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リベラリズム研究会



■目次
 ◇研究会趣旨/メンバー
 ◇活動記録
 ◇生存学HP内関連ファイル


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■研究会趣旨(2011年度版)――リベラリズム研究会とは


 自由・平等・公正さといった理念に価値をおく「リベラル」な主張には、多様な広がりが存在する。また、そういった価値の前提は、当然に肯定できるほど強固なものではない場合もある。そのように様々な内実を有する「リベラル」な立場(ここではそれらを「リベラリズム」と総称する)に関心を持ちながら、それぞれの研究を進めてきた院生同士が、あらためてその関心を共有し、それぞれの「リベラル」の価値について参照することで理解を深め、それらを問い直すことをこの研究会の目的としている。今年度は前年度から引き続いてJohn Rawls Political Liberalismを講読し、その上でAmartya SenのThe Idea of Justiceを講読することでSenのRawls批判の妥当性についてを中心に検討を試みる。また並行して、各々の研究関心に合わせて、先進国や途上国における福祉制度が「リベラリズム」的な視点からいかに再構成し得るのか、また逆に、「リベラリズム」的な視点は、制度のいかなる問題を等閑視してしまうのか考察し、各自の研究発表も行う。その際、当該文献や分野に見識をもつ研究者も招き、議論を通じて、「リベラル」な価値についての知見を深めたいと考えている。

■メンバー(名前:専攻分野、関心テーマ)

角崎 洋平 (代表、公共領域・日本学術振興会特別研究員):福祉政策論/福祉理論、〈貸付〉と〈給付〉
村上 慎司 (立命館大学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー):経済哲学、社会保障の基礎理論
牛 革平 (共生領域):政治哲学、国民国家とナショナリズム
大谷 通高 (公共領域):犯罪社会学、〈被害〉と〈加害〉
本岡 大和 (共生領域・日本学術振興会特別研究員):政治哲学、先進国の難民政策
池端 裕一朗 (生命領域):哲学/倫理学、カトリック教説と中絶問題
八木 慎一 (公共領域):政治哲学、ホネットの承認論


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■過去の研究会


◆第1回研究会 2010/7/30 於:創思館生存学書庫 14:00〜 
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 Lecture 1: Fundamental Ideas(SS1〜SS2)、角崎 洋平
◇主な検討/討議内容
 ・ロールズ正義論におけるPolotocal liberalismの位置づけの確認。とりわけ『公正としての正義再説』との比較
 ・Polotocal liberalismで提示される「正義の2原理」について(『正義論』とも比較)

◆第2回研究会 2010/9/7 於:創思館生存学書庫 14:00〜 
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 Lecture 1: Fundamental Ideas(SS3〜SS8)、角崎 洋平
◇主な検討/討議内容
 ・各概念の整理
    (2つの道徳能力、原初状態、秩序ある社会(well-ordered society)、自由で平等な人格(person)、
    包括的教説(comprehensive doctrines) 、アソシエーションとコミュニティ)
 ・overlapping consensus論の妥当性
 ・市民としての「能力」を規定するロールズの方法論について(疑義と擁護)

◆第3回研究会 2010/10/10 於:創思館生存学書庫 14:00〜 
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 Lecture 2: The Powewrs of Citizens and Their Representaion、村上 慎司
◇主な検討/討議内容
 ・reasonable とreasonの違い
 ・rational autonomy とfull autonomyの違い

◆第4回研究会 2010/11/10 於:創思館生存学書庫 14:00〜
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 Lecture 3: Political Constructivism(SS1-5)、牛 革平
◇主な検討/討議内容
 ・政治的構成主義、カント的構成主義、合理的直観主義の違い
 ・構成主義と情動主義、基礎づけ主義の違い
 ・ショーペンハウアーのカント批判の妥当性

◆第5回研究会 2010/12/15 於:創思館生存学書庫 14:00〜
 テキスト 福間 聡 2007『ロールズのカント的構成主義:理由の倫理学』勁草書房
 報告 第1章1節〜2節、村上 慎司
◇主な検討/討議内容
 ・結局、構成主義とは何か?→第6回で引き続き検討

◆第6回研究会 2011/01/19 於:創思館生存学書庫 14:00〜
 テキスト@ Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 Lecture 3: Political Constructivism(SS6-8)、牛 革平
 テキストA 福間 聡 2007『ロールズのカント的構成主義:理由の倫理学』勁草書房
 報告 第1章1節〜2節、村上 慎司
◇主な検討/討議内容
 ・直観主義と構成主義の違い
 ・整合性説と構成主義の違い
 ・カント的構成主義とロールズ的構成主義の違い

◆第7回研究会 2011/2/18 於:創思館生存学書庫 17:00〜
 テキスト Rawls, John 1999 A Theory of Justice Revised Edition, Harvard University Press
 =20101124 川本 隆史・福間 聡・神島 裕子訳,『正義論 改訂版』,紀伊國屋書店
 報告 第3章:原初状態(原著102-168,訳書159-261)、角崎 洋平
◇主な検討内容
 ・interest in the self とinterest of a self
 ・原初状態モデルにおける諸前提の確認
 ・契約当事者たち(parties)が嫉み(envy)によって動かされない、ということについて

◆第8回研究会 2011/3/18 於:学而館201(公共部屋) 14:00〜
 テキスト 塩野谷 裕一 1984 『価値理念の構造――効用対権利』, 東洋経済新報社
 報告 第1編 第4章:規範理論のモデルビルディング,第1編 第5章:方法論の総括、
  村上 慎司
◇主な検討内容
 ・広義の内省的均衡と狭義の内省的均衡
 ・カントの構成主義とロールズの構成主義と基礎づけ主義

◆第9回研究会 2011/4/28 於:学而館201(公共部屋) 16:00〜
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 Lecture 4: The Idea of Overlappinng Consensus §1〜§4、角崎 洋平

◆第10回研究会 2011/5/26 於:学而館201(公共部屋) 15:00〜
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 Lecture 4: The idea of an overlapping consensus §5〜§8、角崎 洋平

◆第11回研究会 2011/6/30 於:学而館201(公共部屋) 15:00〜
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 Lecture 5: Priority of Rights and Ideas of Good §1〜§4、角崎 洋平

◆第12回研究会 2011/7/28 於:学而館201(公共部屋) 15:00〜
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 Lecture 5: Priority of Rights and Ideas of Good §5〜§8、本岡 大和

◆第13回研究会 2011/8/31 於:学而館201(公共部屋) 15:00〜
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 LECTURE6: The Idea of Public Reason §1〜5、村上 慎司

◆第14回研究会 2011/9/28 於:学而館201(公共部屋) 15:00〜
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 LECTURE6: The Idea of Public Reason §6〜、
 担当 村上 慎司(衣笠PD・先端研非常勤講師)
◇参考
 Rawls(1997)The Idea of Public Reason Revisited
 (=公共的理性の観念・再考(中山竜一訳『万民の法』所収))

◆第15回研究会 2011/10/26 於:学而館201(公共部屋) 15:00〜
 報告 ロールズ『万民の法』の批判的検討
    ――「公共的理性の観念」論を踏まえて
 担当 本岡 大和

◆第16回研究会 2011/11/4 於:学而館201(公共部屋) 10:00〜
 報告 ロールズ『万民の法』の批判的検討
    ――セイラ・ベンハビブのロールズ解釈をもとに
 担当 本岡 大和

◆第17回研究会 2011/12/28 於:学而館201(公共部屋) 15:00〜
 テキスト Rawls, John 1993,Political Liberalism,Columbia University Press
 報告 LECTURE7: The Basic Structure as Subject (前半)
 担当 本岡 大和

◆第18回研究会 2012/1/22 於:創思館416 14:00〜
 (生存学院生プロジェクト規範×秩序研究会との共催)
 内容:Sen,Amartya, 2009, The Idea of Justice
 (=2011, 池本幸生訳, 『正義のアイデア』明石書店)に基づいた研究報告
 報告者:
 堀田 義太郎氏(衣笠PD)
 村上 慎司(衣笠PD)


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■生存学HP内関連ファイル


 ◆人
Nussbaum, Martha Craven.
Pogge, Thomas W.
Rawls, John
Sen, Amartya K.

 ◆事項
正義(論) Theory of Justice
自由・自由主義 リベラリズム
リバタリアンlibertarian/リバタリアニズムlibertarianism
分配/贈与

 ◆文献
Rawls, John 1993 Political Liberalism, Columbia University Press  →2005, Political Liberalism expanded edition
Rawls, John 1971 A Theory of Justice, Harvard University Press=197908 矢島 鈞次・篠塚 慎吾・渡辺 茂訳,『正義論』,紀伊國屋書店
Rawls, John 2001 Justice as Fairness: A Restatement. Erin Kelly Ed. Harvard University Press.  =200408 田中 成明・亀本 洋・平井 亮輔 訳,『公正としての正義再説』岩波書店


*作成 角崎 洋平村上 慎司
UP:20101020 REV :20101115,20110110,20110418,0831, 20120225
「生存学」HP 

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