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ICPSR Direct(立命館大学の学生・教職員のみ)


ICPSRの概要 / データの利用 / 誓約事項 / サマースクールへの参加 / リンク

ICPSRの概要

  ICPSR(Inter-university Consortium for Political and Social Research)は、社会科学に関する調査の個票データ(政治、社会、歴史、経済、高齢者、犯罪、公衆衛生、教育、法律及び国際関係)を世界各国や国際 組織から収集・保存し、それらを二次分析のために提供する世界最大級のデータアーカイブです。

 ICPSRは、1962年に設立された組織で、大学・研究機関・政府機関単位で加盟し加盟機関の代表によって運営されています。本部はアメリカのUniversity of MichiganにあるInstitute for Social Researchに置かれ、現在北米を中心にヨーロッパ、アジア、オセアニア、ラテンアメリカ等から数百の大学が加盟しています。

 立命館大学も1996年度よりICPSR日本国内利用協議会に加盟しており、本学に所属する教職員・学生はデータを利用することができます。

* 個票データは個々の調査票の記入内容で、マイクロデータとも呼ばれます。
* データはASCII(テキスト)データの他、SASやSPSSで直接読み込むことができる形で提供されているものもあります。


データの利用

 2004年5月にICPSR Directに移行しました。これにより、ICPSRのページから個票データを直接ダウンロードすることや、ネット上で個票データの単純集計、クロス集計、回帰分析などをすることができるようになりました。利用に際しては申請が必要です。以下の点にご注意ください。


  1. 利用する本人が申請してください。
  2. ICPSRのホームページで検索して、利用する個票データを決めてください。検索結果は調査ごとに「調査番号(4桁)」、「調査名」、「調査実施者」、「他ページへのリンク」が示されます。検索結果にある「downloads」をクリックしてください。
  3. 「Authorized Download - Ritsumeikan University Media Resource Center」と書かれたページが表示されます。初めて利用する場合には「New User」欄の「Create Account」を押してユーザーアカウントを作成してください。(2回目以降の利用にあたっては「Returning User」欄からログインします。)
  4. 「Create A New Account」のページでメールアドレス、氏名、所属などの必要事項を記入し、「Submit」をクリックします。
    • 「E-mail Address」、「First Name」、「Last Name」には普段利用しているメールアドレス(本学のアドレスが望ましい)と氏名を記入してください。
    • 「Affiliation」で身分(教職員、院生、学生など)を選択します。
    • 「Department/Unit」には研究科、学部、研究所名を記入してください。
    • 「Privacy」の項目については、データアーカイブから利用者に連絡する場合があるので、「Yes」にチェックをつけてください。

    ※ 上記の情報を正確に申請しない場合(「Yes」にチェックしない場合も含む)は、不正なアクセスと見なされます。

  5. ダウンロードしたデータは圧縮されています。WinZip等の解凍ソフトが必要です。
  6. 二次分析結果を発表の際は、利用申請書の誓約事項にしたがって、出典明記と申告をして下さい。ICPSRは出典記載のルールをCiting Electronic Data Filesにて説明していますので、それに沿った記述をお願いします。その際、誓約事項3にあるように、[提供元(Distributor)]としては、「ICSPR」に加えて「ICPSR国内利用協議会(ICPSR Japanese National Membership)」も記載してください。
  7. 作成した論文等はBibliography Citation Submission にて各自申告を行ってください。 登録は英語による作業になりますが、論文そのものは日本語のものでも構いません。



誓約事項

データの利用については、以下のICPSRの誓約事項を遵守してください。


  1. 提供された個票データは、学術目的での二次分析にのみ利用します。個別データの秘密保護を図り、個々の調査対象を特定する分析は行いません。
  2. 提供された個票データは、本利用申請書に署名した者だけが利用し、第三者には再提供しません。
  3. 二次分析の結果を発表する際には、各調査のDescriptionにあるBIBLIOGRAPHIC CITATION(又はICPSR Citations) に指示された文を付すことにより個票データの出典を明記します。なおこの時、[提供元(Distributor)]としては「ICSPR及びICPSR国 内利用協議会(ICPSR Japanese National Membership)」と記載します。発表した論文等は、Bibliography Citation Submissionへ申告します。
  4. その他、ICPSR及びICPSR国内利用協議会の指示に従います。
  5. 提供された個票データ等の利用により何らかの不利益を被ったとしても、ICPSR及びICPSR国内利用協議会の責任は一切問いません。

 なお、データ利用は立命館大学に所属の教職員・学生に限定されるため、諸学校所属者の利用や、他機関の研究者との共同研究はできません。また、本学から離籍される場合や、移転先の大学がICPSRに参加していない場合等は所得したデータを廃棄することが原則となります。

サマースクールへの参加

  ICPSR(米国ミシガン大学)では、毎年6月から8月にかけてSummer Program in Quantitative Methods of Social Researchを開講しています。 このProgramでは、社会科学のための研究設計、統計手法、データ分析について、基礎的な方法論、技術訓練から、特定分野の高度な研究まで、 幅広くかつ総合的なプログラムが提供されます(詳しくはSummer Programウェブサイトへ)。
  ICPSR国内利用協議会会員機関である本学に在籍する教員、大学院生以上の方(公式な受入先が会員機関であるPDを含む)は、Non-Memberの半額となる Tuition and Feeの適用やStipend支給など、ICPSR Memberとしての特典があります(なお、学部学生はICPSRとのAgreementにより特典の対象外となります)。

受講希望者は、下記の手続きを進めて下さい。

     
  1. ICPSRに受講申込み
    受講申込みは、次のURLから本人が直接行ってください。    

    Summer Program in Quantitative Methods of Social Research
    http://www.icpsr.umich.edu/sumprog/

    PDは、所属として公式の受入先大学名を記すこと(日本学術振興会などとは書かない)

     
  2. 協議会ハブ機関に連絡
    協議会ウェブサイトに掲示の電子メールアドレスまで、受講の旨を電子メールで4月28日(金)までにご連絡ください。    

    http://ssjda.iss.u-tokyo.ac.jp/icpsr-sp.html
    (現地写真や、受講予定者・OB/OGらによるMailing Listを紹介中)

    ICPSRを通してStipend支給(少額の補助)を予定しています。また、受講者対象のオリエンテーションを東京大学にて後日設ける予定です。

リンク

  東京大学社会科学研究所 SSJデータアーカイブ


2006.3.14 更新
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