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TOPページ > 図書館へ行こう! > 先生のお薦め本

金  昌柱先生(経営学部)

 金  昌柱先生の研究概要
   
今回のテーマ : 流通・マーケティングを学ぶ人に感じ取ってもらいたい本
  
『のぞいてみよう流通の世界』第2版
   流通科学研究会編(千倉書房、 2011年)

 本書は、流通やマーケティングについて何も知識がない大学1、2回生のために書かれている。このため、分からせるテキストではなく、感じさせるテキストをめざしており、とりわけイメージ写真が多くなっている。
 なお、各章の冒頭では内容をイラストやショート・ショート・ケースで紹介しており、もうちょっと知りたいと思う人のために、コラムにはQRコードがつけているので携帯電話から追加情報が入手できる。


『マーケティングの神話』
   石井淳蔵著(日本経済新聞社、 1993年)

 「なぜ、ある商品がヒットするのか、その理由が分からない」あるいは、狙ったターゲットがはずれ、製品が意図したコンセプトと違った用途に使われる」。本書では、消費者が見えなくなってきたというマーケティング現場の苦労や不安を、マーケティングの研究者を含め他の世界の人々にも分かるように、もう少し詳しく伝えようとしている。


『バリュー消費 : 「欲ばりな消費集団」の行動原理』
   田村正紀著(日本経済新聞社、 2006年)

 「この数年、消費者行動の動きを見誤ったために、いかに多くの新製品開発が失敗し、また多くの流通企業が経営破局を迎えたことだろうか」。本書では、現代の消費者が、商品・サービスにどのような価値を求めているのか。この点を明らかにするために、過去数年にわたる多くの消費者調査によって得られたデータを検討している。


『PB (プライベートブランド) 「格安・高品質」競争の最前線』
   日本経済新聞社編(日本経済新聞出版社、 2009年)

 「今回のPB(プライベート・ブランド)ブームの裏で何が起きているのか」。本書では、スーパー、百貨店、コンビニなどあらゆる業態・業種のPB戦略と、熾烈な価格競争の現場をきめ細かく追っており、PBブームが、消費者の生活、小売業やメーカーのビジネスの行方、さらには日本の消費経済にどんな相互作用があるのかについてヒントを提供している。


『流通革命 : 製品・経路および消費者』
   林周二著(中公新書、 1963年 他)

 「いわゆる流通機構には、近い将来かならず大きな変革がくる」。本書は、問屋無用論を最初に議論するなど日本における流通機構そのものの国民経済的意義がどのように変革され、販売の社会的意義がどう変わるのかについて革命的視点より捉えている。流通革命の制度面の予言書としてよりは、機能面の先導書としての評価されている流通分野の古典である。


『製販統合 : 変わる日本の商システム 』
   石原武政,石井淳蔵編(日本経済新聞社、 1996年)

 「日本型といわれた様々な取引慣行が見直しを迫られ、それが流通の構造に影響を与えようとしている」。本書では、流通をめぐる底流の構造的な変化、あるいは単なる力の駆け引きを超えた新たな枠組み、それは生産と流通との間の社会的な分業関係のあり方が問い直されようとするところに端を発すると指摘している。このため、本書は製販統合の問題に焦点を絞り込んで流通をめぐる現代の企業行動を分析する。


『日本的流通システムの動態』
   加藤司著(千倉書房、2006年)

 「マーケティングと商業の相克といった理論的葛藤のなかで浮かび上がってきたのが商業的需給調整という概念である」。本書では、商業がマーケティングによって否定・排除されていくものとしてではなく、むしろ現代の流通システムでは商業の需給調整メカニズムが高度に発揮されるものとして商業の果たす役割を再評価しようとしている。現代の流通システムの実態を分析する方向として理論的課題は何かを教えてくれる。


『業態の盛衰 : 現代流通の激流』
   田村正紀著(千倉書房、 2008年)

 「専門店やネット通販は急成長している半面、今まで流通市場の覇権を握り、支配的企業として君臨してきた総合スーパーや百貨店は停滞、衰退して、業態としての存亡の危機に直面している」。本書では、このような業態の興亡は、なぜ生じ、どこに向こうとしているのか、またイノベータは支配的企業が君臨する巨大市場に向かってどのように挑戦していくのだろうかなどの業態盛衰過程の実証的な解明を試みている。


『小売国際化プロセス : 理論とケースで考える 』
   矢作敏行著(有斐閣、 2007年)

 小売業は長い間、ドメスティック(国内的)な産業と考えられてきたことに対し、本書ではグローバルな規模で経営の優位性をつくり出す小売イノベーションの生成・移転・変容を検証しようとしている。 このため、総合スーパーやハイパーマーケット、コンビニといった小売事業モデルの国際移転プロセスに焦点を絞り、社会的、文化的、経済的に異なる各国・地域市場における現地化戦略パターンを分析する。


『リサーチ・デザイン : 経営知識創造の基本技術』
   田村正紀著(白桃書房、 2006年)

 「流通・マーケティングの現場では、既存知識の学習だけでなく、新しい知識の創造に大きい関心をもつ」。本書はビジネススクールや大学院でこれから論文を作成しなければならない学生を主要な対象にして、実証研究のリサーチ・デザインの基本的な考え方や技術を展望したテキストである。



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