2015年度 音楽関連団体共同寄附講座

エンタテインメント・ビジネス産業論

第1回 4月10日  開講オリエンテーション

三枝 照夫(さえぐさ・てるお)先生

  株式会社フリーダム 代表取締役

  立命館大学 客員教授

 プロフィール

1951年4月 神奈川県横浜市生まれ

1975年3月 早稲田大学商学部卒業

1975年4月 日本ビクター株式会社入社 後 ビクター音楽産業株式会社出向

      (現在は各々、「JVCケンウッド」「ビクターエンタテインメン

       ト」に改称)

1999年6月 取締役に就任     第1制作宣伝本部長

2002年6月 代表取締役に就任  専務取締役に就任

2004年1月 代表取締役専務取締役 兼

      JVCエンタテインメント・ネットワークス株式会社CEO

(代表取締役)

2007年6月 取締役会長就任

2008年4月 取締役会長 担当 邦楽制作統括

2009年1月 取締役会長 兼

ビクターミュージックパブリッシング株式会社 代表取締役社長

2010年1月 アドバイザー(相談役)就任

2010年7月 株式会社フリーダム設立 代表取締役就任~現在に至る

 

担当したアーチスト

松本伊代、小泉今日子、荻野目洋子、酒井法子、SMAP、Kiroro、19、広瀬香美、LOVE PSYCHEDELICO他、現在は石井聖子

 講義概要

 開講オリエンテーションは、立命館大学産業社会学部の竹内謙彰副学部長の挨拶から始まった。講座の成り立ちを簡潔に紹介し、今年度も一般社団法人日本音楽出版社協会・一般社団法人コンサートプロモーターズ協会・公益社団法人日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターからの寄附により成り立つと話した。昨年度より元ビクターエンタテインメント株式会社取締役会長の三枝照夫氏を客員教授とし、著作権やコンテンツ関連産業の未来を探る講義である。社会科学的な知見や文化産業を探る、産業社会学部らしい授業であると述べた。続いて、立命館大学産業社会学部の粟谷佳司准教授より、受講に当たっての注意事項などガイダンスが行われた。

 本講座のコーディネーターである三枝照夫氏より自己紹介の後、第2回から第14回までのゲスト講師について紹介があった。毎回多彩なゲストがいらっしゃる講義でもあるため、授業時間中に加えて、講義後の時間で解らないことを質問し自分を売り込むことで、講師・受講生双方にとって充実した時間にしてほしいと話した。今年度は音楽産業を中心に、それを取り巻くメディア産業の講師が来校する。7月の第14回講義までに登壇を予定されている講師を、一人一人紹介しつつ講義のポイントを挙げた。

 講義終盤では、本日の講義課題としてこれから登壇する各講師に対し期待すること、受講生の関心のある点を記入するよう促した。受講生からは、音楽産業の現状や音楽制作の方法、コンサートなど音楽に関することだけではなく、映画・ラジオ・新聞など多彩な講師陣に期待を寄せる声が多く挙がった。

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