第624号

   杉橋隆夫教授退職記念論集



杉橋隆夫教授 近影




桂島 宣弘

杉橋隆夫教授 略歴 執筆編年目録



須恵器窯の歩き方
  ―篠窯跡群分布調査のために―

木立 雅朗

宝亀年間の対外政策と大宰府外交
  ―宝亀五年五月十七日太政官符を手掛かりとして―

吉岡 直人

九世紀における蝦夷の宮廷儀式参加とその意義

河原 梓水

平安前期における南都授戒制度の変質とその背景

駒井  匠

『西宮記』に見る平安中期慶申(拝賀・奏慶・慶賀)の形態と特質

桃崎 有一郎

大饗小考

告井 幸男

平安時代の即位儀とその儀仗
  ―文安御即位調度図考―


山本  崇

摂関期における乳母の系譜と歴史的役割

野々村 ゆかり

『大鏡』の最終記事

高橋 照美

東寺領伊勢国川合荘の出現と退転

勝山 清次

春日社興福寺の中世的確立
  ―毎日一切経転読の開始と東西御廊の成立を中心に―


松村 和歌子

頼義と頼清
  ―河内源氏の分岐点―


元木 泰雄

平安貴族社会における政務執行体制の一側面
  ―六勝寺奉行を中心に―


上島 理恵子

勧賞叙位の一考察
  ―中宮・東宮関連の勧賞を事例として―


佐古 愛己

官務小槻氏の確立
  ―太政官弁官局(官方)の中世化―


井上 幸治

後白河院政と文化・外交
  ―蓮華王院宝蔵をめぐって―


美川  圭

「鹿ケ谷事件」考

川合  康

平清盛と東国武士
  ―富士・鹿島社参詣計画を中心に―


野口  実

治承・寿永内乱期の在京武士

長村 祥知

西海合戦と源頼朝

宮田 敬三

源義経と春日大社

前川 佳代

興福寺・和泉国司紛争と後鳥羽上皇
  ―建久九年初度熊野御幸をめぐって―


谷    昇

三左衛門事件と一条家

塩原  浩

『守護所地頭』考

小林 保夫

鎌倉幕府行列の成立と「随兵」の創出

滑川 敦子

中世前期の王家と法親王

佐伯 智広

鎌倉時代の越前守について

佐藤  圭

クビライ・カアンと後嵯峨院政の外交交渉

秦野 裕介

鎌倉幕府の裁許状と安堵状
  ―安堵と裁許のあいだ―


熊谷 隆之

『一遍聖絵』に描かれた信濃

山内  譲

東寺仏舎利奉請状の伝来と作成過程
  ―儀式において作成された文書の一形態―


新見 康子

康永三年における室町幕府引付方改編について

田中  誠

観応・文和年間における室町幕府軍事体制の転換

花田 卓司

『輿車図考』の諸写本について

京樂 真帆子

『法体装束抄』にみる法体装束

近藤 好和

東久世庄増位家小伝
  ―楽人と領主のあいだ―


早島 大祐

《史料紹介》丹波亀山深海氏二題

西村  隆

波多野敬直宮内大臣辞職顛末
  ―一九二〇年の皇族会議―


永井  和

鎌倉右大将家と征夷大将軍・補考

杉橋 隆夫

謝辞

杉橋 隆夫



2012 年1月
立命館大学人文学会