学専修に進学し,同年9月からDual Master’s Degree Programmeを利用して、ランカスター大学に1年間留学をして参りました。イギリスの湖水地方と呼ばれる入り口に位置する地で得られたものは,心理学の専門知識が増えたこと以外に、大きく分けて3つあります。
1つは,当然のことですが、「英語力」です。9月からの最初の1ヶ月間の語学研修(English for Academic Purpose)で、10月以降から始まる講義やゼミで必要となる学術的な英語表現などについて、Reading,Writing,Listening,Speakingといった英語力を全般的に底上げしてもらいました。また10月以降でも、語学のサポート体制が整っており,必要なときに英語についてのアドバイスをもらうことができました。
2つ目は、「自信」です。ランカスター大学は、学部が3年制のため,日本の大学ですでに学習した内容が、修士課程の授業の中に登場することがあります。そのため,グループディスカッションなどを私が主導して進めたり,他の院生に授業内容を教えてあげたりといった機会が、多くありました。その結果,自分が現在持っている知識の内容や量が、海外の院生に比べ決して劣っているわけではないことなどが、よく分かりました。
3つ目は,「人とのつながり」です。ランカスター大学で共に学んだ院生は、当然のことながら,教授や講師の先生方と1対1でお話させてもらえる機会が多くあったため,授業のレポートや修士論文についての相談だけでなく,留学生活上の問題など様々なことについて話をし,親交深めることができたと思います。また研究についての様々な考え方や態度を知ったことで,自身の進む方向性も見えたように思えます。そうした人たちとは,帰国した現在でも,日常生活の話から研究の話までいろいろとやりとりが続いており,ランカスターへの留学の最大の戦利品ではないかと感じています。
滑田 明暢さん
 
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<韓国 高麗大学> 対象:文学研究科の大学院生
 
 高麗大学校(英語表記はKorea University:KUと略称)は、1905年に韓国最初の近代的高等教育機関である普成専門学校として開校し、解放後の1946年に高麗大学校と改称しました。韓国を代表する二大私立大学として延世大学校と並ぶ名門校として有名です(ソウル大・延世大・高麗大の三つが「韓国の三大大学」と称される)。

 キャンパスはソウル市城北区の安岩キャンパスと、ソウル市から140km南に位置する世宗キャンパスとがあります。安岩キャンパスには、法科・経営・文科・生命科学・政経・理科・工科・医科・師範・看護・情報通信・造形・国際・言論・保健科学の15の大学(学部)と大学院があり、世宗キャンパスには、人文・科学技術・経商・公共行政の4つの大学(学部)がある。現在(2008年)の学生数は、学部26,126人、大学院9,594人(学部と大学院を合わせると35,720人)、教授陣は3,570人となっており、韓国屈指の規模を誇ります。

 高麗大学校は、2004年11月に「2010年までに世界100大学進出」を目標とする「KU Globalビジョン」を宣布し、積極的な国際化戦略を展開しています。開校100周年を迎えた2005年には、韓国最大の財閥であるサムスン・グループの李健煕元会長による資金援助のもとに「開校100周年記念館」が建設され、同年5月には「世界大学総長フォーラム」が盛大に開催されました。最近では、国際化のための長期戦略として、「英語講義の拡充・海外大学との交流促進・外国人教授の採用拡大」などの目標を掲げ、全学生に「TOEIC®:700点以上」を卒業要件に課し(2001年度から実施)、2005年3月以降に入学した学生には二重専攻(ダブル・メジャー)制度を義務化するなど、教育力強化にもつとめている大学です。

 
 
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<中国 広東外語外貿大学> 対象:文学研究科の大学院生
 
 広東外語外貿大学は、1995年6月に設立された大学で、中国南部の経済的中枢都市である広州市の中に位置し、文学・経済・経営・法・技術・科学・教育の7つの学部内に英語語言文化学院や東方語言文化学院など19の学院(学部と大学院を合わせた教学機関)、39の学位コースを設置しています。552名の博士課程修了者を含む820名の教育スタッフが在籍し、加えて海外からの60名の専門家や講師を含む74名の客員教授が在籍しています。学生・大学院生は合わせて約13,000名で、その他に約7,000名の留学生や訓練生が中国語等を学習しています。海外の機関との学術・文化交流も盛んであり、80を超える大学・学術機関・文化組織と提携しています。

 広東外語外貿大学は、高潔なモラル、傑出した実績、多文化的な教育をモットーに、幅広く世界的な視野、革新的な意識を持った人材を育成することを目的としており、中国南部・広東省における最も高水準レベルの大学の一つです。今回、本研究科とDMDP協定を締結する東方語言文化学院(日語系)は、2005年に華南地域における唯一のブランド日本語学科の称号を取得し、日本語を自由に操る優秀な学生を卒業・輩出していることで定評があります。また、学術的なレベルも高く、数多くの研究者・教員・通訳・日系企業社員を輩出してきた実績をもっています。

<広東外語外貿大学>
 
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交換留学
 
 立命館大学と学生交換協定を締結している海外の大学へ1学年間留学する制度です。
派遣先においては各自の専門分野に応じた正規開講科目を受講し、派遣先大学の寮で現地の学生と共同生活を送ります。交換留学期間中に取得した授業科目の単位は、所定の基準に基づいて10単位を上限に本学で取得すべき科目の単位として認定されます。留学中の学費は相殺となるため、本学に所定の学費を納入することにより、派遣先大学への授業料納付は免除となります。
 
 
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