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> HOME >DATABASE □Alain, Touraine ◆pending ◆日本社会学会 19620630 『社会学評論』No.49(第13巻第1号)、有斐閣 (特集:社会運動) 「社会運動」のシンポジウムに寄せて/日高六郎 「しかし『社会運動』というテーマについての研究が弱かったという点にだけ限定して考えれば、その理由はおよそ次のようなところに求められるのではないかと思う。第一には、現象はとくに流動的であり、同時に社会構造にたいして全体関連的であり、さらにその意味で高度に歴史的背景の配慮を必要とする。ところで流動性、関連性、歴史性を対象とすることは、従来の社会学的理論の枠組みでは、かなり手ごわいということがある。いままで社会学者の分析は、集団や組織のやや静的な構造実態をとらえることに巧みであり、またある一地域、一組織、あるいはその一局面・一局部の分析にすぐれ、またときには歴史性を捨象した理論図かごく限定された一時期における集団や組織やその内部での諸過程の解明に努力した傾きがある。ところが、じつはそうした静態的、局部局(ママ)、非歴史的方法は従来の社会学の弱点でもあったと思う。そうした弱さを持つ社会学が、『社会運動』のように、高度に流動的、連関的、歴史的現象にたいして、ややたじろぐのは当然のことでもあろう。われわれにどのような理論枠組があり、どのような分析の道具があるのか。社会学における『社会運動』の研究は、歴史的という点でいえば、『社会運動』史とどのような点で区別され、特徴づけられるのか。全体関連的という点でいえば、政治学的あるいは経済学的接近方法とくらべて、それはどのような特徴を持つのか。流動的という点では、従来の抽象的な社会過程論の分析方法をこえて、複雑多様な現象形態をとらえることができる方法があるのか。こうしたテーマを社会学の研究対象としてとりあげることは、従来の社会学に内在していた弱点を克服する努力を要求するという積極的意味があるということは、逆にいえば、その仕事にとりくむことの困難さを暗示するのである。」(p.3) 「すなわち理論課題と実践課題との区分と接点とをどこに求めるかという問題である。」(p.3) 「そうした要求や警戒心を解消するに足りるだけの説得力を、どのようにしたら『社会運動』についての社会学的研究は体得できるのか。ここにひとつの問題点が存在している。」(p.4) 「一方では、ある理論的枠組がかなり強く実践的関心に直接的に癒着し、そのためにその理論的枠組を支持するかどうかは、その実践的関心の方向に警戒するか否かで決定されるのではあるまいかという危惧があり、他方では、ある理論的枠組が、抽象的な理論的図式の構成という知的な関心に傾き、そのためそれは実践的課題とほとんど接触点を失うか、あるいはそれにごく一般的な倫理的忠告をあたえることだけにとどまることしかできないのではないかという懸念が生まれたように思う。」(p.4) 戦後日本の社会運動―その組織状況の展望/塩原勉 運動組織とリーダーシップ/田中清助 社会運動相互間のDynamism/杉之原寿一 「戦後日本の社会運動」における二つの問題点/中本博通 社会運動研究の方法に関する若干の問題 社会運動の区分と統一 ◆1985.11『思想』No.737、岩波書店 特集=新しい社会運動 その理論的射程 後期資本主義社会における新しい社会運動/高橋徹 労働社会の危機と新しい社会運動/山口節郎 エスニシティと地域運動―戦後フランスの地域紛争を素材として―/梶田孝道 社会運動研究における「大衆運動」 モデル再検討の射程/佐藤健二 相対的剥奪と社会運動―相対的剥奪論の再生は可能か―/松本康 社会運動の政治社会学―資源動員論の意義と課題―/長谷川公一 都市社会運動における構造と主体―社会運動のロマンチシズムをこえて/町村敬志 草の根運動の現代的位相―オールタナティヴを志向する新しい社会運動/高田昭彦 戦後日本における運動論の展開―理論的観点からの整理―/片桐新自 社会運動論関連年表/安立清史・高橋徹(編) 参照文献一覧 ◆Social Research: An International Quarterly of the Social Sciences, Volume52, Number4 Winter1985 SOCIAL MOVEMENTS Arien Mack, Editor Jean L. Cohen, Guest Editor Table of Contents * Strategy or Identity: New Theoretical Paradigms and Contemporary Social Movements/Jean L. Cohen * Models and Realities of Popular Collective Action/Charles Tilly * An Introduction to the Study of Social Movements/Alain Touraine * The Symbolic Challenge of Contemporary Movements/Alberto Melucci * New Social Movements: Challenging the Boundaries of Institutional Politics/Claus Offe * The "New Social Movements:" Moral Crusades, Political Pressure Groups, or Social Movements?/Klaus Eder ◆社会運動論研究会19900901 『社会運動論の統合をめざして―理論と分析―』 成文堂 目次 序言―曽良中清司 第一篇 理論 第一章 資源動員論と「新しい社会運動」論―長谷川公一 一 二つの社会運動論の接点をもとめて 1 はじめに・・・・・・本章の課題 2 対話はなぜ困難か 3 対話の可能性と意義 4 両アプローチの比較のために 二 資源動員論とその基本的性格 1 分析視角 2 行為主体 3 運動の価値志向性 4 運動のイッシュー特性 5 行為様式 三 新しい社会運動論とその基本的性格 1 分析視角 2 行為主体 3 イッシュー特性 4 運動の価値志向性 5 行為様式 四 結論―社会運動の総合的な説明図式に向けて 第二章 資源動員論から運動の総合理論へ―知識社会学的観点からの一考察―片桐新自 はじめに 一 資源動員論の原像 1 運動の実践と理論―ウィリアム・ギャムソンの場合 2 歴史から集合行為の理論へ―チャールズ・ティリーの場合 3 組織論から運動論へ―メイヤー・ゾールドの場合 4 紛争世代の実感―ジョン・マッカーシーの場合 5 新しい理論の模索―アンソニー・オーバーシャルの場合 6 小括 二 資源動員論の変化 1 資源動員論の確立 2 資源動員論の第二世代の登場 3 「古典的理論家」の反応 4 総合理論へ 5 小括 おわりに 第三章 環境運動の類型と環境社会学―「新しい社会運動」の制度化、政策化を展望して―寺田良一 一 問題の所在 二 環境運動の価値志向 三 新しい価値志向の担い手 四 環境社会学のパラダイム 五 新しい周辺層と環境運動のカテゴリー 六 環境運動の類型 七 結語 第四章 環境問題と社会運動社会学の課題―安立清史 序 環境問題と社会学 一 質的データと文芸社会学の方法 二 波うつ土地 三 環境問題の自己回帰的構造―根拠の剥離― 四 「自然」という根拠―行為の剥奪― 考察―運動意味論の転回― 第五章 社会運動と世論―大石裕 一 はじめに 二 マス・メディアと世論過程 1 パワフル・メディア論 2 世論の増幅現象 三 アジェンダ構築における世論とマス・メディアの機能 1 アジェンダ構築の過程と形態 2 アジェンダ構築とノンデシジョン 3 世論とマス・メディア機能の二面性 四 「資源」としての世論とマス・メディア 1 資源動員アプローチ 2 環境保護運動 3 学生運動 五 結び 第六章 社会運動組織の新たな概念化をめざして―「現実構成パラダイム」構築の試み―那須壽 一 はじめに 二 社会運動組織の変化(その1)―ゾールド=アッシュの諸命題― 三 社会運動組織の変化(その2)―ゾールド=アッシュの諸命題の検討― 四 新たなパラダイムを求めて 第二篇 分析 第一章 戦後日本の社会運動―「開発国家」と「日本的特質」に着目して―梶田孝道 一 「コンセンサス社会」と社会運動 二 イデオロギー対立と「日本的特質」の否定―反安保闘争と労働運動― 三 「ゆたかな社会」の到来と新しい社会運動―市民運動と学園闘争― 四 「開発国家」への抗議―反公害運動、住民運動― 五 告発型運動からコミュニティ形成へ―「地方の時代」における住民運動― 六 「国際化」とマイノリティ運動の噴出―女性、民族的少数者の運動― 第二章 草の根市民運動のネットワーキング―武蔵野市の事例研究を中心に―高田昭彦 序 「新しい社会運動」とネットワーキング 一 草の根市民運動の諸特質―オルターナティブ性、ネットワーク志向性、生活者 二 武蔵野市市民運動調査の概要 三 草の根市民運動のネットワーク形成 1 運動体の中心的人物のプロフィール 2 参加メンバー 3 運動体の運営 4 運動体の活動 5 交流団体=運動体間ネットワーク図 6 今後の交流内容 四 おわりに(武蔵野市の市民運動に関する暫定的な結論) 第三章 生活自治型住民運動の展開―池子米軍住宅建設反対運動を事例として―渡辺登 一 問題の所在 二 逗子市池子米軍住宅建設反対運動 1 運動発生の背景 2 運動発生の経緯 三 事例の分析 1 運動スタイルの分析 2 行為原理・組織原理の分析 四 結論 第四章 自助グループ運動から他者を巻き込む運動へ―ある障害者グループの活動から―石川准 一 はじめに 二 無難ということの意味 三 文脈としてのヒューマニズムを解体する 四 障害を吹っ切る二つの技法 五 内部処理という限界 第五章 現代社会における流言―早川洋行 一 問題の所在 二 流言の内容 三 流言の形式 四 むすび 第六章 韓国第十三代大統領選挙をめぐる政党、マス・メディア、社会運動―大畑裕嗣 一 問題提起 二 選挙の背景 1 八十年代韓国の社会運動 2 一九八七年六月民主化大闘争 3 六・二九宣言以後の情勢変化 三 与・野党の動き 1 与党政府の動き 2 野党の動き 四 マス・メディアの操作 1 与党の戦略に沿ったシンボル連関 2 野党の戦略に沿うべきシンボル連関 3 テレビ報道の問題点 五 社会運動の動き 1 国民運動本部の空洞化 2 批判的支持論 3 候補単一化の代替的戦略 3 選挙空間活用論 5 社会運動の限界 第七章 資源動員論の視点からみたヒトラー運動―曽良中清司 一 M・リヒターの試み 二 資源動員論の源泉―四つの批判的立場― 三 ビヤホール一揆までのヒトラー運動 執筆者紹介 ◆社会運動論研究会19940620 『社会運動の現代的位相』 成文堂 目次 序言―曽良中清司 第一章 社会運動の総合的把握のための分析枠組―片桐新自 一 はじめに 二 社会運動の定義と類型 三 社会運動の過程 四 社会運動の発生と参加 五 社会運動組織の構造 六 社会運動をめぐる組織連関 七 社会運動の機能 八 おわりに 第二章 抗議世代のイデオロギー持続―学生運動従事による政治的社会化の経路―粟田宣義 一 一九六〇年代後半を振り返る 1−1 一九六〇年代の学生運動の歴史的意味を問う米国社会学 ・1960年代半ば以降の学生運動の歴史的意味とその現代への影響を問うモノグラフの刊行 McAdam,D.(1989) Freedom Summer, NY: Oxford University Press. Whalen,J. and R.Flacks(1989) Beyond the Barricades, Philadelphia: Temple University Press. Burns,S.(1990) Social Movements of the 1960s, Boston: Twayne Publishers. Blumberg,R.L.(1991) Civil Rights the 1960s Freedom Struggle, Boston: Twayne Publishers. ・公民権運動やベトナム反戦運動を同時代的に体験してきた若者世代が四十歳台という実社会の重要な担い手としての齢までに育ってきたことと関係している。 1−2 日本における大学紛争・新左翼運動回顧には社会学者が参入しない ・日本においても若干似た状況 『叛逆のバリケード』『果てしなき進撃』の復刻(三一書房、1991年) 川島豪・塩見孝也『いま語っておくべきこと』(新泉社、1990年) 大崎仁編『「大学紛争」を語る』有信堂 →米国社会学の分類 D.E.アプター、澤良世訳(1984=1986)『三里塚もうひとつの日本』岩波書店 P.G.スタインホフ、木村由美子訳(1991=1991)『日本赤軍派』河出書房新社 「なぜ、日本の多くの研究者が一九六〇年代後半における大学紛争、学生運動の歴史的意味を問うことを避けるのかを論じることは、本稿の直接の目的でもないし、ここで究明する紙面の余裕もない。社会学者の研究マインドを喚起させるに充分であるにもかかわらず、なんらかの理由で立ち遅れているこの研究領域において、本稿は先導となるべく執筆された訳であるから。」(p.33) 二 調査デザインとデータの信頼性 2−1 使用データ 2−2 抗議活動研究における調査デザインとデータの信頼性問題 三 変数の操作的定義 3−1 「一九六八―六九年世代」 3−2 「大学による社会化」 3−3 「抗議経験」 3−4 「保革自己イメージ」 3−5 「脱物質主義」 四 学生運動従事によるイデオロギー持続の理論モデル 4−1 理論モデル 4−2 仮説1a(出生コーホート仮説) 4−3 仮説1b(政治的社会化の担い手仮説) 4−4 仮説2a(革新的イデオロギー持続仮説) 4−5 仮説2b(脱物質主義仮説) Inglehart,R.(1971) "The Silent Revolution in Europe," American Political Science Review, vol.1 53 Inglehart,R.(1990) Culture Shift in Advanced Industrial Society, Princeton: Princeton University Press. Inglehart,R. and C.Flanagan(1987) "Value Change in Industrial Societies," American Political Science Review, vol.1 81 Kitschelt,H.(1985) "New Social Movements in West Germany and the United States," Political Power and Social Theory, vol.5 Kitschelt,H. and S.Hellemans(1990) "The Left-Right Semantics and the New Politics Cleavage," Comparative Political Studies, vol.23 五 仮説の検証 5−1 二変量解析 5−2 パス解析 六 結論 「前節における二変量解析とパス解析の結果、本稿の理論モデルを構成する四つの仮説は全て検証された。前述のごとく限られた調査対象から得られたデータではあるが、その範囲内においてこれらを仮説命題から検証済みの理論命題に昇格させたい。 理論命題1a(出生コーホート命題) 「大学紛争の頃に学生であった者たちは、学生時代に抗議活動に従事した経験がある」 理論命題1b(政治的社会化の担い手命題) 「大学にて自らの政治信条を獲得した者たちは、学生時代に抗議活動に従事した経験がある」 理論命題2a(革新的イデオロギー持続命題) 「学生時代に抗議活動に従事した経験のある者たちは、現在も尚、革新的イデオロギーを持続させている。」 理論命題2b(脱物質主義命題) 「学生時代に抗議活動に従事した経験のある者たちは、現在、脱物質主義的な価値を有している」 モデル全体、とりわけ理論命題2a(革新的イデオロギー持続命題)が支持されたことにより、本稿の課題である学生運動従事によるイデオロギー持続の確認は十分なされた。更に、理論命題2b(脱物質主義命題)が支持されたことは、かつての抗議世代が従来型の左翼≒革新イデオロギー政治に併せてニューポリティクスにおいてもラディカルであることを示唆している。これは新しい時代における彼女ら/彼らのイデオロギー持続の発展的傾向とも読みとれる。しかし、本稿におけるデータ・セットの精度はこの辺りが解析、解釈の限界である。大規模かつ系統的な調査デザインに基づくデータ・セットの作成、利用による研究の更なる深化を今後の課題としたい。」(p.57) 第三章 コミュニティーづくりと市民運動―"武蔵野市コミュニティー構想"の草の根レベルでの実現の試み―高田昭彦 一 はじめに 1 けやきコミュニティー協議会の発足 2 「けやき」のユニークさ 二 武蔵野市の「コミュニティー構想」 1 武蔵野方式の市民参加 2 コミュニティー市民会議によるコミュニティーセンターづくり 3 コミュニティーセンターづくりからコミュニティーづくりへ 三 「けやき」のあゆみ―「中央北コミュニティーセンター準備会」から「けやきコミュニティー協議会」発足まで 1 第一の危機 2 「けやき」の再編成 3 「けやき」の原則 4 「けやき」のアイデンティティ 5 コミュニティーセンターの現状への批判 四 「けやき」のあゆみ―「けやきコミュニティーセンター協議会」発足から「けやきコミュニティーセンター」建設まで 1 センター建設の予算と土地の提示 2 第二の危機 3 「けやき」によるコミュニティー三原則の実施 五 「けやき」は地域に受け入れられているか 1 第三の危機 2 「けやき学舎」と地域のアンケート調査 3 「けやき」による地域への働きかけの効果 4 地域づくりの核としての「けやき」 六 おわりに―「コミュニティー構想」の草の根での実現を維持し続けるには 1 おもしろ発見会議 第四章 地域社会の再生としての町並み保存―小樽市再開発地区をめぐる運動と行政の論理構築過程―堀川三郎 一 問題の所在と本稿の課題 1 問題の所在 2 本論文の課題と構成 二 調査方法とデータ 三 小樽運河保存問題の推移 1 商業都市小樽の勃興 2 衰退と課題としての再活性化 3 道路計画と住民運動:問題の推移 四 小樽市行政当局にとっての運河地区 1 道路用地としての運河(一九六六〜一九八〇年) 2 道路・都市公園用地としての運河(一九八〇年以降) 五 小樽運河保存運動にとっての運河地区 1 アイデンティティとしての運河(一九七三〜一九七六年) 2 観光資源としての運河(一九七七年以降) 六 地域社会の再生としての町並み保存 第五章 アメリカの環境運動における制度化と脱制度化―寺田良一 一 問題の所在 二 環境運動の制度化の両義性 三 非営利団体(NPO)制度と社会運動 四 環境運動の新展開 五 むすびにかえて 第六章 農業問題と社会運動―新しい農民運動のゆくえ―池田寛二 一 はじめに 二 農民運動とはなにか 三 農民運動の五つの争点 四 現代農民の組織と運動 五 新しい農民運動のゆくえ 第七章 社会運動とコミュニケーション―リゾート開発をめぐるメディア言説―大石裕 一 問題の所在 二 権力作用としてのコミュニケーション 1 マス・メディアと社会運動の関連図式 2 メディア多元主義批判 3 三次元的権力観 三 日本社会の「文化テーマ」と社会運動―リゾート開発を事例として― 1 環境破壊と環境保護運動 2 リゾート法とリゾート開発 3 リゾート法をめぐる文化テーマと政策文化 四 結び 第八章 流言の根底にあるもの―早川洋行 一 問題の所在 1 流言への視角 2 流言とその類概念 二 流言の変容 1 アメリカ社会心理学・社会学の研究 2 その他の研究 3 流言変容のモデル 三 流言の心理 1 「不安」という心理 2 「飽き」という心理 3 都市流言 四 むすび 第九章 関わりについて―韓国での日記から―大畑裕嗣 一 はじめに 二 旅人として 三 学術運動の周辺で 四 韓国の家族の一員として 五 おわりに ◆社会運動論研究会19990701 『社会運動研究の動向』 成文堂 序言 第一部 新しい社会運動と集合行動 第一章 新しい社会運動とネットワーク―朴容寛 一 はじめに 二 資源動員論とネットワーク 三 「新しい社会運動論」とネットワーク 四 おわりに 第二章 社会運動の新しい展開と政策過程―介護保険の制度化と「介護の社会化を求める一万人市民委員会」―牛山久仁彦 一 はじめに 二 公的介護保険制度の創設 三 「介護の社会化を求める一万人市民委員会」の発足と経緯 四 政策決定過程の変化と厚生省の対応 五 社会運動の新しいスタイルとその資源 六 むすびに代えて 第三章 自然保護の行為と価値―織田が浜埋立反対運動を支えた「故郷」という関係―関礼子 一 本稿の目的と視点 二 織田が浜埋立反対運動と地域社会 三 地域住民にとっての「故郷」の自然 四 運動を担った「故郷」のかたち 五 「絵葉書」運動参加の動機としての「故郷」 六 空間の過剰分化への対抗としての自然保護 第四章 堺市O−一五七事件をめぐる流言飛語―早川洋行 一 はじめに 二 調査結果の概要 三 調査結果の分析 四 パーソナルコミュニケーションとマスコミュニケーション 五 まとめ 第二部 社会運動の比較・歴史社会学 第五章 社会運動の比較研究:その動向と方法論的諸問題―野宮大志郎 一 はじめに 二 レビューの方法 三 比較研究の動向 四 比較研究の方法論的諸問題 五 おわりに 第六章 「抗議レパートリー」の変容と「社会運動」の形成―一九二〇年代小作争議研究への社会学的視角―中澤秀雄 一 はじめに―社会学における小作争議研究の意義 二 小作争議の経済理論―先行研究の検討 三 「抗議レパートリー」をどのように分析するか 四 小作争議におけるレパートリーの創出・伝播・変容 五 結語―日本の運動経験の一般化に向けて 第七章 抗議活動は世界を変えたのか―一九四八年から一九八三年までの間に政治的暴力が全世界の民主化に及ぼした効果の分析―粟田宣義 一 問題設定 二 先行研究 三 理論と方法 四 データ解析 五 結語 ◆矢澤修次郎編 20030410 『講座社会学15社会運動』 東京大学出版会 刊行のことば―北川隆吉・塩原勉・蓮見音彦 1 総論 社会運動研究の現状と課題―矢澤修次郎 1 はじめに 2 時期区分 3 マルクス主義の社会運動論 4 象徴的相互行為論の集合行動論 5 構造機能主義の集合行動論 6 塩原勉の社会運動論 7 相対的剥奪論 8 資源動員論 9 社会的構築主義―社会運動のフレーム分析 10 新しい社会運動論 11 社会運動に関する質的調査法の確立 12 本書の構成 2 社会運動の戦後的位相―社会運動の歴史社会学の試み―中筋直哉 1 社会学からの戦後社会運動史への接近―課題と方法 2 戦後日本における社会変動と社会運動―理論的予備考察 3 農地改革と農民運動:社会運動の戦後的位相―その原型的段階 4 戦後日本社会学における社会運動研究の出発点―福武・日高の『社会学』をめぐって 3 社会運動と社会学―矢澤修次郎 1 はじめに 2 社会運動とモダニティ 3 行為の社会学 4 社会の生産 5 社会運動の社会学 6 新しい社会運動 7 社会生活のい一般的な表象としての社会運動 8 主体と社会運動 9 社会学的介入 10 トゥレーヌ社会運動社会学の問題点 11 A.メルッチによるパラダイム転換の試み 4 労働運動の射程と社会運動の分化―小林良暢・帯刀治 1 労働組合運動の社会的領域 2 地方労働組合運動の行方 5 市民運動の多様性―新原道信・牛山久仁彦 T 自らを見直す市民の運動 1 問題の所在―運動する市民の心意現象 2 境界をこえる市民の運動―沖縄、広島、長崎における他者へのまなざし 3 岐路に立つ日本社会と市民の意識 4 問われる市民、問いつづける市民の運動 5 むすびにかえて―"未発の社会運動"へ U 市民運動の変容とNPOの射程―自治・分権化の要求と政策課題への影響力の行使をめぐって 1 「市民」が問う日本の社会と政治 2 「新しい社会運動」論と市民運動の変容 3 市民運動の活動領域と展開 4 市民運動の組織と運営 5 NPO(民間非営利活動団体)の意義と射程 6 今後の市民運動の展望と日本社会 6 環境運動の展開と深化―長谷川公一 1 環境運動の特質と反原子力運動 2 日本の原子力問題と反原子力運動―その歴史的概括 3 反原子力運動の諸類型 4 反原子力運動の運動過程 5 まとめ 7 社会運動の国際的連関―乳幼児保育の国際的課題と日本の保育運動―清水民子 1 はじめに 2 保育運動における国際的連関をどうとらえるか 3 日本の保育運動―保育所づくりからの展開 4 乳幼児保育をめぐる国際的課題とOMEPの活動 5 保育の国際状況と日本の保育 基本文献―矢澤修次郎・長谷川啓介 ◆曽良中清司・長谷川公一・町村敬志・樋口直人(編著)20040500 『社会運動という公共空間−理論と方法のフロンティア』 成文堂 →ファイル ◆大畑裕嗣・道場親信・成元哲・樋口直人編 20040430 『社会運動の社会学』 有斐閣 目次 序章 社会運動は社会運動をつくる?/道場親信・成元哲 T 人はなぜ社会運動をするのか 第1章 未来の「予言者」としての社会運動―「リスク社会」の啓示/樋口直人 1. 鉄腕アトムと原子力の夢―どのような未来が待ち受けていたのか 2. 科学技術信仰の破綻と反原発運動 3. 産業社会からリスク社会へ 4. 未来の予言者としての社会運動 第2章 社会問題を「発見」する社会運動―ラルフ・ネーダーによる欠陥自動車の告発運動―/川北稔 1. 事故はドライバーの責任? 2. 社会運動による被害の集合化 3. 社会運動による問題の可視化 4. 社会運動による原因の社会化 5. 素人と専門家の間で―社会運動の役割 第3章 なぜ人は社会運動に関わるのか―運動参加の承認論的展開/成元哲 1. 彼らを駆り立てるものは? 2. 大衆消費社会の「他者」 3. 「承認をめぐる闘争」としての水俣病運動 4. 支援者の運動参加の論理 U 社会運動は何をするのか 第4章 ボランティアから反戦デモまで―社会運動の目標と組織形態/西城戸誠 1. はじめに―「シャカイウンドウ」って何? 2. さまざまな社会運動―具体例 3. 現代日本における「社会運動」の捉え方 4. まとめに代えて 第5章 国際NGOの組織戦略―資源動員と支持者の獲得/樋口直人 1. 9.11同時多発テロとアフガニスタン難民 2. 国際NGOの時代 3. 資源を集める―支持者の獲得と資源動員 4. 資源を使う―目標達成に向けて 5. 資源動員からみえてくるもの 第6章 「住民投票」という名の常識へ―社会運動のフレーム抗争/高木竜輔 1. チラシのなかの社会運動―だまし絵としての社会的現実 2. 社会運動による現実の構築―フレーミングとは何か 3. 「住民投票」フレームの構築過程 4. フレーミングとその帰結 5. 「住民投票」という名の常識へ V 社会運動の盛衰を決めるものは何か 第7章 社会運動と政治―政治的機会構造と住民運動/中澤秀雄・樋口直人 1. 高度経済成長期と住民運動 2. 何が住民運動を生み出すのか―構造的ストレーンの比較 3. 何が住民運動を生み出したのか―政治的機会構造と構造的ストレーンの比較 4. 「住民運動と政治」の現代的課題 第8章 社会運動とメディア/大畑裕嗣 1. 「反戦デモ」を「売る」には 2. 争点が移り変わる仕組み 3. マスメディアは社会運動を変える 4. 運動メディアは市民社会をつくる 5. インターネットと運動 6. 「メディアとしての運動」? 第9章 非日常と日常のはざまで―社会運動組織の変化/角一典 1. はじめに―変わりゆく社会運動組織 2. 生活クラブの登場―安い「牛乳」を介した組織形成 3. 生活クラブから生活クラブ生協へ―班制度の導入による「自閉」化 4. 質の高い"消費材"を求めて―ネットワークの形成 5. 新しい労働のあり方を求めて―ワーカーズ・コレクティブ 6. 政治に働きかける―代理人運動と制度政治への参入 7. ふたたび転換期を迎えた生活クラブ―生活クラブ生協運動の今日的課題 W 社会運動の成果とは何か 第10章 社会運動から政党へ?―ドイツ緑の党の成果とジレンマ/丸山仁 1. 制度化=政党化の光と影 2. 反政党的政党とは何か? 3. 反政党的政党のジレンマ 4. オルタナティブ政党のバランスシート 5. 緑の党の経験から何を学ぶか 第11章 自由の夢―社会運動と文化/酒井隆史 1. 想像してみよう、天国なんてないんだと―Imagine there is no heaven 2. 壁の落書き―想像力が権力を奪取する 3. 服従の形式に対する闘争 4. おわりに 第12章 社会運動のあゆみ―世界システムへの挑戦者たち/道場親信 1. 「社会運動」の2つのイメージ 2. 世界システム論と反システム運動 3. 「反システム運動」の誕生―19世紀 4. 「反システム運動」の成果とその制度化―19世紀末〜20世紀半ば 5. 「反システム運動」の転換―1960年代〜 第13章 現代世界の構造変動と社会運動の潜勢力/成元哲・樋口直人 1. Another World is Possible―もうひとつの世界は可能だ 2. 社会運動と社会のダイナミズム 3. 両義性の時代と社会運動の主体化/隷属化 4. 自己と世界を絶えず乗り越えること―社会運動の潜勢力 付録 社会運動の調査研究法/成元哲・西城戸誠・道場親信 1. 社会運動と調査者の立場 2. 社会運動のフィールドワーク 3. 統計的手法とデータ解析 4. 資料の探し方 読書案内 事項索引 人名索引 ◆帯刀治・北川隆吉編 20041210 『社会運動研究入門―社会運動研究の理論と方法―』 文化書房博文社 目次 刊行の趣旨と目的 第T部 社会運動研究の理論と方法 第1章 社会運動研究の基本的視点と課題/北川隆吉 1 20世紀から21世紀へ―人類史を担うのは人類そのものである― 2 社会運動の意義と本質 3 社会運動研究上の三つの注意点 第2章 社会運動研究の理論と技法/帯刀治 はじめに 1 社会運動の理論 2 社会運動研究の技法 3 社会運動の類型 4 社会運動の諸領域 むすびにかえて 第U部 戦後日本の社会運動―歴史的・理論的分析― 第1章 市民運動の変化と制度・政策要求/牛山久仁彦 はじめに 1 市民運動の形成と成長 2 市民運動の変容と分権型社会 3 市民運動からNPOへ 第2章 市民運動の現在―NPO・市民活動による社会構築―/高田昭彦 はじめに NPO段階の市民運動を捉えるにあたって 1 市民運動における「市民」の概念 2 戦後日本の市民運動 3 現在の市民活動(NPO)における問題点 4 NPOサポートセンターによるNPOの支援―インターミディアリー(中間支援組織)の重要性 第3章 日本の労働組合運動の今日的位相と研究課題/浅見和彦 1 労働組合運動研究の諸潮流 2 労働組合運動の研究方法と課題 ―布置状況、相互連関、主体形成を把握する枠組み― 3 運動の布置状況と研究状況・課題 4 これからの課題と研究のスタンス 第4章 日米比較にみる労働組合運動と他の社会運動/坂幸夫 はじめに 1 労働組合運動と他の社会運動とのかかわり―日米の違い― 2 日米における労働組合の組織形態の違い 3 日本の労働組合運動と他の社会運動のかかわり 4 アメリカの組合運動と他の社会運動 むすびにかえて 第5章 現代の社会運動の組織形態/星野潔 はじめに 1 社会運動組織への視角 2 1960年までの社会運動の展開と運動組織 3 1960年代以降の社会運動の変化と運動組織の形態 4 運動組織の形態の多様化と「ネットワーク」 むすびにかえて 第6章 グローバル化と社会運動/稲葉奈々子 1 「反逆する尊厳」―グローバル化と新しい行為者の誕生― 2 国境を越える現象・国境を越える行為者 3 グローバル化という構造の変化 4 グローバル化と社会運動の担い手の変化 5 排除された者たちの抵抗のかたち 第7章 まちづくりに取り組むNPO/帯刀治 はじめに 1 NPO活動進展の社会的背景 2 NPO制度とNPO法人の特徴 3 まちづくりに取り組むNPOの可能性 むすびにかえて 文献リスト/小笠原尚宏・柳沢志津子・三上真理子 あとがき 索引 ◆日本社会学会 20060930 『社会学評論』226号(第57巻第2号)、有斐閣 (特集:社会運動の今日的可能性) 特集によせて―社会運動の「消滅」と社会運動論の「分裂」を超えて/大畑裕嗣・木下康仁 ・この間の研究状況の二つの問題点 第1の問題点:社会理論と社会運動論の関係 第2の問題点:社会運動論、運動をめぐる社会的現実の関係である 「西澤晃彦(2005:230)は、ある論文集への書評で『現実世界の対立を見事にそのまま映し出』した『社会運動論者』の対立について書き、相違がはっきりすることは『悪い話ではない』と付け加えた。社会運動論者の対立、ないし社会運動論の『分裂』は、現実の社会運動の可能性を問う本特集において、さらに鮮明になったようである。それは『よい話』か『悪い話』か。『分裂』を超える道はあるのか。そもそも『分裂』を解消しようとすべきなのか。そういった判断は、本特集を越えて行く研究者たちに委ねられている。それを承知で最後に一言させていただくなら、編者は、事情によって本特集に収めることができなかった、新自由主義下における国家体制の変容と社会運動の関係を問う論文のことがまだ気にかかっている。同時に、自らの示した『運動消滅』テーゼに、なんとか抵抗しようとするトゥレーヌの最後の苦闘を、単一の歴史性という幻想に囚われた老社会学者の一人芝居と切り捨てるだけでは、この『分裂』の向こう側もなかなか見えてこないのではという気もするのである。」(p.222) 社会運動論から社会理論へ―深化、展開、そして構想力/野宮大志郎 1960−70年代「市民運動」「住民運動」の歴史的位置―中断された「公共性」論議と運動史的文脈をつなぎ直すために/道場親信 「つまり、『大艦隊』『統一戦線』のイメージがリアリティを失うとともに、『階級闘争』とは別の原理に立つ諸社会運動が登場してきたとしても、それで『階級闘争』が失効するわけでもなければ資本主義を批判し労働者の権利を守り、そのために政治への働きかけを行なうという意味での労働者の社会運動が『過去の遺物』になるわけでもないということだ。それはすでに過剰な歴史化というべきである。『市民運動』を『社会運動』のモデルとしてとらえる視角の中には、しばしばこのような過剰な歴史化が伴ってしまうことには注意が必要である。また、この転換を歴史的に正当化するものとして導入された『新しい社会運動』論の受容の仕方の中にも、しばしば同様の歴史的文脈の平板化が存在しているように思われる。」(p.242) 社会運動と公共政策―政策形成における社会運動のインパクトと「協働」政策の課題/牛山久仁彦 米国のシニアムーブメントはなぜ成功したか―NPOと社会運動の相補性をめぐって/安立清史 フェミニズムの歴史からみる社会運動の可能性―「男女共同参画」をめぐる状況を通しての一考察/牟田和恵 新たな社会問題群と社会運動―不登校、ひきこもり、ニートをめぐる民間活動/荻野達史 「彼(Axel Honneth)によれば、承認には3つの水準が存在し、全てが揃うことで統合的な自己が形成可能となる。第1に、親密な関係における『気遣い』などによって示される承認があり、その経験を通して、身体的な自律と自らの欲求が尊重されうるものだという『自己信頼』が獲得される(Hooneth1992=2003:128-44)。第2に、法的な主体としての承認があり、それは『道徳的な問いに理性的に決定を行う』能力を認められることを意味し、『自尊心』を形成する(Honneth1992=2003:144-62)。第3に、間主観的に共有された価値に対して、諸個人が成している貢献に即して与えられる承認がある。これは、その業績をもたらした自己の能力に対する信頼、『自己価値の感情』を支えるものとなる(Honneth1992=2003:163-71)。」(p.312) 「本稿は、後期近代社会における個人化の趨勢に注目した場合、今日的に求められる社会運動の焦点と形態を理論的に抽出することから議論を開始した。Honnethの承認論を手がかりとして、Cornellの『イマジナリーな領域』を援用することで、『メタ・ライフ・ポリティクス』の必要性を論じた。そして、このポリティクスを端的に示している事例として、『不登校』『ひきこもり』『ニート』に臨床的に取り組んできた民間活動を取り上げた。承認の欠如を経験し、肯定的な自己関係を失った当時者たちに『居場所』を提供してきた支援活動には、自己信頼・自己価値感情の回復と志向性の探索に資する方法が観察された。」(p.324) 民主的コミュニティ放送の可能性とデジタル社会―社会運動を接地させる地域社会のメディア環境/松浦さと子 地方からみた「社会運動論」―新潟県(旧)巻町における2つの住民投票への対応の差異を通じて/渡辺登 作成:山本崇記(立命館大学先端総合学術研究科) UP:20051031 Rev:20051104,1103,20060927,1007 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/d/socialmovement.htm ◇社会運動論研究会 ◇<社会運動>研究会 |