言語教育情報研究科のキーワード

多様な人材が集まる独立研究科

言語教育情報研究科(LEIS)は学部組織を持たない大学院研究科です。日本では、多くの大学で大学院進学と言えば学内進学をするのが一般的ですが、LEISは社会に開かれた大学院として開設され、学内進学者はもちろん、他大学からの入学者、現職の英語教員・日本語教員、留学生、教員を定年で退職された方など、「ことば」に興味を持つ多様な人材が集まっています。

専門分野の垣根を越えて学べる仕組み

LEISは、言語教育学コースと言語情報コミュニケーションコースの2コースがあります。言語教育学コースはさらに英語教育学プログラムと日本語教育学プログラムに分かれ、一方、言語情報コミュニケーションコースには、言語情報分野と言語コミュニケーション分野があります。このように、4つの異なる専門分野がありますが、ごく少数の演習系科目を除き、ほとんどの科目はどのコース・プログラムの院生にも開放されるなど、専門分野間の垣根を越えて学ぶことのできる仕組みが整っています。

構想発表会、中間報告会

LEISの研究指導は、大学院入学時から始まります。修士課程1年次(M1)では、アドバイザー教員の指導を受けつつ研究計画をたて、他の教員にも相談しながら、広い視野をもって研究を進めます。M1の12月に開催される「構想発表会」で、研究テーマについてポスター形式で発表します。コース・プログラムに関係なく、研究科の全教員からアドバイスを受けることができます。修士課程2年次(M2)から「課題研究演習」(ゼミ)で主指導教員による研究指導が始まります。M2の10月に行われる「中間報告会」は、口頭発表の形式で、副指導教員を始め、主指導教員以外の教員からもアドバイスを受けることができます。

特定課題研究報告

修士課程での研究の成果を形にする際、LEISでは、「修士論文」を提出するか、「特定課題研究報告」を提出するか、どちらかを選択します。たとえば、新しいタイプの教材を開発することを研究課題にした場合、開発した教材そのものを特定課題研究報告として提出することができます。また、消滅の危機にある言語あるいは日本語の方言を丹念に行い、貴重な研究資料を収集してデータベースを構築したり、あるいは高度なコンピュータ・プログラムを作成する場合なども「特定課題研究報告」の提出で修士号が取得できます。

TESOL Certificate

LEISでは、世界標準の英語教育資格であるTESOL Certificateを取得できる科目群を提供しています。海外協定校で行われるTESOLプログラムを組み込み、世界に通用する英語教授力を身につけることができます。このプログラムは、英語教育学プログラムの院生が対象ですが、他のコース・プログラムの院生も一定の条件をクリアすれば参加することができます。

充実した日本語教育実習

日本語教育学プログラムでは、国内外の日本語教育機関での日本語教育実習に参加することができます。姉妹校である立命館アジア太平洋大学を始めとする国内の大学、日本語学校や、オーストラリア、アイルランド、中国、台湾、ベトナムなどの大学で実習する機会を提供しています。

コーパス

高性能のLinuxサーバーに載った大量の言語資料(コーパス)を正確に利用することによって、言語(日本語と英語)の実態がどのようになっているのかを精密に記述し、それを言語研究に役立てます。伝統文法、記述文法、言語理論を踏まえ、それらと有機的関連をもたせると同時に、処理過程をできるだけ透明化した上でコーパスを利用する点に、特徴があります。これから数年はコーパス整備にさらに力を注ぐので、日本有数のコーパス環境が近いうちに整う予定です。また、当研究科では、工学系の研究者によるプログラミングの授業も開設されています。