立命館大学人文科学研究所は、グローバリズムが、政治や経済、文化や社会の諸領域に生み出している諸問題を理論的に解明し続けています。

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2011年度 研究会一覧

グローバル化と公共性研究会

2011年度の総括

本プロジェクトは、2011年度に「東アジアの市民社会形成とグローバル化」研究を課題として設定した。その目的は、グローバル化をリージョナル化としてとらえ、特に東アジア地域形成の社会的側面に注目し、その側面からリージョン内連携の課題を考察するものである。とくに、この地域が安定したサスティナブルな社会発展を目指すための公共圏形成の可能性を本研究プロジェクトは追求するものである。この目的に沿って研究会(計6回)を開催した。

また、今年度最大の行事として、3月24日、25日の2日間にわたって、「転換期の東アジア」を統一テーマとして、国際シンポジウムを開催した。東アジア地域の経済的発展と社会的発展の関連性と、それにかかわる問題について議論、検証するために提言者として、中国、韓国、香港、台湾、イギリス、オーストラリア、デンマークから21名の研究者を招聘した。本大学からも多くの先生や院生・学生、また他大学の先生も含め約100名を超す参加者があり、活発な議論、意見が交わされた。なお、この国際シンポジウムは人文研の「グローバル化と公共性」研究会が、毎年イギリス・ランカスター大学、韓国・中央大学、中国・曁南大学と共催しているもので、すでに4年が経つ(その成果は、人文研叢書『グローバル化の現代』全2巻、お茶の水書房、2009年、として公表)。今回は立命館大学が開催責任校となったものである。そして、今回は産業社会学部との共催となり、社会発展において市民社会の発展がどのような役割を各国で果たしているのかというテーマも検討された。そうした研究者も参加し、あらためて来年度は中国・曁南大学、再来年度は韓国・中央大学で引き続き国際シンポジウムを開催しながら、継続して共同研究を進めていくことが確認された。

開催日時 国際地域研究所「途上国研究会」研究会共催
2012年3月6日(火)15:00~17:30 学而館第2研究会室
テーマ 「東アジアにおける越境的なリージョナル放送空間の構築」
報告者(所属) 玄武岩 (ヒョン・ムアム)
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授
開催日時 国際地域研究所「途上国研究会」研究会共催
2012年1月20日(金)15:00~17:00 学而館第3研究会室
テーマ 「東アジア地域統合に対する日本政府の政策姿勢と今後望まれる方向性」
報告者(所属) 山下 英次(大阪市立大学名誉教授)
開催日時 2011年12月2日(金)16:30~18:00 人文研会議室(修学館2F)
テーマ 「グローバル化と国家論の課題」
報告者(所属) 中谷 義和(法学部特任教授) 
開催日時 2011年10月7日(金)15:00~17:00 人文研会議室(修学館2F)
テーマ 「韓国の社会的企業」
報告者(所属) 秋葉 武(産業社会学部准教授) 
開催日時 国際地域研究所「途上国研究会」研究会共催
2011年7月25日(月) 16:30-18:00、学而館第3研究会室
テーマ 「コスモポリタン・デモクラシー論の課題-「移行理論」を中心に-」<
報告者(所属) 杉浦 功一(和洋女子大学准教授)
開催日時 2011年6月24日(金)15:00~17:00 人文研会議室(修学館2F)
テーマ 「日本、韓国、カナダにおける青年の比較ボランティア研究:市民社会とボランティア問題」
報告者(所属) 小澤 亘(産業社会学部教授) 
共催 東西比較市民社会研究会

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