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言語からさまざまな専門分野へ
中世のドイツ北部あるいはオランダの言語状況を主として研究しています。文献の遺り方がさまざまで、総合的な知識が不可欠です。
法律文献しか残っていない地方や、公文書だけがある地域あるいは文学が盛んであった地域など、当時の言語を勉強するには周辺分野の知識がどうしても必要です。
言語を中心に据えながらいろいろな勉強ができるということが、この分野の魅力でもあります。たとえば低地ドイツ語というのは、ドイツ北部で話されている方言のことで、その中世期にあっては歴史的に有名なハンザ同盟が使用した言語でした。当時のハンザの勢力図は北部ヨーロッパの広い地域にわたり、さまざまな都市間の関係を知ることがとても大切で、研究にはどうしても学際的な視野が不可欠です。
学際的な研究をするには格好の素材といえるでしょう。
言語は消滅するのか
北部ヨーロッパには英語やオランダ語、ドイツ語などさまざまな言語が併存して、互いに影響を及ぼし合っています。
そんななかで過去にはすでに滅びてしまった少数言語もあり、現在でもその存続が危ぶまれている少数派言語があります。
ヨーロッパにおける少数派言語とその話し手のアイデンティティの問題はEU統合の裏の面であって、今後いっそう注目すべき問題だと思われます。
学問の境界を突破して
大学のカリキュラムのなかではあまり学習しないこうしたヨーロッパのさまざまな言語状況や文化状況に焦点をあてて研究を進めるのが、人文総合科学インスティテュートの特色といえるでしょう。
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