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月末月曜共生講座 Monthly Monday Symbiosis Seminar(通称MMSS)
第1回 「パレスチナ/イスラエルの歴史にむけて――イスラエル現代史の課題」


月末月曜共生講座 Monthly Monday Symbiosis Seminar(通称MMSS)

第1回 「パレスチナ/イスラエルの歴史にむけて――イスラエル現代史の課題」

日時:2006年5月29日(月)午後6時〜午後7時30分

報告者:金城美幸(立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程)

場所:立命館大学衣笠キャンパス存心館907(4階)

内容紹介:パレスチナ、イスラエルの対立が混迷を極める現在、パレスチナ/イスラエルの未来像をどのように考えるのかという問いを出発点に、イスラエルにおける歴史の語りの課題を検討する。その際、浮き彫りになった課題を乗り越えるために必要となる研究の方法論を交えながら議論を行う。

報告者から:
1948年5月14日は、イスラエルの建国とパレスチナ人の難民化という、相反する2つ歴史を作り出した。この2 つの歴史は、占領者と被占領者の歴史であるにも関わらず、植民地主義、人種主義を内面化したシオニズム運動 の「成功」としてのイスラエル建国の暴力性は問われることのないまま、難民化を強いられたパレスチナ人の歴 史は封殺され続けている。「パレスチナ問題」に対する現実的で唯一の「解決策」とされたオスロ合意以降の和 平プロセスの実体は、パレスチナ人が被る暴力の歴史性を無視する「解決策」でしかなかったが、現在はそれす らも全くの破綻状態にある。  このような泥沼の現実の中で、パレスチナ/イスラエルについてのどのような未来像を描くことができるのか 。今回の報告では、この問いを出発点にイスラエルのアカデミアにおける歴史の語りの課題を考えてみたい。そ してそれらの課題を乗り越えるためには、どのような作業が必要となるかを深める場としたい。

May 14, 1948, created two contradictory histories of triumph and tragedy; the establishment of the State of Israel and the birth of the Palestinian refugee issue.  Although these two histories are those of the occupier and the occupied, the violent characteristics of the establishment of the Stat e of Israel, as a "successful" culmination of Zionist movements that internalized imperialism and racism, have rarely been called into question. Behind this situation, the devastating experience of Palestinians has been suppressed. In spite of the fact that international recognition is regarded as t he only feasible and realistic solution, the substance of the Oslo Accords, and the subsequent peace process, has disregarded the history of the of Palestinians. However, today even this deeply-flawed peace process has collapsed. In this demoralized situation, how can we envisage the future of Palestine/Israel? Starting from this question, I attempt to discuss problems of historiographies within Israeli academia. Moreover, I intend to argue what kind of research will be necessary in order to overcome these problems.

報告者による30分ほどの報告の後、コメンテーターの方々からコメントをいただき、その後、フロアを交えた討論をおこないます。報告は英語でおこなわれますが、会場では日本語訳が配られます。コメント、討論は、日本語と英語の両方でおこなわれます。

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UP:20060501 REV: http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/w/mmss/01.htm

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