紀要 19巻3号 2008年2月
 
目次 執筆者一覧
 
特集1
連続講座「国民国家と多文化社会」第16シリーズ
「帝国の孤児たち─20世紀の日本語作家」
  はじめに 中川 成美 pp. 1 - 2
 
第1回 西欧 帝国の影のもとに
 
  「巴里の林芙美子」 今川 英子 pp. 3 - 8
  在欧左翼知識人の軌跡 中川 成美 pp. 9 - 17
  コメントおよび質疑応答 ジョアン・クインビー
松枝 誠(コメント)
pp. 19 - 31
 
第2回「米軍再編」と沖縄『Marines Go Home』上映会およびシンポジウム
 
  「米軍再編」と沖縄 対論 藤本 幸久
本橋 哲也
pp. 33 - 40
  コメントおよび質疑応答 友田 義行
萩原 一哉(コメント)
pp. 41 - 51
 
第3回 アジア 上海の養女たち
 
  「帝国」の転覆を試みた孤児,「自己」実現を全うした養女
―田村俊子―
劉 建輝 pp. 53 - 60
  林京子の上海・女たちの路地
―アジールの幻想―
菅 聡子 pp. 61 - 69
  コメントおよび質疑応答 花ア 育代
日比 嘉高(コメント)
pp. 71 - 86
 
第4回 朝鮮 遺された手紙:李良枝
 
  遺された手紙 西 成彦 pp. 87 - 90
  帝国の養女の里帰り 藤井 たけし pp. 91 - 100
  故郷・言語・身体 金 友子 pp. 101 - 103
  つけられたいくつもの名前
―李良枝『由熙』をあとがきから読み直す―
寺下 浩徳 pp. 105 - 108
  夢の母語,幻の祖国 岡 真理 pp. 109 - 116
  質疑応答 西 成彦/藤井たけし/金 友子
寺下浩徳/岡 真理
pp. 117 - 122
       
特集2 
プロジェクト創生企画
国際日本文化学術交流会
  80年代の伊藤比呂美「女性詩」対「フェミニスト詩」
―女の身体・パフォマンス・エクリチュールフェミニン―

Joanne QUIMBY pp. 123 - 137
  high胎動
―森万紀子の『黄色い娼婦』―
Jason HERLANDS pp. 139 - 157
  コメントおよび語り 中川 成美(コメント)
高橋 光子(語り)
pp. 159 - 172
       
特集3
2006年度プロジェクトA4
国際日本文化研究理論研究会
  「国民のトラウマ,世界のアレゴリー」解題 北野 圭介 pp. 173
  国民のトラウマ,世界のアレゴリー
― 田壮壮ティエンチュアンチュアン『青い凧』における集合的記憶の再構築―
張 旭東
篠木 涼
高橋 慎一(訳)
pp. 175 - 191
       
個別論文
  P. ツェラン:「神」と,死者との対話
「死のフーガ」
旧約聖書,カバラ,神話から
野口 崇子 pp. 193 - 219
  フランス・オペラの誕生 その三 内藤 義博 pp. 221 - 234


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