FDフォーラム

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2015年度・第1回FDフォーラム報告

2015年7月7日(火)15:40〜16:45
205教室
出席者 18名
テーマ 「共通到達度確認試験と未修1年次の関連科目の授業のあり方」報告
報告者
 ① 憲法 多田一路教授
 ② 民法 和田真一教授
 ③ 刑法 浅田和茂教授
コメント
 副研究科長 山口直也教授

2015年3月、共通到達度確認試験予備試験が未修1年次対象に実施され、その結果が戻されてきている。そしてすでに、この試験の本学の結果については各分野で一定の分析が行われているところである。今回のFDフォーラムでは、これを受けて、未修1年の授業内容、授業方法、成績評価方法についてさらに改善すべき点はあるか、逆に、共通到達度確認試験はどうあるべきなのか、自由に意見を交換し、課題整理の端緒にしたいと考え、テーマに取り上げた。

憲法、民法、刑法の各分野からは、試験問題の内容を授業でカバーできているか、正答率の全国平均との差、問題自体の当否等について、報告が行われた。山口教授からは、文科省による共通到達度確認試験導入の目的、第1回試行試験調査検討会議報告についてコメントがあり、来年の試行試験に向けた対策、中期的な対策の可能性についても言及があった。

報告に引き続き意見交換を行った。共通到達度確認試験がどのようなものとなり、活用が求められるのか、司法試験の短答式試験との関係等、具体的には不明な点も多い。また、この試験が法科大学院のカリキュラム、授業に与える影響についても十分注意すべきである。しかし、いずれにしても基本的な知識の定着を図っていくことは重要であり、その観点からの学習の現状の分析と必要な対策の検討を継続して行っていくこととした。