立命館大学図書館
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立命館大学図書館のホームページは2013年4月3日に以下のURLに変わりました。
http://www.ritsumei.ac.jp/library/
 
加藤周一文庫
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加藤周一文庫について

 本学図書館は、2011年2月、加藤周一氏のご遺族より、御自宅に所蔵されていた厖大な蔵書と遺稿・ノート類の寄贈を受けた。これは同氏が、本学の国際関係学部の客員教授や国際平和ミュージアムの初代館長を務められるなど、本学とゆかりが深かったことから、ご遺族のご意向により実現したものである。本学では、これを衣笠図書館に収め、「加藤周一文庫」として独立させることとした。近い将来には、本学関係者のみならず、一般市民にも一定の範囲内で公開する予定で、現在、その整理作業を進めている。この「加藤周一文庫」の概要は以下の通りである。

1.蔵書
 蔵書は、書籍や雑誌など約20,000冊を数える。大半は書籍であり、このうち洋書は3,800冊程度になる。書籍のうち和書の約12,000冊と加藤周一氏の自著である洋書は、図書館の開架式書架に配架し、閲覧や貸出の利用に供する予定である。貴重書やそれに準ずる図書は、図書館に保存するが、一般公開をする予定はない。
 蔵書は、文学・美術はいうに及ばず、宗教、哲学、思想から、歴史、社会、音楽、映画まで、非常に多岐にわたっている。また、著名な作家、学者などから献呈されたサイン入りの書籍も多数ある。加藤周一氏の自著はほぼすべてが揃っており、その中には、現在では入手することが困難な貴重な著作も含まれる。
 一般公開を予定している約12,000冊の蔵書は、20世紀日本を代表する思想家の一人、加藤周一氏がどのような読書を重ねてその思想を形成していったかを追ううえで役立つにちがいない。そればかりでなく、学生が深い教養を身につけるためにもおおいに資するであろう。本学衣笠キャンパスでは、2015年度に新図書館がオープンする。「加藤周一文庫」の蔵書は、新図書館オープンと同時に公開する予定である。

2.遺稿・ノート類
 遺稿・ノート類と呼んでいるものは、手稿類(手書きまたはタイプ打ちのノートやノート断片、原稿、メモなど)、書簡・日記、印刷物(雑誌・新聞の切り抜き、講演会資料など)、手帳などの他に、写真、地図、絵葉書、名刺なども含まれており、整理が終了するまでは総点数は明確にならないが、推定では10,000点を超えるものと思われる。
 これらの中で特に重要だと思われるのは、ノートやレポート用紙に書かれた厖大な研究メモである。これを読めば加藤氏の研究の軌跡をたどることができるにちがいない。遺稿・ノート類は、日本語ばかりではなく、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語その他の言語を使って書かれている。
 また、資料には、1937年から1942年にかけて書かれた、ノート8冊(約千ページ)がある。このノートには初期作品群など、未発表作品も多数含まれており、将来の加藤周一研究に不可欠なものとなるであろう。
 当面は、資料の整理に相当な時間を要するが、将来的にどのように公開(例えばPDFなどによる)するかについても検討中であり、公開時期は、現在のところ未定である。
 なお、蔵書、遺稿・ノート類は、整理作業の都合上、ともに整理が完了するまで一切公開することはできないことを御理解たまわりたい。とりわけ遺稿・ノート類については、個人のプライバシーに触れるものもあり、将来的な公開にあたっても慎重な対応を行いたいと考えている。


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