研究会報告 2006年度
グローバル化と公共性研究会
2006年度の総括
本研究会は、グローバル化が進む中で公共性という視点からグローバル民主性の可能性をリージョンとの関連において探るものであり、本年度は特に、グローバルな民主制とは何かという理論的な議論に今一度立ち返りながら、さらに各リ-ジョン、あるいはグローバルレベルでの個別課題について意識的に検討してきた。グローバル化は複雑な過程である。現在は新自由主義的なグローバル化の流れが強いが、その反発も社会運動として進んでいる。いま問われているのはどのようなグローバル化なのかである。また他方で、グローバル化は現実にはリージョナル化として進んでおり、そのグローバル化のあり方、また課題も違う。これらをあらためて本年は確認した。こうしたなかで、徐々にリージョナルごとの違いが見え始めてきたこと、またどのようなグローバル化なのかについての一定の知見を得た。
2009年をめざした本(全3巻)の公刊準備も順調に進んでいる。
研究代表者:産業社会学部教授 篠田 武司
開催日 | 2006年4月21日 |
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テーマ | ランカスター大学との共同研究の進め方について |
報告者(所属) | 中谷 義和(法学部教授) 篠田 武司(産業社会学部教授) |
開催日 | 2006年6月16日 |
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テーマ | 『グローバル化と日本の課題』 |
報告者(所属) | 高橋 伸彰(国際関係学部教授) |
開催日 | 2006年7月21日 |
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テーマ | (1)ウルリッヒ・ベック(本前利秋・中村健吾訳) 『グローバル化の社会学』(国文社、2005年を読む (2)デビッド・ヘルド(中谷義和・柳原克行訳 『グローバル社会民主政の展望―経済・政治・法のフロンティア』(日本経済評論社、2005年)を読む |
報告者(所属) | (1)関口 剛(社会学研究科) (2)岩満 賢次(社会学研究科) |
開催日 | 2006年12月15日 |
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テーマ | 「再生可能エネルギー普及政策:ドイツの試み」 |
報告者(所属) | 大島 堅一(国際関係学部助教授) |
開催日 | 2007年1月31日 |
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テーマ | 「社会階層と社会参加 ─ 社会的地位と組織のメンバーシップ ─」 |
報告者(所属) | 中井 美樹(産業社会学部助教授) |
開催日 | 2006年2月13日 |
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テーマ | 「アジアの米軍と女性の平和運動」 |
報告者(所属) | 秋林 こずえ(国際関係学部助教授) |