紀要 16巻3号 2005年2月
 
目次 執筆者一覧
 
特集 春季企画/連続シンポジウム
先住民という言葉に内実を与えるために


シンポジウムT
  伝統は近代を変えることができるか
―「野生の思考」の挑戦―
渡辺 公三 (3)
  採集狩猟民の伝統と近代 池谷 和信 (5)
  アイヌの生態環境知識の再構築 岩崎・グッドマン まさみ (13)
  モンゴル遊牧民における伝統のグローバリゼーション 小長谷 有紀 ( 19)
  コメント 大村 敬一/遠藤 彰
春山 貴子/スチュアート・ヘンリ
( 27)
       
シンポジウムU
  先住民の権利と法
―近代の力を逆手にとる―
崎山 政毅 ( 43)
  先住民族問題は何を語るか 太田 昌国 ( 49)
  先住民族の権利と自決権否定の論法 手島 武雅 ( 57)
  差異を愛する権利
―「イヌイトの知識]が主張する野生の秩序―
大村 敬一 ( 77)
       
シンポジウムV
  国語学とアイヌ語学の分岐点
―金田一京助と知里幸恵―
西  成彦 ( 87)
  忘れられた書物
―知里幸恵編著『アイヌ神謡集』―
丸山 隆司 ( 91)
  「帝国大学言語学」の射程
―上田万年から金田一京助へ―
安田 敏朗 (101)
  知里真志保の日本語訳におけるオノマトペに関する試論 佐藤=ロスベアグ・ナナ (113)
  質疑応答   (127)
       
シンポジウムW
  同時代人としての知里幸恵と宮沢賢治
―はじめに―
中川 成美 (143)
  宇宙の中心に立つ知里幸恵と宮澤賢治の姿勢 池澤 夏樹 (145)
  『アイヌ神謡集』と賢治の童話
―鬼神・魔神・修羅の鎮魂―
秋枝 美保 (157)
  国境と詩のことば
―宮沢賢治と知里幸恵―
坪井 秀人 (169)
  討論   (185)
  凝固する近代(文化理論研究)
−はじめに−
向井 俊彦  (191)
  (インタビュー)歴史と向き合うということ
―ドイツ史家,歴史教育者,そして日本の市民として―
末川  清
小澤 卓也
(193)
 

オランダ・エリアス学派
―苦悶する1980年代―

市井 吉興 (215)
       
研究ノート
  ヴェーバ―の「価値自由性」再考
―ホルクハイマーの解釈を参照点にして―
尾場 瀬一郎 (227)
       
個別論文
  武田泰淳と胡適
―『十三妹』を中心に―
郭  偉 (237)
       
研究ノート
  チョムスキー:最適性理論と構造主義をめぐって 三宅 正隆 (251)


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