FDフォーラム

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2017年度・第2回FDフォーラム報告

2017年年12月12日(火)16:20〜17:30
朱雀キャンパス3F 情報演習教室
出席者 13名
テーマ LETからmanaba+Rへの移行に伴うFD課題
報告者
• 趣旨説明  松本克美教授・FD委員長
• manaba+Rの基本構造、使い方 河野有志郎氏(朝日ネット)
• 実践例とFD課題

 法科大学院では、全学とは異なる独自のインターネット教育ツールとしてTKCが開発したシステム(本学ではLET=Law School Education Toolと名付けている )を導入し、判例データベースとリンクした各科目の予習課題や復習課題、教材などを掲載し、また、授業に関わる諸連絡なども行ってきた。

 ところがすでに教授会でも決定されたように、2018年度から、教育ツールについては、LETから全学のmanaba+Rに移行することになった。そこで、今回のFDフォーラムでは、manaba+Rを開発した朝日ネット社の河野氏から同システムの基本構造と基本的な使い方につき、レクチャーを受け、その後、松本FD委員長から、民法演習Ⅱの担当クラスでの使い方の実践例なども紹介しながら、LETからmanaba+Rへの移行に伴うFD課題を議論することにした。

 当日のフォーラムは、パソコンの画面で実際のmanaba+Rの利用の仕方を体験してみるために、朱雀キャンパス3Fの情報演習室を使用し行われた。配布された教員用のマニュアルも参照しつつ、河野氏より、レクチャーを受け、参加教員、職員が、使い方の実際を体験した。

 ついで、松本FD委員長より、担当の民法演習Ⅱでどのようにmanaba+Rを使用しているのかという点につき、予習課題の答案やレポート課題などをmanaba+Rに提出させたり、グループ学習課題を掲示し、各受講生が意見を書き込めるようにしていることなどを紹介した。

 以上を踏まえての今後のFD課題として、manaba+Rでは、同一科目で複数クラスがある場合でも、教員が各クラスごとの入力しかできないため、これまでLETでは簡単に行うことのできた複数クラスに共通のお知らせなどをどのような方法で掲載するかなどの移行に伴う課題が指摘され、今後、事務的な対応策を検討すべきことが確認された。また、manaba+Rでは、LETにはない、出席確認や授業アンケート機能や小テスト出題、添削答案の返却、他の受講生も見れる形での各自の答案の掲示、レポート集約機能、成績記録なども可能なので、これらを今後のFD活動にどのように活かしていけるのか、2018年度の導入後に、さらに実践例を積み重ね、経験交流をしていくことを確認した。

 なお、今回、出席できなかった教員のために、フォーラムの様子を録画のうえDVD化し、希望者が閲覧できるようにした。