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連続講座 第17回シリーズ グローバリゼーションと植民地主義

国際言語文化研究所主催2006.11.3 〜 12.1



第1回 「いまなぜ植民地主義が問われるのか」

日時・場所
2006.11.3(金) 16:00‐19:00 創思館403・404

  挨拶 中川成美(立命館大学国際言語文化研究所所長)
  報告 西川長夫(立命館大学)
     今西 一(小樽商科大学)
  コメント 原 毅彦(立命館大学)、平野千果子(武蔵大学)、中本真生子(立命館大学)
  コーディネーター 高橋秀寿(立命館大学)、番匠健一(立命館大学)

案内文
  超大国による一方的な空爆や軍事占領が公然と行われている一方で、世界の貧富の格差はますます増大し、国内の格差や貧困層の増大も顕著になってきた。グローバル化と呼ばれる世界の変動は、とりわけ9.11以後、帝国主義的・植民地主義的な様相を深め、私たちの日常生活を脅かし始めている。グローバル化がもし第二の植民地主義を意味するのであれば、それはどのような形態をとっているのか。かつて地球の80パーセント以上が植民地であり、奪い取られた植民地の富は、海路で宗主国に運ばれた。いま植民地は地球全土に偏在し、利潤は一瞬に運ばれる。二極化し、再編されつつある世界の構造とともに、植民地主義の概念自体が問い直されなければならないだろう。




第2回 「国内植民地をめぐって」

日時・場所
2006.11.10(金) 16:00‐19:00 創思館403・404

  報告 麓 慎一(新潟大学)
     石原 俊(千葉大学)
  コメント 山下英愛(立命館大学)、宮下敬志(立命館大学)、倉田昌紀(元教員・詩人)
  コーディネーター 高橋秀寿(立命館大学)、萩原一哉(立命館大学)、朴 美貞(立命館大学)

案内文
  かつて国内植民地主義とは、国民国家内部における国民統合、あるいは中央による地方の植民地主義的な支配−従属関係を意味していた。国民国家時代の問題として提起された国内植民地論をグローバル化時代の問題として組みかえたとき、そこにどのような展開が開けるであろうか。北海道や沖縄の問題をはじめ、日本の周辺部とマイノリティーの問題を中心に国内植民地主義の現状とその変容を検討したい。




第3回 「グローバル・シティの問題」

日時・場所
2006.11.18(土) アカデメイア立命K209

〔1〕上海 10:00‐12:30
   報告 王 貽志(上海社会科学院信息研究所)
      郭 潔敏(上海社会科学院信息研究所)
   コメント 劉 建輝(国際日本文化研究センター)、佐藤 量(立命館大学)
コーディネーター 西川長夫(立命館大学)、李 ハイ蓉(立命館大学)、中本真生子(立命館大学)
〔2〕東京・大阪 14:00‐18:00
   報告 町村敬志(一橋大学)
      加藤政洋(立命館大学)
   コメント 西 成彦(立命館大学)、山本崇記(立命館大学)
コーディネーター 高橋秀寿(立命館大学)、橋口昌治(立命館大学)

案内文
  新しい植民地主義は必ずしもかつてのような植民地を必要としない。グローバル化時代における「植民地なき植民地主義」の特色と資本主義の変質を最も顕著に表しているのがグローバル・シティであろう。グローバル化のなかで都市はいかに変容しつつあるのか。グローバル・シティとは何かを東京と大阪、さらには植民地都市から世界都市への驚くべき変容を果しつつある上海を例に検証する。なお午前中に行われる上海にかんするシンポジウムには、上海社会科学院の信息研究所長王貽志教授と郭潔敏教授のお二人をお招きした。




第4回 「反植民地‐反グローバル化運動」

日時・場所
2006.11.24(金) 16:00‐19:00 創思館403・404

  報告 水嶋一憲(大阪産業大学)
     米山 裕(立命館大学)
  コメント 崎山政毅(立命館大学)、萩原一哉(立命館大学)、大野光明(立命館大学)
コーディネーター 高橋秀寿(立命館大学)、番匠健一(立命館大学)、李 ハイ蓉(立命館大学)

案内文
  グローバル化が中核による周辺の支配・抑圧・搾取を伴う以上、グローバル化は必然的に反グローバル化=反植民地運動を呼び起こす。世界の反グローバル化運動に注目し、その実態(移民・農民・NGO等々)と理論化(例えば「マルチチュード」論など)を検討し、そうした運動が直面している困難と可能性を考える。




第5回 「戦後と植民地後 ―戦後日本をどう考えるか―」

日時・場所
2006.12.01(金) 16:00‐19:00 創思館403・404

  報告 戸邉秀明(立命館大学)
     林 淑美(了徳寺大学)
  コメント 高橋秀寿(立命館大学)、花森重行(大阪大学)、朴 美貞(立命館大学)
コーディネーター 西川長夫(立命館大学)、竹村正人(立命館大学)、孫 美幸(立命館大学)

案内文
  私たちが現在直面している、戦後世界のおそらくは最大の転換期の諸相は、私たちに改めて現在に至る長期の戦後とは何であったかを自問させる。とりわけイラク戦争とイラク占領の様々な映像、そしてそれが「日本モデル」で行われたという事実は、そしてそれに協力した日本の政治家たちの言動は、日本の戦後が覆い隠していたさまざまな欺瞞に目を見開かせた。イラクの住民は占領を明確に植民地化ととらえているが、私たちは占領という植民地的状況を解放ととらえ、戦後改革や戦後デモクラシーとして生きたことをどう考えればよいのであろうか。戦後、私たちはなぜ植民地を忘却し、なぜ植民地問題を正面にすえて考えることができなかったのだろうか。戦後論の大きな文脈の中で植民地問題の再考を試みたい。



UP:20061002 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2006n.htm
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