立命館大学では「学習者が中心となる学習スタイルの実現」「学びのコミュニティの創造」をテーマとした教育改革を進めています。 今
回、高等教育における「学生の能動的な学習活動(アクティブ・ラーニング)」を支援するための、ICTを活用した学習環境の構築やそのサポートのあり方等
について、ピーター・ドーマシュキン教授/Dr. Peter Dourmashkin(写真左:Massachusetts
Institute of Technology(MIT), Department of Physics, Senior
Lecturer)とダニエル・ギルバート氏/Mr. Daniel Gilbert(写真右:Stanford University,
Academic Technology Specialist)にお話を伺いました。 (インタビュアー:情報化推進室 野田・森田)
例えば、MITのTEAL(※事務局注:MITにあるアクティブ・ラーニング教室。円卓があり、グループで実験をしながら学習を進めることができる。)で
は「他の大学に較べ物理学の学生がちゃんと物理学を学んでいない」という問題がありました。その問題解決を使命として掲げたジョン・ベルチャー教授
/Professor John BelcherがTeaching and Learning Laboratory(教えと学びの研究グループ)
を立ち上げたのですが、その後、同じ関心を持っていたほかの教員も共鳴し、ベルチャー教授の取り組みに参画・サポートするようになったのです。その取り組みにITグループが加わることにより、Center for Educational and
Computing Initiatives (CECI)が出来ました。 これが基礎となってITに関する開発を進めていくことが出来たのです。
物理学部が最初にやり始めたことですが、結果的に大学全体のサポートや学外での資金を得ることができました。このような適切な提携関係を構築できたからこ
そ、学習の基礎となる教材の開発に取り組めたのです。それはやはりビジョンとして、ICT化を目標にしたことではなく、学習を目標にすえたことが鍵だった
と思います。