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2006年の公開企画 |
| 7月12日 | 関西人社プロジェクト「まちづくり、地域づくりと人文社会科学」のおしらせをアップしました |
| 7月12日 | 若手の会「科学と○○のはざまで」のおしらせをアップしました |
| 6月2日 | 「Greenhalgh先生講演会」 |
2005年の公開企画 |
2004年の公開企画 |
その他の活動 |
| 佐藤達哉氏が朝日新聞の取材でボトムアップ人間関係論について話した記事 |
| 若手の会企画 第2回若手フォーラム「医療・選択肢・幸福」に参加します。 |
| 日時 | 2007年3月10日(土) 16時〜19時半 |
| 会場 | 日本学術振興会麹町事務室(ヤマトビル4階) |
| プログラム | ■若手フォーラム「医療・選択肢・幸福」(16:30-19:30) 9:00-11:00 3名の話題提供者による報告とディスカッション 11:10-11:30 全体討論 |
| 登壇者とタイトル (仮題:登壇順は未定) |
荒川歩(司会:名古屋大学大学院法学研究科・心理学) 井家晴子さん(東京大学大学院・文化人類学) 「ハイリスク妊娠・出産と人々の「異常」概念 −モロッコ農村部の事例を中心に−」 安田裕子さん(京都大学大学院・心理学) 「不妊に悩んだ女性の子どもを望む思いと選択 −不妊治療から養子縁組へ向かった夫婦の事例から」 |
| 参加方法 | どなたでもご自由に参加できます。当日その場でも受け付ける予定ですが、会場の広さの都合もありますので、事前にご予定されている場合には、下記の連絡先までご連絡いただければ助かります。十分余裕があると思われますが、満席の場合にはご容赦ください。 |
| お問い合わせ先 | 水月昭道(みづき しょうどう) 立命館大学衣笠総合研究機構 e-mail: oshouedu@lt.ritsumei.ac.jp @は大文字になっています。 tel/fax: 075-465-1987 |
| 若手の会企画 第1回若手フォーラム「科学と○○のはざまで」に参加します。 |
| 日時 | 2006年7月23日 午前9時〜 |
| 会場 | 河原町五条「ひと・まち交流館京都」第2会議室
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| プログラム | ■若手フォーラム「科学と○○のはざまで」(9:00-11:30) 9:00-11:00 3名の話題提供者による報告とディスカッション 11:10-11:30 全体討論 ■会議「若手の会の今後について」(11:30〜12:00) |
| 登壇者とタイトル (仮題:登壇順は未定) |
川喜田敦子(司会:東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センター・歴史学) 松川 太一(人間文化研究機構 総合地球環境学研究所・社会学) 「自然科学と人文・社会科学 −科学と政策のはざまで」 猪狩弘美 (日本学術振興会・東京大学・歴史学) 「ホロコーストの生き残りと歴史学 −科学と当事者 の心とのはざまで 」 荘島幸子(日本学術振興会・京都大学・心理学) 「『性同一性障害者』であるということの揺らぎ −科学と『当事者であること』のはざまで」 |
| 参加方法 | どなたでもご自由に参加できます。当日その場でも受け付ける予定ですが、会場の広さの都合もありますので、事前にご予定されている場合には、下記の連絡先までご連絡いただければ助かります。十分余裕があると思われますが、満席の場合にはご容赦ください。 |
| お問い合わせ先 | 水月昭道(みづき しょうどう) 立命館大学衣笠総合研究機構 e-mail: oshouedu@lt.ritsumei.ac.jp @は大文字になっています。 tel/fax: 075-465-1987 |
| 「まちづくり、地域づくりと人文社会科学」に参加します。 |
| 日時 | 2006年7月22日 午後2時開始予定 |
| 会場 | 龍谷大学深草キャンパス21号館101教室 (100名)
(13番の建物の1階)
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| プログラム | ■第一部シンポジウム ○司会 小長谷有紀(国立民族学博物館) ○パネリスト 籠谷直人(京都大学) 「近代日本における「地域」の創造」 松浦さとこ(龍谷大学) 「市民メディアで結ぶ生産者とグリーンコンシューマー - 川辺川・尺鮎トラストの事例から -」 田垣正晋(大阪府立大学)「障害者施策における、研究者、行政、住民のコラボレーショ ン」 ○ディスカッサント 環境研究の立場から:畔柳 剛(株式会社シーエーアイ) STS研究の立場から:平川秀幸(大阪大学) ■第二部 SNG(説得納得ゲーム)によるシンポジウム体験の共有(20〜30分) ○コーディネータ サトウタツヤ(立命館大学) ■第三部 懇親会(午後5時半頃より) すっぽん料理「近善」 |
| 発表要旨 | <松浦発表内容> 熊本県川辺川ダム建設反対漁師の運動支援のために、女性たちが尺鮎トラストの活動を立 ち上げ、電子ネットワークを介したコミュニケーションによって環境アドボカシーを行 い、消費者と生産者(漁師)を仲介し共有した意義を報告する。 <田垣発表内容> 身体障害者心理の研究で博士号。最近は同分野の方法論を研究。4年前から、近畿地方の 自治体の障害者施策、特に障害者計画作りに参加している。本来の専門領域ではなかった が、元々身体障害者の語りの研究をしてきたため、そこで培った方法論を応用できるよう になった。当日は、単なる内容紹介だけではなく、大学教員の自治体や住民との「付き合 い方」を考えてみたい。 <籠谷発表内容>明治期における「兵庫県」の県境をテーマに、境界線設定のポリティクスを検討する。特に、戦前期日本の兼任役員層の繋がりが、その地域の「財界」の存在を示唆するものと捉えて、その関係的なネットワークを検出していく。そして、この地域「財界」の存在とその広がりを通して県境の歴史的意義を考察したい。 |
| 主催 共催 世話役 |
日本学術振興会人文社会科学振興プロジェクト「関西人社実行プロジェクト」 龍谷大学社会科学研究所非営利放送研究会(松浦グループ) 日本学術振興会人文社会科学振興プロジェクト「ボトムアップ人間関係論の構築」 |
| お問い合わせ先 | 水月昭道(みづき しょうどう) 立命館大学衣笠総合研究機構 e-mail: oshouedu@lt.ritsumei.ac.jp @は大文字になっています。 tel/fax: 075-465-1987 |
| 「Greenhalgh先生講演会」 を行います。 |
| 日時 | 2006年6月2日 時間未定 |
| 会場 | 立命館大学 衣笠キャンパス 末川記念会館 ホール
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| 企画趣旨 | このたびロンドン大学のGreenhalgh先生が、東京で開催される心身医学会で講演されるために来日されるのにあわせて、ご好意により、京都でもご講演いただくことになりました。Greenhalgh先生は、「ナラティブ・ベイスト・メディスン―臨床における物語りと対話」("Narrative based medicine : dialogue and discourse in clinical practice(1998)")などの著作で知られる医学者であり、先生が提唱するNarrative Based Medicine(NBM)の概念は、医療のみならず、様々な分野に影響を与えている。
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| 主催 | 立命館大学人間科学研究所 日本学術振興会 人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業 「ボトムアップ人間関係論の構築」プロジェクト(代表:サトウタツヤ) |
| 質的研究講演会・第3回研究検討会 を行いました。 |
| くわしくはこちら |
| 取調べの可視化講演会・シンポジウム を行いました。 |
| くわしくはこちら |
| 日本心理学会第69回大会でワークショップ 「研究について研究協力者と対話することの意味と問題」 を行います。 |
| アーサー・フランク「病いと語り」講演会・シンポジウム を行いました。 |
| くわしくはこちらをご覧下さい |
| 他分野連携における医療人類学の可能性・講演会・シンポジウム を行いました。 |
| くわしくはこちらをご覧下さい |
| 日本発達心理学会第16回大会でラウンドテーブル 「日常生活の中の物語: alternative optionsの視点から」 を行います。 |
| 人文・社会科学振興プロジェクト研究事業公開シンポジウム 「平和構築とグローバル・ガバナンス」 のポスターセッションに参加 |
| ■ 「単位制高校の現状と課題」(オルタナティブ・オプションズ研究分科会企画) |
| ■ 日 時: | 平成17年1月19日(水) 18:30〜20:00 |
| ■ 場 所: | 立命館大学 創思館407 |
| ■ 講演者: | 市川一彦(長尾谷高校・京都分校長) |
| ■ 会の様子: | 本日は特別ゲストとして長尾谷高校京都分校教頭の市川先生にご発表いただいた。教諭の足立先生(理科)・武村先生(日本史)にもご出席いただいた。
学校法人=東洋学園・長尾谷高校 http://www.nagaodani.ed.jp/ は平成5年に生徒数130名で大阪に開校し、その後京都などに分校を展開するなどして現在では生徒数3600名を擁する通信制の単位制高校である。平成16年度から高大連携という仕組みで立命館大学との協力体制を築くことになった。 単位制高校とは文部科学省ホームページの「単位制高校について」によれば 「学年による教育課程の区分を設けず、決められた単位を修得すれば卒業が認められる高校です。昭和63年度から定時制・通信制程において導入され、平成5年度からは全日制課程においても設置が可能となっています」 とのことであり、3年間以上在学して74単位以上を取れば卒業できる。平成16年度までに全国で591校設置されている。 生徒の特徴としては、高年齢の向学心の強い方、独自の目標を明確に持っている方、中学・高校で挫折を経験した方、などが主な類型となる。もう少し具体的にはたとえば 40歳代の美容師で、休暇は月曜のみだがどうしても高校で学びたい、という人。 テニスや芸能など独自の道を究めたいが高校も卒業したいと思っている人。 不登校や留年などで全日制高校に通うことを断念した人。 である。生徒の特徴としては特に他の高校と異なるわけではないが、繊細すぎる敏感すぎる人がいないわけではないとのことである。 長尾谷高校の特徴としては、以下の4つがあげられる。1・開講科目数が多い。2・時間割が柔軟。3・行事が多い。4・進学率が高い。 また、長尾谷高校にはいくつも画期的な方針があるが、たとえば、ダンスコース、ミュージックコース、調理コース、美容コースなどのコース制をとっていることがあげられる。化粧禁止の高校さえある中で化粧について学ぶことで単位がとれるのである。また、調理などは京都衛生専門学校との連携があり、調理師の資格をとることもできる。 単位制高校に対しては「いつ来てもよいと人間的にルーズになるのではないか」「人間関係が希薄になるのではないか」という批判や疑問が寄せられることがある。3年間で30単位以上の特別活動に参加しなければならず、そうした機会に友人関係などを築くことも可能である。 また、進学についても疑問視されることもあるが、現在の長尾谷高校では広義の進学は7割程度になっている。中には京都大学・神戸大学・立命館大学に進学する例もある。 長尾谷高校は平成17年度以降京都造形大学と提携する予定であり、将来的には特区として通信制中学の設置も視野に入れるなど、大きな変革期にあるということである。 いずれにせよ、オルタナティブ・オプションズとして、全日制の通学高校以外のニーズが大きく、実質的な意味をもっていることがよくわかるご発表であった。 市川先生のご発表の後は、ディスカッションを行った。生徒の気質や教え方の難しさなど、様々な観点からの質問に対して、3人の先生方に真摯にお答え頂けた。長尾谷高校では全16名の先生方の仲が良すぎて生徒が嫉妬することさえあるとのことである。市川・足立・武村のみならず各先生の熱気とチームワークが学校や生徒たちを支えていることが想像できるようなご発表であった。 (サトウタツヤ記) |
| 国際シンポジウム お小遣いインタビューに見る子どもたちの生活世界 :韓国・中国・ベトナムの研究者は日本の子どもたちをどう見たか |
| ■ 公開シンポジウム「クリニカル・ガバナンス −よりよい人間関係とそれを実現する制度のあり方(医療の現場から)−」 に参加 |
| 日 時: | 平成16年9月28日(火) 13:00〜18:00 |
| 場 所: | 東京グリーンパレス「ふじ」 |
| 〒102-0084 東京都千代田区二番町2 TEL:03-5210-4600 | |
| 本事業の趣旨: | 本シンポジウムでは、人文・社会科学振興プロジェクト研究事業の研究の中から、よりよい人間関係とそれを実現するテーマとは、という問題提起について、特に「医療現場」を横断的テーマとして取り上げ議論します。 現代の医療現場には、様々な分野の研究者が多面的に取り組み、医療現場におけるアクター間の水平なコミュニケーションの実現、人材育成、NPO等の組織との連携を図っていくとともに、それらを支援する医療・健康・保健に関する新たな制度づくりを行う必要があります。本シンポジウムでは、そのような解決に向けた取り組みの方向性を「クリニカル・ガバナンス」という言葉で表します。取り組みの先に目指すのは「治す人と治される人」という関係でなく「共に治す人びと」という、医療現場におけるよりよい人間関係の構築とそれを実現する制度づくりです。 本シンポジウムでは、人文・社会科学振興のためのプロジェクトの研究活動により抽出された課題を紹介し、医療現場に携わっている専門家や皆さんと一緒に考えていきます。 |
| 連絡先 | 日本学術振興会 人文・社会科学振興プロジェクト研究事業企画委員会事務局 tel 03-3263-4645 |
| 詳細 | ホームページ |
| ■ 日本心理学会第68回大会でのワークショップ「ボトムアップ人間関係論の構築」 |
| ■テーマ | ボトムアップ人間関係論の構築 | |
| ■参加者 | ||
| 企画者 | サトウタツヤ (立命館大学) | |
| 司会者 | 高橋登(大阪教育大学) | |
| 話題提供者 | 西垣悦代(和歌山県立医大) | |
| 松嶋秀明(滋賀県立大学) | ||
| 溝上慎一(京都大学) | ||
| 指定討論者 | 辻内琢也(早稲田大学) | |
| ■企画趣旨 | ||
| ボトムアップ人間関係論とは、人間について考える際に、人間がいる場での活動のあり方、個人の考え・悩みなどを丁寧に観察(聞き取り)し描写することで考究していこうという立場である。法、医療、福祉、教育などの領域において現に存在する人間関係のあり方を考えることから一般法則を展望していくのが目的である。 周知の通り、自然科学の進歩を支えてきたのは観察の精度向上である。顕微鏡にしても天体望遠鏡にしても、それまでと異なる観察を生み出し、それが既存の理論で説明できないときに大きなブレイクスルーが生まれ、私たちの世界観や認識をも変えてきたと考えられる(最も有名なのは天動説から地動説へのシフト)。 同様に、人間に関する科学においても、多様な人間が多様な場面で行う活動について、その多様性を損なわない観察(や聞き取り)を行うことが、新しい人間観を切り開くであろう。 高等教育、医療、非行臨床という領域における具体的実践事例や調査の報告を交えながら、新しい領域の構築を目指して討論を行いたい。 |
||
| ■会の様子 | ||
![]() 企画者のサトウタツヤ氏 |
![]() 西垣悦代氏 |
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![]() 松嶋秀明氏 |
![]() 溝上慎一氏 |
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![]() 指定討論の辻内琢也氏 |
![]() 会場の様子 |
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| ■ 質的アプローチ研究会第5回公開研修会 |
| ■講師 | サトウタツヤ(立命館大学:『質的心理学研究』編集委員) |
| ■日時 | 2004年7月24日 土曜日18:15 - 20:30 |
| ■場所 | 第一オカモトヤビル会議室 港区虎ノ門1-1-24 第一オカモトヤビル4F 虎ノ門駅から0分という便利な場所です。地図は以下の通りです。 |
| ■定員 | 60名 (先着順) |
| ■受講料 | ¥ 1500 |
| ■申込み方法 | Eメールにて下記宛お願いいたします。 森下雅子 ma-ko@msh.biglobe.ne.jp * 終了後会費¥2500程度にて食事会を予定しています。参加ご希望の方はお申込みの際、お知らせください。 |
| ■テーマ | 「学融とは何か。そして、質的研究の評価を巡って」 |
| ■内容 | 「学融(transdisciplinarity)」とは何か。学範(ディシプリン)と学範が対立す
るのではなく、また、儀礼的無関心になるのでもなく、共通の問題解決のために
力を尽くすのが学融ということである。ちなみに、ディシプリンをセクターと読み替
えた場合には、セク融ということになる。教師、学者のようなセク融、行政と教師
でもいいが、異なるディシプリンを持った人たちが一つの問題解決を行うことであ
る。 また、あらゆる学問分野において、基礎と応用の序列の問題がおきている。より実 践的で生活に役立つ志向は「応用的」であるとされて一段低い評価を与えられがちで ある。このような状況を嘆いてみても始まらない。むしろ、実践的学知と専門的学知 を統合的に捉える理論的枠組みを構築することこそ重要であろう。ギボンスらが 科学社会学の文脈で提唱したモード論という考え方は、基礎−応用の不毛な二分法 を回避するための有効な手段となりうる。そこでは、あらゆる活動が知識生産として 概念化される。モードT的な知識生産とモードU的な知識生産が存在するだけで、 上下関係はないのだ。 さて、実践的な知識生産にあたっては、条件統制が難しいことから、量的研究に 「追い込める」ことはまれであり、質的研究が行われることが多い。このことは残余 カテゴリとして蔑まれるべきなのだろうか?そうではない。とはいえ、質的研究の方 法論、特に、評価方法の洗練がなければ、質的研究者だけの自己満足に終わってしま いかねない。そこで、この発表の後半では質的研究の特徴について述べた後で、評価 の問題についても触れてみたい。 |
| ■文献 |
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| ■企画・共催 | 立命館大学「ボトムアップ人間関係論の構築」研究会(日本学術振興会 人文社会科学振興のためのプロジェクト研究事業に参加しています)・質的アプローチ研究会 |
| ■会の感想1 | 以下、サトウタツヤ氏による講演を聞いて印象に残ったことを書いてみたい。 氏には、学範同士が対立ないし相互に無関心・没交渉になっており、 共通の問題解決のために機能していないのではという問題意識がある。 まず、「共通の問題」という言葉をおかだは生活世界で人びとが 実際にそれを生きている実践的な問題のことだなと「誤読」した。 また、氏は、より実践的で生活に根ずいた志向が「応用的」であるとされ、「基礎 的」 研究より評価が低いという「不毛な二分法」に対して、モード論を援用して、 実践的学知と専門的学知を統合的に捉える枠組みを構築することを目指す。 おかだは、モード論とボトムアップという言葉をデータ(現象)駆動型の研究のこと だなと誤読した。 社会学で言えば、計量・統計的な手法が、数学化できないはずのものまでも計量する 物象化を行なっているように、 心理学では、脱文脈的な実験研究というかたちの物象化がなされているので、 こうした知のボトムを現場(フィールド)に求めよという誘い、すなわち、 現実社会に基盤を持つ「ボトム」から始めようという誘いだなと「誤読」したのであ る。 今後は、氏の誘いに応じて、フットクークの良い研究者になりたいものである。(おかだ) |
| ■会の感想2 | 質的アプローチ研究会で佐藤達哉氏の「学融とは何か。そして、質的研究の評価を
巡って」という講演を聞いたが、前口上的に触れられた「ボトムアップ人間関係論の
構築」というプロジェクトも、この夜の講演内容も、日本語教育を専門としている私
にとっても大変共感できるものだった。学融のコツや学融と学際の相違も興味深かっ
たが、個人的には方法論の確立に留まらず評価の問題を取上げていたこと、サンプリ
ングのあり方も含めて具体的にその問題に対峙しようとしていた点が良いと思った。 全体的に好感がもて、参考になる話が多かったが、時々説明不足のせいで誤解を生 むのではないかと感じられる点もあったように思う。この感想ではあえてその点だけ を取上げたいと思う。 例えば、「学際」とは、"inter-"は「際」だから、際にあるもの同士のコラボレー ションということになる、という説明があった。しかし"inter-"は語義から言えば 「間」であって「際」ではない。けれども、二つの物の「間」に存在するということ は、それぞれの核である「中心」からは離れた場所にあるという言外の意味が生じる わけで、その意味では「際」であるというように言えるのは事実だ。従って "inter-disciplinarity"を「学際」とこれまでの研究者が訳してきたこと("inter= 際"であること)、また、その文脈からサトウ氏が学際を批判することには一理ある。 しかし「"inter-"は「際」だ」というだけでは、短絡的な聞き手にはサトウ氏 が"inter"の意味を曲解していると言われないかという危惧を覚えた。 また、"inter-disciplinarity" に対して"trans-disciplinarity"という言葉があっ て"trans-"を「融」と訳して「学融」という語を当てることを提案したい、というよ うな説明があったが、個人的には"trans-"と「融」にはニュアンスの違いがあるよう な気がしてしっくりこなかった。元々"trans-"というのはラテン語では、「移動する」 という意味の語なので、"trans-disciplinarity"という単語には、私は「二つ(以上) のものが融けあって一つになる」というイメージではなく、「二つ(以上)のものの 間を行ったり来たりする中で成り立っているダイナミックな実体」というイメージが ある。だから「融けあって一つになるのだ」と言われると、違うのではないかと感じ たのだ。この"trans-"のイメージは、「学範を交わる場を設定し、相互の背景を理解 する」ことが大事だという「モード論的パラドクス」のくだりで出てきた「場の設定」 にも関連する。そこでは「個々の核は不可欠で、その上でのコラボレーションなのだ」 ということが説かれていたので、やはり「融けあう」というイメージではないような 気がしたのである。 しかし「融」という言葉について、あるいは「融ける」ということがどういうこと が考えてみると(例えば、原子核の衝突で衝突前よりも原子番号の大きな元素を生ず るという「核融合」という現象などを考えると)、学融のイメージに融を使うのは悪 くないのかもしれないと考えたりした。それにしてもやはりなぜ「融」なのかという こと、あるいは「融ける」といった時にサトウ氏がイメージしていることをもう少し 明確に提示した方がわかりやすいのではないかという印象を受けた。 質的研究の方法論という理論をきちんと確立することは研究の評価という意味でも 非常に重要だと思うのだが、誤解を生まないような理論の記述の仕方というのもポイ ントになってくるように思う。(小澤) |
| 公開研究会 環境教育における |
| ■ | 日時 | 2004年5月16日(日曜) 午後1時半から午後4時まで | |||||||||||||||||
| ■ | 場所 | 立命館大学大阪オフィス | |||||||||||||||||
| ■ | 発表者 | ||||||||||||||||||
| 話題提供者 | 杉浦淳吉(愛知教育大学・家政教育講座) | ||||||||||||||||||
| ─説得納得ゲームという発想;環境教育におけるゲーミングの開発 | |||||||||||||||||||
| 川野健治(国立精神・神経センター精神保健研究所) | |||||||||||||||||||
| ─説得納得ゲームの「転用可能性」 | |||||||||||||||||||
| 指定討論者 | 岡本拡子(高崎健康福祉大学短期大学部児童福祉学科) | ||||||||||||||||||
| 司会 | サトウタツヤ(立命館大学) | ||||||||||||||||||
| ■ | 企画趣旨 | ||||||||||||||||||
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杉浦氏が環境教育に資する目的で開発している説得納得ゲームについてその概要を学ぶ(一部実習あり)とともに、ゲーミングという手法がどのような領域に転用可能なのかを考える。STSの文脈からは、今日の市民参加・市民理解が必要な諸問題の理解を促進するために、講演会や講習会ではなく、ゲーミングという形が有効かどうか、あるいは、どのような限定が必要なのかを考えてみたい。
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| ■ | 企画 | ||||||||||||||||||
| 主催 | 立命館大学人間科学研究所 「ボトムアップ人間関係論の構築」プロジェクト (「ボトムアップ人間関係論の構築」は日本学術振興会人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業に参加しています。) |
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| 共催 | 日本心理学会フィールド心理学研究会 | ||||||||||||||||||
| ■ | 議論 | ★現在こちらの掲示板で、本企画の議論を行っております。 (掲示板を使用するにはID・パスワードが必要です) |
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| ■ | 会の様子 |
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体験記 文責 宮下 太陽(立命館大学文学部4回生) 2004年5月16日日曜日に立命館大学人間研究所公開企画である ―「環境教育におけるゲーミング(特に説得納得ゲーム)の実際─その内容・効果と転用可能性を巡って─」で考えるグリーンコンシュマーの普及― というワークショップに参加した。当日はあいにくの雨にもかかわらず九州や長野など遠方からもたくさんの方々が会場に来られていた。
企画は、杉浦先生が開発した「説得納得ゲーム」を実際に体験することから始まった。まず、参加者は市民が実行できる環境によい具体的なアイディアを考え、そのアイディアをなるべく多くの人たちに実行してもらうためにそのアイディアのセールスポイントを考えた。次に、参加者たちを2つのグループに分けて10分間ずつ交互に説得する側、説得される側になり「説得納得ゲーム」を行った。ゲームという枠組みの中で、自分の説得の仕方がだんだんうまくなっていくことを実感でき、またいろんな人の様々なアイディアや説得の仕方などを体感することができてとても勉強になった。ゲーム後、杉浦先生は環境教育への「説得納得ゲーム」導入やその他の分野への応用の可能性を語られ、それを受ける形で川野先生からは子育て支援場面への「説得納得ゲーム」の転用可能性、そして岡本先生からは保育の場への転用可能性が語られた。
実際にゲームを体験することで、その後の内容もとてもわかりやすくなり、後も会場からはたくさんの建設的な質問が飛び交った。「説得納得ゲーム」の重要性と現状の課題が実感できた非常に充実したワークショップだった。
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| 公開講演会 個性化が意味するもの −日本の幼児教育の多様性と変化 |
| ■日時 | 2004年6月20日(日曜) 午後3時から午後5時まで | ||||
| ■場所 | 大阪教育大学天王寺キャンパスミレニアムホール | ||||
| ■講演者 | スーザン・ハロウェイ(カリフォルニア大学バークレー校準教授) | ||||
| 司会 | 高橋登(大阪教育大学) | ||||
| ■企画主旨 | 日本の幼児教育では,子ども達が集団の一員として活動できるようになるよう援助することが非常に重視されています。けれども同時に,そうした目標を達成するためにどういった能力を身につけることが必要であるのかという点に関しては,教育関係者の間に様々な考え方があります。ここでは,関西を中心として行った,公・私立合わせての幼稚園のインタビューと観察の結果に基づいてお話ししたいと思います。それぞれの幼稚園では,保育を観察し,園長先生にインタビューを行いました。インタビューでは,園の目標,教師の役割として考えていること,カリキュラム,クラス運営の方法,保護者に対する見方などについてお話をうかがいました。 観察とインタビューから,訪問した幼稚園は,子ども同士の関係の確立をもっとも重視する関係重視型,子どもが身につけるべき様々な技能を重視する役割重視型,子どもの自発的な活動を重視する子ども重視型という3つのタイプに分類することが可能でした。それぞれのタイプの幼稚園は,園長先生の教育哲学やカリキュラム,教師の役割,クラス運営などの点で共通性があります。そして,それは日本の中にある子どもの発達と教育,子育てについての様々な(そしてときには相互に矛盾するような)文化的信念を反映したものであると考えられます。日本の幼児教育は私には一本のしめ縄のように思われます。遠くから見れば一本の縄でありながら,近寄ってみればそれは別々の藁束から編み上げられています。しかも全体としては強い安定感を保ちながら,じっと目をこらして要素となっている一本一本の縄をたどると,そこにはダイナミックな動きを見て取ることができるのです。そして,それらのいずれもが日本における幼児教育についての文化的な信念を反映したものなのです。 | ||||
| ■講演者について | 1976 年にカリフォルニア大学サンタクルーズ校で学士号を取得した後,1983年にスタンフォード大学で博士号を取得し,現在はカリフォルニア大学バークレー校教育学部準教授。専門は発達心理学・幼児教育であり,特に親の養育と文化の関係について研究を行っている。大学院時代の指導教官は親の養育態度に関する日米比較研究で有名な故ロバート・ヘス教授であり,ハロウェイ氏もアメリカ側のメンバーとしてプロジェクトに参加している。このプロジェクトの成果は東洋・柏木恵子・R.D.Hess著「母親の態度・行動と子どもの知的発達日米比較研究」(東大出版会)としてまとめられている。 主著は「Contested Childhood: Diversity and Change in Japanese Preschool」。日本の幼稚園へのフィールドワークに基づいて書かれた本で2001年にRoutledge>社から出版され、先頃北大路書房から翻訳が出版されました。 | ||||
| ■企画 | |||||
| 主催 | 教育心理学会2003年ポストカンファレンス・関西心理学会談話会 | ||||
| 共催 | 立命館大学人間科学研究所 「ボトムアップ人間関係論の構築」プロジェクト (「ボトムアップ人間関係論の構築」は日本学術振興会人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業に参加しています。) 大阪教育大学心理学教室・大阪教育大学幼児教育教室・関西心理学会 |
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| ■会の様子 |
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| ■会の内容 | |||||
ハロウェイ氏が90年代半ばに日本の幼稚園で行ったフィールドワークの成果について発表を行った。ハロウェイ氏は日本の幼稚園の教育方針には、関係重視型・役割重視型・子ども重視型の3つのパターンがあることを指摘した。なお今回の発表の内容は「ヨウチエン」として翻訳がなされ出版されている。 |
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| 佐藤達哉氏が朝日新聞の取材でボトムアップ人間関係論について答えました(2003, 7,30) |
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