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「争点としての生命」研究会


◇日時 2007年2月28日(水)14:00〜16:00

◇場所 立命館大学 創思館3F 303/304号室
(キャンパスアクセスURL : http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/annai/profile/access/kinu_l.html

◇講師
高橋さきの
(科学技術論/技術翻訳者/D.ハラウェイ『猿と女とサイボーグ』訳者)

◇演題
「Sex/genderシステムをめぐって―医学と生物学の50年」

◇講演要旨

「からだ=身体(body)」は、性をめぐる社会関係(ジェンダー、性別編成原理)について議論するにあたっての出発点となる場である。また、人が生き物である以上、あらゆる社会関係は「からだ」という現場をノードとせざるをえず、「からだ」をめぐるポリティクス、すなわち「身体性」(bodypolitics)の議論は、あらゆる社会理論の交叉する場でもある。
「からだ」を主要な議論の場としてきたのは、伝統的に、生物学と医学である。そこに社会科学が巻き込まれるかたちで、今日的な意味での「からだ=身体」という現場が認識され、身体性について論じる枠組みが形成されてきた。今回は、身体という場が、20世紀半ばから今日にいたる半世紀を通じて、生物学やフェミニズムによってどのような枠組みで論じられてきたかを、半世紀にわたって駆け足で見ていきたい。

◇扱うトピック◇

 ・内分泌学、精神科学の現場でのsex/genderシステムの形成(1950年代後半から1960年代前半):社会科学と医学・生物学の共同作業
 ・第二波フェミニズムの最前線(1960年代後半):「からだ=身体」という現場の認識と、「身体性」(body politics)を論じる今日的枠組みの構築
 ・sex/genderシステムが、フェミニズム理論のバックボーンとして取り込まれる経緯(1970年代)
 ・同時期の生物学の変容:〜1970年代はじめ、〜1990年代はじめ、〜今日の3つの時期に区分して考える
 ・性的差異・同一性の把握のしかた、異分野の共同作業

◇参考文献◇
高橋さきの「身体性とフェミニズム」、江原由美子・山崎敬一編『ジェンダーと社会理論』、有斐閣、2006、第10章

下記サイトに高橋さんの「生命科学とジェンダー」季刊『環』 Vol.12(2003年1月号) 全文と経歴の紹介があります。
http://homepage2.nifty.com/delphica/archives/sakino01.html

連絡先:松原洋子(先端総合学術研究科 yokom@ce.ritsumei.ac.jp)

UP:20070208 REV:20070225 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/2007/0228.htm

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