立命館大学 文学部校友会 文学部校友会

 2017年11月18日、立命館大学朱雀キャンパスに於いて第44回英米文学同窓会を開催しました。22名の同窓生が集い、旧交を温めました。今年度は文学部創設90周年・文学部校友会設立10周年にあたる年でしたので、文学部校友会記念企画にも参加いただけるよう、同日の開催としました。

 ミニ・レクチャーは、愛知大学名誉教授の中﨑温子先生(昭和54年卒)より「多文化共生」について、立命館中高の校長を務められた中村和歳先生(昭和36年卒)より「地球温暖化と環境問題」についてご講演いただきました。

 中﨑先生は、日本社会における同化圧力や日本語話者間のコミュニケーションの特徴を踏まえ、多文化共生を進めていくためには何が必要なのか、わかりやすく話してくださいました。「肌色ってどんな色?」という問いかけをはじめ、気づきに満ちたレクチャーでした。中村先生からは、長年取り組んでこられた環境保全活動について、スライドを交えながらご紹介いただきました。京都の高校生を引率してCOP13(第13回気候変動枠組条約締約国会議)バリ会議に出席されたこともご紹介いただきました。おふたりとも「地球市民」という意識を持つことの大切さを説かれていたのが印象的でした。

 総会・懇親会では、今後の同窓会のあり方について意見を交わし、今後も英米文学同窓会として独自の活動を継続していくこと、そして全学や文学部の校友会とも連携していくことを確認しました。2018年度も文学部校友会企画と日程を合わせて開催する予定です。また来年お会いしましょう。

文責: 佐藤渉

英米2017年同窓会写真