>HOME >DATABASE

スティーブンス・ジョンソン症候群

 *作成:植村要(立命館大学先端総合学術研究科)

■スティーブンス・ジョンソン症候群(Stevens-Johnson Syndrome:SJS)

 「患者自身の歯とレンズを組み合わせた人工角膜を移植する国内初の手術に、近畿大医学部の福田昌彦講師らが十六日、大阪府大阪狭山市の近畿大病院で成功した。拒絶反応の心配がなく、人工物だけ移植するより目になじんで外れにくいという。角膜移植のできない重症患者を対象に欧州で行われており、順調に回復すれば約一週間で見えるようになる。
 患者は、大阪府内在住の女性(49)。薬の副作用で角膜などがやけど状になる「スティーブンス・ジョンソン症候群」で、ほとんど目が見えず介助なしでは生活できない。
 福田講師らは、コンタクトレンズに使う有機ガラスを直径三・五―四・五ミリ、長さ八ミリのねじのような形に成形。同病院歯科の濱田傑・助教授が患者の犬歯と根元の骨の一部を切り取り、レンズの"土台"(縦一センチ、横一・五センチ、厚さ三ミリ)とした。
 移植は患者の左目で、虹彩(こうさい)や水晶体などを摘出し、本来の角膜の中央に人工角膜を埋め込んで縫合。固定のために、ほおの内側の口の粘膜を上に張り付けた。
 また、これまで二十例以上の実績がある英国のクリストファー・リュウ医師が、テレビ会議システムで英国から指導した。
 この手術は、二百例以上行われたイタリアで生着率は95%に上り、化学薬品や自己免疫疾患などで角膜が傷ついた人にも、移植できるという。(人工角膜移植後の目の断面図=略)」(「患者の歯+レンズ 人工角膜移植に成功 国内初、拒絶反応なし/近大医学部」,『大阪朝刊』2003-6-17:2)





製作:植村要(立命館大学先端総合学術研究科)
UP:20061217, REV:  http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/sjs.htm

TOP  HOME(http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/)