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植民地主義研究会



 ◇研究会趣旨
 ◇メンバー
 ◇活動記録

※2010年度 植民地主義研究会はこちら

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◇植民地主義研究会 研究会趣旨

 2011年度は、植民地主義関係のテキストの輪読、もしくは研究会のメンバーの研究発表を行っています。

◇メンバー 所属は2010年度のもの ・大野 藍梨 (立命館大学先端総合学術研究科 一貫制博士課程)
・小川 浩史 (立命館大学先端総合学術研究科 修了生)
・岩間 優希 (立命館大学先端総合学術研究科 修了生)
・孫  美幸 (京都大学人文科学研究所)
・倉本 知明 (立命館大学先端総合学術研究科 修了生)
・番匠 健一 (立命館大学先端総合学術研究科 一貫制博士課程)
・牛  革平 (立命館大学先端総合学術研究科 一貫制博士課程)
・影浦 順子 (立命館大学先端総合学術研究科 一貫制博士課程)
・原  佑介 (立命館大学先端総合学術研究科 一貫制博士課程)
・鄭  卉芸 (大阪大学文学研究科 博士課程)


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◇活動記録


第1回研究会 2011年4月20日(水)14:00〜
研究発表
「平和教育を通した市民協働ネットワークの構築―日・韓を軸としたグローバルな展開へ」
孫美幸(京都大学人文科学研究所)


第2回研究会 2011年11月10日(木)16:00〜19:00
場所:学而館2階202教室(通称:生命部屋)

◇テキスト
*発表:番匠健一
・第5章「脱ナショナル化する国家のアジェンダと民営化される規範形成」(サッセン『領土・権威・諸権利』明石書店、2006年)
*発表:本岡大祐
・第6章「政治的メンバーシップをめぐる基本的テーマ」(サッセン『領土・権威・諸権利』明石書店、2006年)

◇参考資料
伊豫谷 登士翁201104「グローバル化の展開する場所と移民 (特集 グローバル化する世界--いま何を問うべきか)」『学術の動向』16(4)、pp.12-18
伊豫谷登士翁201107「越境移動研究の課題」『日本学士会会報』889


第3回 
■□■ 西川長夫『パリ五月革命 私論』合評会のお知らせ ■□■

〈1968年〉の神話化に抗して
西川長夫『パリ五月革命 私論――転換点としての68年』を読む

「68年5月」(5月革命)から40年以上を経て刊行された西川長夫『パリ五月革命 私論』(2011年、平凡社)。本書は、1968年〜1969年にかけて政府給費留学生としてパリに滞在した著者が、「私自身の目と身体と脳裏に刻まれた68年革命の出来事」(本書p.10-11)を記した濃密なドキュメントである。このドキュメントは「同じ5月を生きた世代に、そしてその後に生を受けた若い世代の人々に通じる普遍性をもちうること」(p.14)を期待して書かれている。つまり、現在における「革新的思想の再起動」(そで文)として世に送り出されたのだ。
2000年代に入り大量に出版され続けている〈1968年〉論は、〈1968年〉の神話化、あるいは平板な歴史語りへと当時の出来事と経験を押し込めていないだろうか。たとえば、「あれは失敗だった」という今日の高みからの無惨な評価であり、「マイノリティとの関係性が欠落した運動だった」といった一面的な評価が多いのではないだろうか。今必要なのは、〈1968年〉を大文字の歴史/出来事として考えるのではなく、〈1968年〉の多様な出来事・経験の複層状況を明らかにすることだろう。また、〈1968年〉を思想・運動のピークとして特権化せずに、その前後の思想・運動との持続や転形のあり様を具体的に検証することではないだろうか。つまり、〈1968年〉の神話化に抗する作業が求められている。
このような問題意識から、『パリ五月革命 私論』の合評会を開催したい。本合評会では、本書が描いた「パリ五月革命」の様々な出来事を批判的に読み解いていきたい。具体的には、当時の大学制度への学生の異議申し立てと、そこから派生した多様な主体・思想・運動の形成と発展(ベトナム反戦運動、人種差別反対運動、知識人論、文明批判、世界各地の運動との連帯を求める実践等)のあり様、「68年5月」を記述する著者の方法論、そして本書が今日の世界・日本の状況に対して提起している課題などを、批判的に検討したい。合評者、そしてフロアの参加者が、それぞれの視点や研究・活動と『パリ五月革命 私論』との接点や論点の広がりを提示・共有する場をつくりたいと思う。

・日時:2011年11月18日(金)16:30〜19:30 (※終了後、懇親会を予定)
・会場:立命館大学 末川記念会館 第2会議室
http://www.ritsumei.jp/campusmap/map_kinugasa_j.html

▼内容: 
◇合評者による報告
箱田徹(立命館大学衣笠総合研究機構 ポストドクトラルフェロー)
橋口昌治(立命館大学衣笠総合研究機構 ポストドクトラルフェロー)
番匠健一(立命館大学先端総合学術研究科 院生)


◇西川長夫氏からの応答

◇フロア参加者を含むディスカッション 

司会・コーディネーター: 大野光明(立命館大学先端総合学術研究科 院生)

▼主催: 立命館大学先端総合学術研究科 院生プロジェクト「植民地主義研究会」
   (問い合わせ先: 大野 mitsuakick@hotmail.com)


第4回
◇◆◇◆◇◇伊豫谷登士翁先生 講演会◇◇◆◇◆
「グローバリゼーションの現在」

この度、植民地主義研究会にて、グローバリゼーション・移民研究で著明な伊豫谷登士翁先生をお招きし、講演会を開催することとなりました。伊豫谷先生には、4月に邦訳が出版されましたサッセン『領土・権威・諸権利―グローバリゼーション』を踏まえて、現在の伊豫谷先生の研究についてお話しいただく予定です。
貴重な機会ですので、皆さまお誘い合わせのうえご参加下さい。

日程 12月3日(土)
時間 16:00〜19:00
場所 立命館大学 学而館第1研究室
キャンパスマップ
*当日、15:00〜16:30までは学而館のカードロックが解除されます。第一研究室は、学而館の2階の一番西側、非常階段の手前の教室です。

プログラム
1.伊豫谷登士翁先生のご講演 16:00〜17:00
 「グローバリゼーションの現在」

2.コメント及び問題提起 17:00〜17:40
 長志珠絵(神戸大学国際文化学研究科)
 本岡大和(立命館大学先端総合学術研究科博士課程)

3.質疑及び議論 17:40〜19:00

立命館大学先端総合学術研究科公募研究会「植民地主義研究会」
立命館大学言語文化研究所萌芽プロジェクト「グローバル空間研究会」共催

連絡先:
番匠健一(立命館大学先端総合学術研究科博士課程)
ir016011@ed.ritsumei.ac.jp
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


第5回
◆◆テーマ 「偏在する〈東北〉」◆◆

日時:3月22日(木)16:00〜19:00
場所:立命館大学学而館2階 第2研究室
発表者:山内明美(一橋大学博士課程)
コメント:大野光明(立命館大学博士課程)

報告概要: アジアにおける後進国型ナショナリズムのひとつの様態として、近代日本における〈稲作ナショナリズム〉という名付けのもとに、自分の研究を続けてきました。フィールドは、日本の東北地方です。稲作をめぐる表象研究と思しきこの探求は、近代の稲作史を遡ることを主眼としたものでも、また稲作文化論を展開することを目的としたものでもありません。
 亜熱帯の植物である稲を、寒冷地の東北地方で栽培しようとするメンタリティにこそ、私は興味がありました。そこには、中央と地続きでありながら、歴史的に接ぎ木された〈東北〉の心性の闇が隠されているのではないか、とさえ思ってきました。
 東日本大震災と原発事故は、〈東北〉の姿を白日の下にさらしました。東北が田んぼで覆いつくされたのはなぜか、原発が乱立していったのはなぜか。なぜ、多くのひとびとが、「故郷」を奪われる結末に至ってしまったのか。〈東北〉とはなにか?
 いま〈東北〉で起こっている出来事は、世界に遍在する「困難な場所・場所」へ通じているのだと思います。ここは、はじまりの場所なのだと思います。

*研究会後に打ち上げを予定しております。

◇プロフィール
宮城県生まれ。慶応義塾大学環境情報学部卒業。現在、一橋大学院言語社会科博士課程在学中。専攻は、歴史社会学、日本思想史。

・著書、論文
『こども東北学』イースト・プレス、2011年11月
『「東北」再生』(赤坂憲雄、小熊英二との共著)イースト・プレス、2011年7月
「自己なるコメと他者なるコメ――近代日本の<稲作ナショナリズム試論>」『言語社会』2号、pp.391-409(http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/16507/1/gensha0000203910.pdf)
「東北がはじまりの場所になればいい」『世界』2012年4月号、など
近刊に『東京/東北論』(共著、明石書店)

立命館大学先端総合学術研究科公募研究会 植民地主義研究会・哲学思想史研究会 共催

第6回 植民地主義研究会+カライモBOOKS共催企画
◆◆第8回カライモ学校 「これから、〈東北〉で生きるということ。」◆◆
http://karaimo.exblog.jp/

日時 3月23日(金) 15時30分から17時ごろ
 *終了後、19時30分ごろまで交流会あり(自由参加)
講師 山内明美
料金 カンパ制
定員 20人
場所 カライモブックス
 *ご予約お願いします
075-203-1845/karaimobooks@gmail.com

 わたしが、〈東北〉というときは、いわゆる東北地方だけを意味するものではありません。中央と地続きでありながら常に下流化され続けている場所を指しています。その差別的な構造は表面化しにくいものです。表には現れないけれども、内側には巣食っている。近代の〈東北〉はそこに差別があることを払拭することに力をそそいできた、と言ってもいい。自ら隠してきました。「日本」という国が包み込んでいた〈東北〉は、甚大震災と原発事故によって表皮を剥がされました。
 原発以後の〈東北〉に生きるということ。なまなかなことではありません。どうしたら、〈東北〉から新しい「生きる仕組み」を生み出せるでしょうか。

*山内明美さんプロフィール
宮城県南三陸町生まれ。一橋大学院言語社会研究科博士課程在学中。論文に「自己なるコメと他者なるコメ――近代日本の〈稲作ナショナリズム試論」など。著書に『「東北」再生』(小熊英二・赤坂憲雄と共著、イーストプレス)と『こども東北学』(イーストプレス)。




*作成:番匠健一
UP:20120229, 20120330

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