トップページ コラム集



「いじめ・不登校」から見えてくること

「親からこうしろと言われるとついのってしまう。だから自分に自身がもてなくて安心感がない。登校拒否のことであい、自分が薄っぺらく思えて、生き方を見直すきっかけになった」、ある大学生の声です。「いじめ・不登校・荒れ」の、子どもにとっての意味(課題分析)、必要な生きる力(生き方とスキル)、支える人間関係(支援的関係)等について、議論し学びあいたいものです。これは、今までの自分自身の生き方の問い直しの場にもなるはずです。
 
心とからだのつながりから教育をとらえなおす

人間の心はからだやイメージの中にあらわれます。心とからだは一つに結びついており、心の状態は、からだの動きや形となってあらわれます。ボディワークをつうじた教育にでは、からだに焦点をあてながら、人間の心を探究していきます。また、イメージワークはリラックスした状態で脳裏に浮かんでくる心像から、心の深いメッセージを読みとろうとするものです。講義のなかでは、実際にこのようなことも試みられます。
   

笑いの教育人間学−感動の陥穽

目標に向かうひたむきな姿に接するとき、私たちは感動します。教育はこれまで、感動する心の大切さを多く説いてきました。感動が自己と対象との一体化の喜びだとするなら、笑いは対象からずれていく快さだといえるでしょう。価値ある対象と一つになろうとする情熱は同時に、対象との関係を別様に見ることを許さない狭さと頑なさを内包しています。そして笑いにはこの偏狭さを打ち破る可能性があるのです。人間形成における笑いの力を丁寧に探っていけたらと思います。
 
カウンセリングの新しい潮流−心身相関アプローチ

教育分野におけるカウンセリングの必要性は日ごとに増大していますが、子どもたちの訴える症状には頭痛、吐き気、下痢、全身の倦怠感といった身体症状が多くみられます。こういった問題に対処するには従来のような言葉を中心としたカウンセリングより直接身体にアプローチする方法の有効性が指摘されています。自律訓練法といった基礎的な者から、最新の内なる子ども療法にいたるまで、本専攻では数多い心身相関的な臨床技法を学ぶことができます。
 
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