2015年度 音楽関連団体共同寄附講座

エンタテインメント・ビジネス産業論

第4回 5月1日  演者側からみたエンタテインメント

原口 あきまさ(はらぐち あきまさ)先生

  ものまね芸人・北九州市観光大使

 プロフィール

 

1975年11月3日生まれ

福岡県北九州市出身(北九州市観光大使)

明石家さんまさんのものまねで大ブレイク!!

ものまねレパートリーは100以上。

 

ものまねジャンルは声まね、歌まね、動きのまね、雰囲気まね等盛り沢山。

テレビ番組を中心にラジオ、ネット、雑誌、イベント出演等日本全国を飛び回っている。

 

私生活では2010年3月14日に福下恵美さん(現:原口めぐみ)と結婚。

息子達(二人)の優しいパパ。

2014年には「第33回ベストファーザー イエローリボン賞 芸能部門」受賞。

 

原口あきまさの情報はブログにて。

【ブログ】「一日一笑 ゆる~いブログ

 

 講義概要

 ものまね芸人として幅広いレパートリーを持ち、テレビ番組を中心に数多くのメディアに出演する原口あきまさ氏が、演者側からのエンタテインメントと題して登壇した。原口氏のものまねレパートリーも多く披露され、終始笑いに包まれた講義となった。

 講義ではまず、自己紹介を兼ねて昔話に乗せた様々なレパートリーが披露された。原口氏の、本人の特徴を捉えたしゃべり方や立ち姿のものまねは、学生時代からの人間観察が礎となり、成り立っている。しかし、ものまねをするにあたって必要だったのは、本人の特徴を捉えるだけではなく、「勇気」だったと話した。上京、ものまね番組のオーディション参加、明石家さんまさんのものまねなど、勇気を持って一歩踏み出したことが転機となり、大ブレイクにつながった。お笑いコンビ時代の経験を活かし、台本の無いしゃべりものまねの中で「つっこみ」という役割を得、その後の日本テレビ系列「ものまねグランプリ」での優勝により、勇気が「自信」となった。受講生へも夢に向かって勇気を振り絞っていってほしいと励ました。

 「声」のものまねではない「シルエット」をつなげたサイレントものまねなど新しいものまねにも取り組んでおり、観客の反応だけではなく周りのスタッフなど見てくれる人のアドバイスがあり、演者として立つことができている。舞台に立つ時何をするのかは観客の雰囲気を見て決める。一緒にステージを作り上げるためには、状況によって空気を掴む必要があり、それもまた勇気を必要とすると話した。失敗を恐れて立ち止まるのではなく、一歩踏み出す勇気があれば失敗してもいい。何度でも挑戦する勇気が必要であると受講生を激励した。

 受講生からの質問にも気さくに答えていただき、課題として「勇気とは」を問いかけ講義を終えた。受講生からは、原口氏の講義に対する感謝とともに、自身が勇気を出した場面や将来に対して勇気を出したいなど多くの声が上がった。

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