言語教育情報研究科のキーワード

独立研究科

言語教育情報研究科(LEIS)は学部組織を持たない大学院研究科です。日本では、多くの大学で大学院進学と言えば学内進学をするのが一般的ですが、LEISは社会に開かれた大学院として開設され、学内進学者はもちろん、他大学からの入学者、現職の英語教員・日本語教員、留学生、教員を定年で退職された方など、「ことば」に興味を持つ多様な人材が集まっています。

プログラム、コース

LEISの院生は、英語教育学、日本語教育学、英語を対象とする情報コミュニケーション、日本語を対象とする情報コミュニケーションという4つの異なる専門分野に属することになりますが、専門分野の垣根を越えて研究を行なう仕組みが用意されています。ごく少数の演習系科目を除き、ほとんどの科目はどの専門分野の院生にも開放されています。また、多くの概論系科目はコース共通科目として開講されています。

ゼミ

大学院ですから、ゼミに所属し、指導教員から毎週研究指導を受け、研究を進めるのは当然ですが、LEISの場合、ゼミは2回生(2年次生、M2とも言う)が所属します。1年目は「アドバイザー」となった教員の指導を受けつつ、受講計画を立てたり、研究計画書を書いたりします。

リサーチペーパー

LEISの修了要件としては、「リサーチペーパー」を提出することになっています。なぜ「修士論文」ではなく「リサーチペーパー」かというと、教材開発やコーパス/データベース構築などを課題として設定し、その製作過程を論文にすることも修了要件を満たすものとして認めているからです。

コロキュアム

普通の大学院では、論文提出の後に口頭試問が行なわれますが、LEISでは、論文提出前に2回の口頭発表を行ないます。第4セメスターの冒頭には「第1次コロキュアム」が、終盤には「第2次コロキュアム」が開催されます。第1次コロキュアムでは、1人あたり約2メートル四方の壁を使ってポスターセッションを行ないます。第2次コロキュアムは、普通の口頭発表です。

TESOL、日本語教育実習

英語教育に関しては、海外協定校でのTESOLプログラムに参加することができます。日本語教育に関しては、APU、京都の日本語学校などの国内教育機関、また、英語圏、中国語圏、韓国など、海外の教育機関でも教育実習を受けることができます。

コーパス

高性能のLinuxサーバーに載った大量の言語資料(コーパス)を正確に利用することによって、言語(日本語と英語)の実態がどのようになっているのかを精密に記述し、それを言語研究に役立てます。伝統文法、記述文法、言語理論を踏まえ、それらと有機的関連をもたせると同時に、処理過程をできるだけ透明化した上でコーパスを利用する点に、特徴があります。これから数年はコーパス整備にさらに力を注ぐので、日本有数のコーパス環境が近いうちに整う予定です。